1990年代に「金融ビッグバン(大規模な規制改革)」を政府に進言した経済学者で慶応大名誉教授の池尾和人(いけお・かずひと)氏が2月21日午後10時1分、がんのため東京都内の自宅で死去した。68歳だった。告別式は近親者で行う。喪主は妻、愛子さん。
その他 マクロ経済・経済政策 【経済学者による緊急提言】新型コロナウイルス対策をどのように進めるか? ―株価対策、生活支援の給付・融資、社会のオンライン化による感染抑止― March 17, 2020 新型コロナウイルス 経済政策 財政政策 金融危機 政治 IoT 持続可能社会 新型コロナ:経済政策 <発起人> 小林慶一郎 佐藤主光 <賛同者(五十音順・2020年4月12日現在)> 青木玲子 / 井伊雅子*1, 3 / 池尾和人*5 / 伊藤元重 / 乾友彦 / 岩井克人*8 / 大垣昌夫*5 / 大津敬介 / 岡崎哲二*5 / 小川 一夫 / 奥野正寛*5 / 小黒一正*5 / 小塩隆士 / 嘉治佐保子/ 神谷和也 / 川口大司 / 木村福成 / 清滝信宏 / 工藤教孝*1, 5 / グレーヴァ香子/ 黒田祥子 / 小峰隆夫*5 / 小西秀男 / 西條辰義 / 齊藤誠*5,
R-2021-052 筆者は、1月18日に自民党の財政政策検討本部[1]の会合に出席し、信用創造の仕組みについて報告した。MMT(現代貨幣理論)に近い参加者が多いとされる同本部で、3年前に執筆したレポートで筆者が「通説よりも実態に即したもの」と評した[2]MMT派の信用創造論について解説したことになる。筆者の基本的な理解は3年前から変わっていないが、今回はバランスシート(以下、B/S)を図式化したTバランスを使って説明したので、ずっと理解し易いものになったと思う。なお、この会合では、必ずしもMMT派の主張ではないが、日本国内に拡がっている「日銀が国債を買入れれば、国債の償還負担はなくなる」という誤解を正す説明も行なった。こちらもTバランスを使うことで明快に説明できるからである。以下では、この時の筆者の説明について、解説を加えながら紹介し、読者の理解に資することとしたい。 信用創造の理解:貸
<加筆にあたって> この記事は僕が大学生の頃に書いた記事を加筆修正したものです。元記事は掲載後も数年にわたり読まれて100万PVを超え、そこから生まれた人間関係を通して僕自身にも大きな影響を与えました。 僕は今年で社会人10年目になります。その間外資系コンサルタント、IT企業の経営企画担当、ベンチャー企業CFO等色々とやってきましたが、ここで書いた内容やそれに基づいて自他に課してきた取り組みは正しかったと今も思います。 10年間で僕の中の重点が変わったり考えが進化した部分もありますが、反転したり捨てた考えはなかったので基本的に当時のメッセージを残した上で、参考情報のアップデートや追記を中心に更新しました。 いま世界中で発生している新型コロナウイルス(COVID-19)感染症騒動は、単なる致死性の高い風邪の流行に留まらず、数年にわたる世界的な経済停滞を引き起こし、僕たちの就職や転職、仕事や働
1936年生まれ。2012年から20年まで、安倍晋三内閣の内閣官房参与を務めた。エール大学名誉教授、東京大学名誉教授。著書に「アメリカは日本経済の復活を知っている」(講談社)、「エール大学の書斎から 経済学者の日米体験比較」(NTT出版)など多数。 ■「なぜ経済政策を誤るのか」答えをさがして ――浜田さんの著書「21世紀の経済政策」は600ページを超える大著となりました。しかも、世界と日本の政策当局者、経済学者、経済評論家、政策アドバイザーなど総勢89人に直接インタビューし、議論したものを構成したものです。ジャーナリストが手がけるならともかく、一線の学者である浜田さんが直接聞き取りしたことに驚きました。膨大な作業ですが、動機は何だったですか? 本をまとめるに至った、いちばん初めの問いは「政府が経済政策を誤るのは、政策担当者が個人や組織の利害にこだわるためか? それとも、経済論理に無知である
R-2021-052 筆者は、1月18日に自民党の財政政策検討本部[1]の会合に出席し、信用創造の仕組みについて報告した。MMT(現代貨幣理論)に近い参加者が多いとされる同本部で、3年前に執筆したレポートで筆者が「通説よりも実態に即したもの」と評した[2]MMT派の信用創造論について解説したことになる。筆者の基本的な理解は3年前から変わっていないが、今回はバランスシート(以下、B/S)を図式化したTバランスを使って説明したので、ずっと理解し易いものになったと思う。なお、この会合では、必ずしもMMT派の主張ではないが、日本国内に拡がっている「日銀が国債を買入れれば、国債の償還負担はなくなる」という誤解を正す説明も行なった。こちらもTバランスを使うことで明快に説明できるからである。以下では、この時の筆者の説明について、解説を加えながら紹介し、読者の理解に資することとしたい。 信用創造の理解:貸
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