並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 11 件 / 11件

新着順 人気順

浦賀和宏 安藤直樹シリーズの検索結果1 - 11 件 / 11件

  • 浦賀和宏 - Wikipedia

    浦賀 和宏(うらが かずひろ、1978年12月8日 - 2020年2月25日[1])は小説家、推理作家。神奈川県出身。本名は八木 剛(やぎ つよし)[2]。 経歴[編集] 1998年に『記憶の果て』で第5回メフィスト賞を受賞しデビューする[3]。青春小説、SF、ミステリの要素が混交された独特のプロットは、京極夏彦に「多くのジャンルの新たな可能性を悉く内包して」いる「先行作品に対する敬意ある挑発」と評され、同時刊行の『Jの神話』(乾くるみ)、『歪んだ創世記』(積木鏡介)と共に、メフィスト賞をミステリ一辺倒の賞ではないということを(良くも悪くも)印象づけることになった。 「笑わない名探偵」安藤直樹を主役に据えた同シリーズはその後もジャンルと距離を測るような進行を見せたが、『透明人間 UBIQUITY』で一時中断され、以降は松浦純菜・八木剛士シリーズの執筆を開始、ここでも先行作品や現実世界の趨勢

    • この世の全てはこともなし : メフィスト賞についてのあれこれ まとめ

      2012年07月25日19:08 メフィスト賞についてのあれこれ まとめ カテゴリ雑談メフィスト賞 ブログネタ:書籍あれこれ に参加中! (´・ω・`)「今回は『メフィスト賞についてのあれこれ」のまとめをしたいと思います」 (;`・ω・´)「読み易いように、1〜4をくっつけただけなんですけどね。それでは、どうぞ!」 ※最後に調べたデータを書いていますので、メンドイ方は最後に飛ぶことをオススメします。 【第0回】京極夏彦 『姑獲鳥の夏』で1994年8月でデビュー。 ・1996年 「魍魎の匣」で日本推理作家協会賞 ・1997年 「嗤う伊右衛門」で泉鏡花文学賞 ・2003年 「覗き小平次」で山本周五郎賞 ・2003年 「後巷説百物語」で直木三十五賞 ・2011年 「西巷説百物語」で柴田錬三郎賞 1994年のゴールデンウィークに「小説書いちゃったからもったいない」という軽い気持ちで、威張った編集者

      • 雑巾雑記帳

        2023年も終わりということで、この1年やったこととか、ハマっていたことを書いときます。 ◆同人誌の頒布 そういえばブログには告知を出していなかったのですが、11月の東京コミティアでひっそりと同人音楽に関する同人誌を頒布していました。 この秋10年ぶりに参加したM3のレポートとか、そこで出会ったある作品の感想などを書いたものです。A5サイズで24ページ、文字数は1万字くらい、価格は100円。 もともとは違う内容の同人音楽本を作ろうとしてたんですが、締切に間に合わなくなったので、ボリュームが少なくても本として成立する内容に変更して制作した、という感じです。 短い期間で制作したわりには書きたいことはしっかり書けたし、届くべきところに届いてくれたので、作って良かったなと思います。あまり積極的な告知をしなかったのですが、手に取ってくれた皆さん、ありがとうございました。 表紙の絵を描いていただいた鳴

        • 辰巳四郎 - Wikipedia

          辰巳 四郎(たつみ しろう、1938年3月24日 - 2003年11月5日)は、日本のイラストレーター、装幀家[1]。イラスト、ポスター、ブックデザイン、舞台美術など幅広く活動[1]。娘はイラストレーターの辰巳(藤森)玲子、姪はシンガーソングライターの椎名林檎[2]。 人物・作風[編集] 早稲田大学法学部卒業後、武蔵野美術大学に学んだ。ペン・鉛筆・筆・エアーブラシ等を使い、ヒヤリとした雰囲気の中に見る者を引きつける抽象画、緻密でありながら大胆なリアルイラストレーション、装幀では多重露光を用い、写真とイラストをフィルム上で合成するなど、常に新しい表現に挑戦しながら多種多様な作品を発表した[3]。 電通に勤務していた頃から優れたブックデザイナーとして知られ、独立後はフリーのイラストレーターとして広告・エディトリアルなどを手掛け、晩年はデザイナーとして小説のブックカバーや装幀・装画の分野でも第一

          • 『彼女は存在しない』浦賀和宏 どの「彼女」が存在しないのか? - ネコショカ(猫の書架)

            浦賀和宏、初の非講談社系作品 2001年刊行作品。作者の浦賀和宏(うらがかずひろ)は1978年生まれ。1998年の『記憶の果て』で第5回メフィスト賞を受賞してデビュー。ちなみに、メフィスト賞デビューの同期生としては、乾くるみ『Jの神話』、積木鏡介『歪んだ創世記』がある。 多くの作品を世に送り出したが、残念ながら2020年に41歳の若さで早逝されている。 本作は浦賀和宏としては第7作目の作品であり、当時としては初の非講談社系作品でもあった。 彼女は存在しない 作者:浦賀 和宏 幻冬舎 Amazon 幻冬舎文庫版は2003年に登場している。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) 作者に見事に騙されてみたい方。騙されないぞ!と気合を入れてミステリ作品を読んでみたい方。心理サスペンス的な要素の強いミステリがお好きな方。安藤直樹も、八木剛士も出てこない、ノンシリーズ系の

              『彼女は存在しない』浦賀和宏 どの「彼女」が存在しないのか? - ネコショカ(猫の書架)
            • コンバンハチキンカレーヨ再: 浦賀和宏

              京極夏彦の推薦文をもって浦賀和宏は「記憶の果て」で1998年2月に第5回メフィスト賞作家としてデビュー。同年9月には2作目「時の鳥籠」を、翌年には「頭蓋骨の中の楽園」を発表し、これを初期三部作とし安藤直樹シリーズを確立した。 さらに安藤シリーズは続き、4作目となる「とらわれびと」では『妊娠した男たちが失踪する』という京極夏彦を彷彿とさせるテーマを出し、同時にこのころから悪い癖が出始める。シリーズ番外編となる「記号を喰う魔女」で孤島としておきながらカニバリズム論を展開し、後々の作品までこのテーマは引き継がれ、ファンの一部では、新刊ではどのように人が調理されるかを待つのが楽しみとされた。 デビューから7年になるが、この間で一番調子が良かったのは2002年だろう。2001年にデビュー作「記憶の果て」を全面改稿し文庫化。シリーズ外である「彼女は存在しない」「眠りの牢獄」の発表で大きな成長を見せると

              • 『記憶の果て』浦賀和宏 第5回メフィスト賞受賞作 - ネコショカ(猫の書架)

                追悼 浦賀和宏 ミステリ愛好家の方であれば既にご存じかと思うが、浦賀和宏(うらがかずひろ)の死去が報じられた。死因は脳出血。デビューから20年以上経つので、けっこうな年齢なのかと思っていたら、なんと1978年生まれ。まだ41歳の若さである。いくらなんでも早すぎる。 本名:八木剛にも驚かされた。これは、松浦純菜・八木剛士シリーズの八木剛士とほぼ同じである。もともと浦賀和宏の諸作品は、作家の姿が色濃く投影されているものが多かった。特にこのシリーズはその傾向が強いのかもしれない。 1998年のデビューから20年が経過。数多のメフィスト賞作家が筆を折っていく中、未だに作品を世に出し続けていただけに本当に残念でならない。 とはいえ、わたし自身、ここ十年ほどは浦賀作品からは離れていた。贖罪というわけでもないのだが、浦賀作品について、まずは安藤直樹シリーズの感想を当ブログではお届けしていければと考えてい

                  『記憶の果て』浦賀和宏 第5回メフィスト賞受賞作 - ネコショカ(猫の書架)
                • メフィスト賞大特集!|講談社ノベルス|講談社文芸第三出版部|講談社BOOK倶楽部

                  「メフィスト賞という迷路」 汀こるもの 改めて語れと言われても、ニートに毛の生えた程度の派遣奴隷だったこるものさんがヤケクソでTHANATOSを1度に5作投稿してすっかり忘れて6作目を書いてる最中に座談会の電話がかかってきた話は既に幾度となく語っているのです。 だからたまには読書の話をしましょう。 ぼっちだったこるものさんは高校時代は角川系の国内ファンタジー、いわゆるライトノベル系をとりあえず手に入る順に乱読していましたが、大学に入ってやっと友達ができたので世間の流行というものを知りました。 そう、1994年、京極夏彦さんがデビューしていたのです。 「よく知らないジャンルを友達が無理矢理貸してくる」という経緯でミステリ界に足を踏み入れ、メフィスト賞の存在を初めて知ったのがこの辺。 そして1999年。第13回メフィスト賞『ハサミ男』出版。 ……全部チェックしてたわけではないので気づいたらもう

                  • 2008-03-01 - ほんのひとこと:メフィスト賞作家の位置づけ

                    ずいぶん前にやったんですが、あれから数年、読書傾向も変わってきているのでまたやってみることにします。 メフィスト賞出身作家も38人になり、それぞれの作家に対する自分の中での位置づけを再整理してみようという勝手な企画。全部で6つのカテゴリに分類してみました。自分の中でだいぶ絞られてきた感じですかね。 ※カッコ内の数字は読了数。コンプリートは☆マーク。 <新作は必ず読む> 殊能将之(7☆) 氷川透(8) 石崎幸二(5☆) 舞城王太郎(10☆) 北山猛邦(5) お気に入り度が一番高いこのカテゴリ。いわゆる"作家買い"しちゃう作家。 まずは何と言っても殊能将之。とにもかくにも好きな作家。早く新作書いて! 氷川透は最近音沙汰なしなのが気になるところ。作品も地味だけどなんか好きなんです。石崎幸二は5年ぶりの新刊が出た勢いに乗って、ミリユリシリーズ新作に期待。舞城王太郎はファン度高し。奈津川シリーズ早く

                      2008-03-01 - ほんのひとこと:メフィスト賞作家の位置づけ
                    • 『こわれもの』浦賀和宏 終盤の怒涛の展開に驚かされる一作 - ネコショカ(猫の書架)

                      浦賀和宏の初徳間作品 2002年刊行作品。 デビュー作の『記憶の果て』以降、主として安藤直樹シリーズを中心に執筆活動を続けてきた浦賀和宏(うらがかずひろ)だが、2001年の『眠りの牢獄』『彼女は存在しない』あたりから、非安藤モノも書くようになってきた。『こわれもの』は、非安藤シリーズとしては三作目の作品となる。 こわれもの (トクマ・ノベルズ) 作者:浦賀 和宏 徳間書店 Amazon 文庫化されたのはかなり後のことで、徳間文庫版は2013年になってやっと刊行された。 こわれもの (徳間文庫) 作者:浦賀 和宏 徳間書店 Amazon 浦賀和宏は2020年の2月に脳出血のため41歳の若さで早逝されている。このためかどうかは不明だが、2020年の6月には徳間書店から、新装版が登場している。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) 講談社系以外の浦賀和宏作品を読んで

                        『こわれもの』浦賀和宏 終盤の怒涛の展開に驚かされる一作 - ネコショカ(猫の書架)
                      • 『眠りの牢獄』浦賀和宏 初の非安藤シリーズは、主人公の名前が「浦賀」! - ネコショカ(猫の書架)

                        初の非安藤直樹シリーズ 2001年刊行作品。浦賀和宏(うらがかずひろ)の六作目。浦賀和宏はメフィスト賞受賞作の『記憶の果て』以降、安藤直樹シリーズをずっと書いてきた。しかし、六作目にしてようやく、非安藤シリーズ作品を書いてみたのがこちらの『眠りの牢獄』である。 浦賀作品としては画期的な薄さ(163ページ)。当時の最長作品『時の鳥籠』の1/3である。こんなに薄い講談社ノベルスって実はけっこう稀少かもしれない。 随分長いこと文庫化されなかったが、2013年に講談社文庫版がようやく刊行された。 眠りの牢獄 (講談社文庫) 作者:浦賀 和宏 講談社 Amazon おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) クローズドサークル(閉鎖的な環境下)で展開する、息詰まる心理戦を堪能したい方。非安藤系の浦賀和宏作品を読んでみたい方。想像を超えたアクロバティックな展開のミステリ作品を探

                          『眠りの牢獄』浦賀和宏 初の非安藤シリーズは、主人公の名前が「浦賀」! - ネコショカ(猫の書架)
                        1