Q. なぜ、消防団が注目されているのですか? A. きっかけのひとつが、合わせて412人(災害関連死185人を含む)が亡くなった、ことし1月の能登半島地震です。 「低体温症」や「凍死」で亡くなった人も多く、救助を待つ間に亡くなった可能性があります。 この地震で被災現場までの道路が寸断されたことなどから、警察や消防の救助隊の到着に時間がかかったケースが多くありました。 石川県輪島市と珠洲市では、およそ600人の消防団員が倒壊家屋での救助や津波からの避難誘導などにあたったといいます。 被害が広範囲に及ぶ大地震で救助の手がなかなか届かないおそれもある中で、地域にいる消防団の重要性が増しているのです。 一方で、ふだんは別の仕事をしている団員がいきなり慣れない災害現場で活動することになると、二次被害は防がなければならず訓練が必要です。 そこで、熊本県菊陽町で今回の訓練が行われました。