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  • 「漢字の成り立ち」を語る際は、最も初期の字形を根拠にしなければならない――「丁・正・以・亡・家・安」の字源を例として|nkay

    「漢字の成り立ち」を語る際は、最も初期の字形を根拠にしなければならない――「丁・正・以・亡・家・安」の字源を例として こんにちは、みなさん。 近年、多くの場所で「漢字の成り立ち」が語られる場面に遭遇します。テレビ番組や新聞雑誌、書籍や漫画、インターネット上のサイト・ブログ・SNSなどなど。しかしそこで見聞きする「漢字の成り立ち」説というのは、科学的根拠に欠けた信用できない説であることが少なくありません。 多くの場合、語り手が実際には文字学の知識に欠けた者であることが、その直接の原因となっています。こうした語り手達の間で、不可信で不正確な説明が伝播されていきます。 説得力の低いものと聞いて、テレビのバラエティ番組で芸能人が話す説や、あらさまな広告収入目的のインターネットサイトの説、書店に並ぶ泡沫雑学本に掲載されている説などが思い浮かぶかもしれません。しかし驚くべきことに、残念ながら、漢和辞典

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    • 天下の俗説「サ神」信仰の矛盾とは?和風月名「皐月(さつき)」考(季節・暮らしの話題 2020年05月01日) - tenki.jp

      今日から五月。新緑まぶしい爽やかな季節の到来です。旧暦(太陰太陽暦)の五月には他の月と同様さまざまな異名がありますが、もっともポピュラーな和風月名では皐月(さつき)。新暦の五月も「さつき」は転用されていますが、旧暦の五月は新暦の5月下旬~7月上旬ごろ(概ね新暦の6月前後)で変動し、そして必ず五月中に夏至を迎えることになります。「さつき」という月名の意味や語源については、民俗学が生んだある説が真実であると信じられ、困ったことになっています。 中国最古の語釈辞典『爾雅』では「五月為皋」つまり「五月を皋(こう)と為す」とあり、皐は皋の異字体で、皐月の皐はこの記述から来ています。 皋とは、「高い」「白く輝く」「平坦で広い水の岸辺」「大きく魂呼ばい(死者の名を呼んで魂をこの世に引き戻す信仰儀式)の声を上げる」などの意味があるとされます。 『字統』(白川静)によれば、皋または皐は「暴」と元は同じで、「

        天下の俗説「サ神」信仰の矛盾とは?和風月名「皐月(さつき)」考(季節・暮らしの話題 2020年05月01日) - tenki.jp
      • 漢文を始めて学ぶ人に向けて:「経書」とは? - 達而録

        中国において伝統的に重視されてきた古典のグループに、「経書」と呼ばれるものがあります。経書は、「聖人」と呼ばれる理想的な人格を持つ人によって編集されたとされる書籍群です。これらは儒教において聖典とされ、中国に限らず、儒教文化を取り入れた古典の中心に位置し続けてきました。 「経書」のうち、最も基本的なものは「五経」と呼ばれています。以下の五つの本です。 ・『易』:陰陽と六十四の卦によって世界の成り立ちを示す書。 ・『書』:尭、舜、禹ら伝説の聖人の発言を集めた書。 ・『詩』:各地の民謡や民楽、祭祀の音楽を集めた書。 ・『礼』:礼の制度(冠婚葬祭、外交、官職)などを記した本。 ・『春秋』:孔子が編纂したとされる春秋時代の歴史書。 これを細かく分けると十三種類あり、「十三経」と呼ばれています。上にあげたもののうち、『礼』が三種類に分かれて、 ・『周礼』:周の官職の仕組みとその役割を解説した書。 ・

          漢文を始めて学ぶ人に向けて:「経書」とは? - 達而録
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