2019年02月07日00:19 カテゴリアウグスティヌスペラギウス論争 自然と恩恵 ‐ペラギウス論争を読みとく‐ アウグスティヌスが私たち西方教会に与えた最大のインパクトは、このペラギウス論争だと思う。 ルターとカルヴァンが自分たちの神学を確立する際に「拠り所」としたのが他でもない教父アウグスティヌスであり、とりわけペラギウス論争から大きな影響を受けている。 (なので、宗教改革は単純な対抗カトリック運動ではなくて、古カトリック=アウグスティヌス主義への復古運動としての側面があったといえる) というわけで、私たちプロテスタント教会にとって「ペラギウス論争」は避けて通れない超重要テーマである。特に私たちのようにウェスレアン・アルミニアン神学に立っているクリスチャンにとっては一部で難しい問題を含んでいる。 アウグスティヌスについては「アウグスティヌス著作集」という膨大なシリーズが教文館から出て