並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

41 - 80 件 / 97件

新着順 人気順

独言の検索結果41 - 80 件 / 97件

  • 2020年3月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』

    2020年3月に描いた、ペン入れした絵です。 こういうものを描いている間、当然ながら漫画制作は滞ります。ここに載せる絵が無いのが、順調な証拠。 流行に乗らないのを自慢としているようなつまらない奴ですが、この絵はついふらふら米津玄師さんのCDを買って聴いた感想みたいなものです。ちゃんと聴くのは初めてだったんですが、だいたいこんな感じでした。 色を付けたいけど、綺麗に描ける自信がないな…。 風とか水を逆さまに流すと、エモーショナルになる気がします。 灯りに照らし出される小吉。 この懐中電灯にでも照らされたような表現は、江戸時代の絵本に登場する描き方で、龕灯(がんどう)という携帯照明器具の灯りです。銅などの金属で出来た桶のような物の中に燭台が備え付けてあり、中にロウソクの火を灯す道具です。燭台は固定式ではなく、くるくる回る仕組みで、下向きに持っても、前に掲げても、ロウソクがまっすぐになるように設

      2020年3月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』
    • 『夢酔独言』 百四十三話 餅を乞う - マンガで読める『夢酔独言』

      『夢酔独言』    百四十三話 餅を乞う 弘化四年(西暦1847)、蘭日辞書『ヅフ・ハルマ』の写本を始めた麟太郎、25歳。年が明けますが、勝家には餅をこしらえる余裕がありません。 そんな折、妻の養・家岡野家に餅をやると言われ、本所へ出掛ける麟太郎ですが…。 今回のお話は、勝海舟の発言をまとめた『氷川清話』のエピソードを元にしています。 おれが子供の時には、非常に貧乏で、ある年の暮れなどには、どこにも松飾りの用意などしているのに、おれの家では、餅を搗く銭がなかった。ところが本所の親族のもとから、餅をやるから取りに来い、と言ってよこしたので、おれはそれをもらいに行って、風呂敷に包んで背負うて帰る途中で、ちょうど両国橋の上であったが、どうしたはずみか、風呂敷がたちまち破れて、せっかくもらった餅は、みんな地上に落ち散ってしまった。ところがその時は、もはや日は暮れているのに、今のような街燈は無し、道

        『夢酔独言』 百四十三話 餅を乞う - マンガで読める『夢酔独言』
      • 2020年10月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』

        2020年10月に描いた、ペン入れした絵です。 10月はTwitterにて「Inktober」という、毎日お題が出されてインクで描いた絵を呟くというイベントがありまして、その絵がメインになると思われます。 新しい絵が、上に来ます。 ・Inktober2020 Day31:CRAWL クロール。 …江戸時代に絶対無いやつじゃん…と思いつつ、正攻法で描きました。 褌の尾っぽが絡まりそう。 ・Inktober2020 Day30:OMINOUS 不吉。 普段の行いが悪過ぎて、姑孝行するも怪しまれる小吉です。 ・Inktober2020 Day29:SHOES 靴。 おそらく靴を履いたこともあるであろう勝海舟とかも考えたんですが、あえての信(のぶ)です。服装が今風ですね。 ・Inktober2020 Day28:FROAT 浮かぶ。 お題に乗って浮かぶ小吉。 題字を活用するのは禁じ手だと思います。

          2020年10月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』
        • マンガ『夢酔独言』 六話「弟・鉄朔」 - マンガで読める『夢酔独言』

          勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』の六話目、小吉が9歳の時の話です。 新しい家が完成して、小吉一家は駿河台から本所へ引っ越します。 ある時、飼い犬同士のケンカから発展して、8人(小吉ほか武家の子供)対4,50人(町人の子供)の大ゲンカに。 小吉の弟・鉄朔(てつさく)が登場します。 7歳まで深川油堀の男谷家に住んでいた小吉ですが、本所に新しい家を建てて引っ越しました。小吉が婿養子に入った勝家は、お姑さんと孫で許嫁のお信(5歳)しかいないので、男谷家でいっしょに暮らします。 原作該当箇所です(はやおきによる現代仮名遣いで引用)。 翌年、ようよう本所の普請が出来て、引っ越したが、おれが居る所は表の方だが、初めて婆あ殿と一緒になった。そうすると毎日やかましいことばかり言いおったが、おれも困ったよ。不断の食い物も、おれには不味い物ばかり食わして、憎い婆あだと思っていた。 すでにお姑さんとうまくい

            マンガ『夢酔独言』 六話「弟・鉄朔」 - マンガで読める『夢酔独言』
          • マンガ『夢酔独言』 十一話「婿いじめ」 - マンガで読める『夢酔独言』

            勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉13歳の年のエピソードです。 今回から、「家出編」(タイトルネタバレ)がスタートします。 前回、塾をサボって馬にばかり乗った挙句、お母さんのお金を盗んでお兄ちゃんに怒られ、外出禁止を言い渡された小吉。13歳の秋になり、お兄ちゃんが信州へ戻ったため、自由の身となりますが、お姑さんとの折り合いは相変わらず悪く…。 1コマ目に得体の知れない抽象的なお菓子が登場しますが、羊かんです。最初、でかいの一本にしようと思ったんですが、「江戸時代の羊かんてそんなおっきかったっけ?」と迷った挙句、小さく切り分けました。しかしその2日後ぐらいに、江戸時代の記録に「羊羹一棹」というのがあったことを知り(中略)後ででかいのに描き直すかもしれません。 羊かんが載っているのは、古伊万里の芙蓉手(ふようで、芙蓉の花のように区画して模様を描く様式)の器です。芙蓉手はけっこう昔からあるので、最

              マンガ『夢酔独言』 十一話「婿いじめ」 - マンガで読める『夢酔独言』
            • 和柄コレクション 菊の和柄 - マンガで読める『夢酔独言』

              和柄コレクション 菊の和柄 菊は中国原産の花で、平安時代頃、薬用・観賞用として日本に伝来しました。 菊のモチーフとして最も有名なのは、天室の家紋でしょう。これは、鎌倉時代、後鳥羽上皇がその形を気に入って決めたもので、こんにちまで受け継がれています(菊花紋といい、花びらは前に16枚、後ろに16枚の系32枚です)。 園芸用として庶民の間に広まったのは江戸時代。たくさんの品種と、それにちなんだ模様が生まれました。 菊の模様の意味は、中国で不老不死の薬とされていたこともあり、「長寿」「無病息災」「邪気を払う」などです。 9月9日は五節句のひとつ「重陽」で(「陽」の数=奇数=九が重なるので「重陽」)、大きな陽の数「九」が重なる不吉な日に邪気を払うため、不老長寿の効能があるとされた菊を飾り、愛でました。 また、斧、琴、菊は「よきこときく」といい、おめでたい組み合わせです。 ・型染木綿、菊に唐草 オーソ

                和柄コレクション 菊の和柄 - マンガで読める『夢酔独言』
              • 『夢酔独言』 三話「勝家に養子入り」 - マンガで読める『夢酔独言』

                勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』三話目です。 小吉が7歳の時の話です。 男谷家から勝家に養子に行くことになった小吉。しかし、養子に入るには、元服の年齢に達していないといけません。そこで男谷家は、7歳の小吉を17歳に偽装することにします。 原作『夢酔独言』の該当箇所はこちら(はやおきによる現代仮名遣いで引用)。 おれが七つの時、今の家へ養子に来たが、その時十七歳と言って、芥子坊主の前髪(ケシの実のように束にして結んだ前髪)を落として、養家の方で小普請組支配石川右近将監と組頭の小尾大七郎に、初めて判元の時であったが、その時は小吉と言ったが、頭が、 「年はいくつ。名は何という」 と聞きおった故、 「小吉。年は当十七歳」 と言ったら、石川が大きな口を開いて、 「十七には老けた」 とて笑いおった。その時は青木甚平という大御番、養父の兄貴が取り持ちをしたよ。 おれが名は亀松という。養子に行って小

                  『夢酔独言』 三話「勝家に養子入り」 - マンガで読める『夢酔独言』
                • 和柄コレクション 宝尽くし 種類と見分け方 - マンガで読める『夢酔独言』

                  「宝尽くし(たからづくし)」とは、宝物など、めでたいモチーフを集めた和柄です。 この記事では、宝尽くしの定番のモチーフサンプルをいっぱい紹介します。どこかで宝尽くしを見かけたときに、何のモチーフか判断できる助けになれば幸いです。 こちらの小紋に描かれている宝物をメインに紹介します。 ①隠れ笠(かくれがさ)、②隠れ蓑(かくれみの)、③巻物(まきもの)、④七宝(しっぽう)、⑤宝珠(ほうじゅ)、⑥丁子(ちょうじ)、⑦分銅(ふんどう)、⑧小槌(こづち)です。 ①隠れ蓑(かくれがさ) ②隠れ蓑(かくれみの) ③巻物(まきもの) ④七宝(しっぽう) ⑤宝珠(ほうじゅ) ⑥丁子(ちょうじ) ⑦分銅(ふんどう) ⑧小槌(こづち) ⑨鍵(かぎ) ⑩宝袋(たからぶくろ) ⑪熨斗(のし) ①隠れ蓑(かくれがさ) 災いから身を隠す、頭にかぶる笠です。 てっぺんが突き出た市女笠タイプの方が本式で、三角のすげ笠タイプ

                    和柄コレクション 宝尽くし 種類と見分け方 - マンガで読める『夢酔独言』
                  • 2019年11月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』

                    2019年11月に描いた、ペン入れした絵です。随時更新。新しい絵が上に来ます。 幕末・明治時代の日本を撮影した写真家、F・ベアトの写真集より、飯山の橋を歩く小吉です。縮尺やら遠近法は、多少ムチャクチャだけど気にしないでください。 もっと思い切りよく白黒コントラストをつけたらいいでしょう。 地面に根っこモリモリ。 切り干し大根みたいな髪の描き方を、ほどいた髪でやってみたかっただけの絵。 前に同じような髪型を描いたけど気に入らなかったので、リベンジです。 髪の毛の絵その3。島田虎之助さん。トラ頭が描きたかっただけ。 いかにもペンで描きました、て感じで好きです。 髪の毛の絵その2。信。 上手くもないですが、線を重ねれば、それなりに見えるものだなぁ。 ふと「髪の毛を描こう!」と思い立って描いた絵その1。小吉。 ワイルドな髪。一ヶ月ぐらい洗ってなさそう。切り干し大根にも見える。 実家のテレビ(はやお

                      2019年11月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』
                    • マンガ『夢酔独言』 八話「I want to ride my horse.」 - マンガで読める『夢酔独言』

                      勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』の八話目、小吉が10歳の時の話です。 馬の稽古を始めた小吉。馬を借り、挙句に買って、毎日毎日乗ります。ある時、小吉は火事場に馬で乗り込みますが…。 十の年、夏、馬の稽古を始めたが、先生は深川菊川町両番を勤める一色幾次郎と師匠だが、馬場は伊予殿橋の、六千石取る神保磯三郎という人の屋敷で稽古をするのだ。 ※原作より、はやおきによる現代仮名遣いで引用 ●深川地図 深川の地図から「一色幾次郎」先生と「神保磯三郎」先生を探しましたが、神保先生はおそらく合ってると思いますが(神保先生んち、堀通ってんの?)、一色先生は、別人な気がします。 菊川町(写真下)と伊予殿橋(写真上)は見つかりました。 おれは馬が好きだから、毎日毎日門前乗りをしたが、ふた月めに遠乗りに行ったら、道で先生に合って困った故、横丁へ逃げ込んだ。そうすると先生が、次の稽古に行ったら、叱言を言いおった

                        マンガ『夢酔独言』 八話「I want to ride my horse.」 - マンガで読める『夢酔独言』
                      • 和柄コレクション 型紙摺印判の幾何学模様と小紋 - マンガで読める『夢酔独言』

                        和柄コレクション 型紙摺印判の幾何学模様と小紋 「型紙摺印判(かたがみすりいんばん)」とは、江戸時代中期に行われた、古伊万里の絵付け技法です。 模様部分を切り抜いた型紙を器に当て、上から「呉須(ごす)」という顔料を乗せます。すると型紙に空けた穴から呉須が器に付着し、図案を写すというものでした。 大量生産するための技法というよりも、精密な絵付けを、狂いなく器に施すための技法という向きが強かったようです。 図案は、一般的な古伊万里のような花鳥画もありましたが、型紙を用いるため、細かい幾何学模様や、小紋模様が多く作られました。 型紙摺印判は江戸後期には姿を消しますが、明治時代に、今度は大量生産を可能にするという特長を買われ、復活します。明治時代の型紙摺印判は、鮮やかなベロ藍(コバルトブルー)で絵付けされ、古典的な模様のほか、文明開化を表現した絵柄もありました。明治時代のものは、「型紙印判」とか、

                          和柄コレクション 型紙摺印判の幾何学模様と小紋 - マンガで読める『夢酔独言』
                        • 2019年台風第19号 被災者救済情報 – 昼行灯の社会独言

                          災害救助法によって受けられる支援 被災された方々は具体的にどのような支援を受けることができるのか、内閣府の防災情報のページに被災者支援に関する各種制度の概要 というPDF文書がありますので、避難所などにおられる間に一読されることをお勧めします。 また、 災害救助法の概要(平成31年度版) も併せてご覧いただくと、適用期限や適用範囲なども詳細に分かります。 ご自身の状況を鑑みつつ、これらの情報で必要な情報をスマフォのメモアプリへ記録しておくと、後々便利かもしれません。 特にご覧頂きたいのは以下のページです。 1.災害救助法とは何か ②制度の概要 3ページ (2)-1応急仮設住宅の供与 【建設型仮設住宅】 23ページ (2)-2応急仮設住宅の供与 【借上型仮設住宅】 24ページ (8)住宅の応急修理 32ページ (12)障害物の除去 36ページ <参考> 住まいの視点からみた災害救助法の救助

                            2019年台風第19号 被災者救済情報 – 昼行灯の社会独言
                          • マンガ『夢酔独言』 十五話「御師龍太夫」 - マンガで読める『夢酔独言』

                            勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその4です。 前回、炊いた飯を求めて伊勢をさまよった小吉ですが、今回は、御師(おんし)の家でタダ飯を食らいます。 伊勢の相生の坂にて、同じ乞食に心易くなり、そいつが言うには、 「龍太夫という御師の所へ行って、『江戸品川宿の青物屋大坂屋の内より抜け参りに来たが、かくのしだい故、泊めてくれろ』と言うがいい。そうすると向うで帳面を繰りて泊めてくれる」 と教えてくれた故、… ※はやおきによる現代仮名遣いで引用 伊勢で、物乞い(おそらく伊勢参り)の男と知り合った小吉。龍太夫という御師の家に泊めてもらえる魔法の呪文を教えてもらいます。 「江戸品川宿の青物屋大坂屋の内より抜け参りに来たが、かくのしだい故、泊めてくれろ」 訳:江戸の品川宿(宿場町を指す)にある、大坂屋という八百屋から抜け参ったが、こういうわけだから、泊めてください 『夢酔独言』

                              マンガ『夢酔独言』 十五話「御師龍太夫」 - マンガで読める『夢酔独言』
                            • 2020年2月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』

                              2020年2月に描いた、主にペン入れした絵です。 そんなもん描いてないで、漫画を描けと思います。 随時更新。新しい絵が、上に来ます。 漫画描き作業が遅々として進まない、されど何も出さないと何もしてないのと同じ…ということで描いた絵です。 マンガ『夢酔独言』二話目より、5歳の亀松(小吉)です。 着物の背中に付いているのは背守り(せもり)といって、縫い目のない子供の着物に、魔除けとして縫い付けられました。モチーフは鶴亀、松竹梅、ウサギなど、吉祥・縁起物が好まれました。 『映像研には手を出すな!』の主役3人、左から金森氏、浅草氏、水崎氏です。 最近NHKでアニメ放送が始まりましたが、原作漫画は前から手元に置いていました。アニメを作るお話なので、アニメになって動いているのは、主人公たちの作ったアニメが動いているようで、感動も一入(ひとしお)でありました。 はやおきは他人様の絵を描いたりは私的にも滅

                                2020年2月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』
                              • 環境利権と炭素税 ~データで見る!炭素税は温室効果ガスの減少を促進しない~ – 昼行灯の社会独言

                                環境利権とは 環境問題に関する利権のこと。特に国などが環境問題対策で行う公的な事業に関する利権を指す場合が多い。 リサイクル利権、レジ袋税構想、財団法人日本環境協会のエコマークのように、環境省とその天下り先が関わっている事例が典型的である。 はてなキーワード 様より引用 日本では、環境省によって導入が検討されるであろう炭素税の前に、既に似たような目的の 「地球温暖化対策のための税」が平成24年10月1日から導入されています。 しかし、更に別の税金として炭素税を検討する考えが、財務省から出てきているようです。 今回の内閣改造によって誕生した小泉進次郎環境大臣は原発廃止を目指す方針であり、財務省の考えどおりクリーンエネルギー・エコの推進の為に、地球温暖化対策のための税が施行されているにも関わらず炭素税を新設する可能性があると見るジャーナリストもいます。 それは大臣となられた小泉環境相の判断に委

                                  環境利権と炭素税 ~データで見る!炭素税は温室効果ガスの減少を促進しない~ – 昼行灯の社会独言
                                • 古典・中古典を読んだ年表 - jun-jun1965の日記

                                  1987年に大学院に入った当時、自分があまりに本を読んでいないという強迫観念から頭がおかしくなって狂ったように読んだことは書いたことがあるが、改めて古典的作品とか有名作品をいつ読んだか調べてみた。題名は一般的なものとし、英語で読んだものも日本語で記した。初期には作家をまとめて読んでいたので作家名になっている。 1975(12歳) 老人と海、南総里見八犬伝始まり、山椒太夫・高瀬舟、水滸伝(抄)坊っちゃん、平将門(海音寺) 1976(13歳) 花神,藤十郎の恋・忠直興行状記 1978(15歳) 万延元年のフットボール、人形の家、羅生門、小僧の神様・城の崎にて、蒲団、破戒、太宰治、白痴(ドスト) 1979(16歳)二葉亭四迷、野間宏、金色夜叉、島崎藤村、ラーマーヤナ(抄)、雪国、眠れる美女、ブッダのことば、北回帰線、赤毛のアン、 1980(17歳)伊豆の踊子、掌の小説、十二夜、シェイクスピア、オ

                                    古典・中古典を読んだ年表 - jun-jun1965の日記
                                  • 2020年5月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』

                                    2020年5月に描いた、主にペン入れした一枚絵です。 新しいのが、上に来ます。 髪を解いた小吉。 元の絵を反転さしたり。違う紙に写したりする間に、微妙な仕上がりになってしまった…。 変ではあるけども、こーゆう髪の毛の描き方が好きです。 麟太郎の食べかけアイスをもらって喜ぶ小吉。 5月9日はアイスの日ということで、描いた絵です。この時代の日本にアイスはありませんが…。 勝海舟は、日本人で最も早い時期にアイスクリームを食べた一人らしいです。あとは、福沢諭吉とか。 小吉・新太郎・忠次郎の仲良し3人組の4コマ。 徹夜しようとしてあれこれするけど結局は寝てしまう、というお話。 無論フィクションです。

                                      2020年5月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』
                                    • 時代を100年先取りした発明家・テスラの半生を描く。映画『テスラ エジソンが恐れた天才』レビュー

                                      時代を100年先取りした発明家・テスラの半生を描く。映画『テスラ エジソンが恐れた天才』レビュー2021.04.09 18:0016,532 山田ちとら 「テスラ」といえば? 真っ先に思い浮かぶのはイーロン・マスク氏の電気自動車でしょうか。でもこの「Tesla Motors」という社名、じつは19世紀のちょっと変わった発明家、ニコラ・テスラ(Nikola Tesla)に由来しているんですね。天才イーロンが社名にしちゃうほど惚れこんだ天才テスラとは、一体どんな人物だったのでしょう? その答えを、現在上映中の映画『テスラ エジソンが恐れた天才』が余すところなく見せてくれています。 天才の頭の中を覗いてみたいと一度でも思ったことがあるなら、ぜひ観てほしい映画です。孤高の天才・テスラの半生を、史実と妄想を織り交ぜながら、夢のような(いえ、むしろ悪夢のような)タッチで描き出した怪作。基本的にはテスラ

                                        時代を100年先取りした発明家・テスラの半生を描く。映画『テスラ エジソンが恐れた天才』レビュー
                                      • 2020年4月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』

                                        2020年4月に描いた絵です。 「3月は全然一枚絵を描かなかったな…」と思いましたが、見返すと全然描いてました。 新しい絵が、上に来ます。 正面から見た、真顔の小吉最新版。 20代中頃かな。 4月12日は「パンの日」だそうで、パンを描きました。 上から、イワシのサンドイッチ、ヤギのチーズ載せ黒パン(『アルプスの少女ハイジ』に出てくるやつ)、マヨネーズがけ目玉焼きトーストです。 どれも食べたことはありません。でもとてもロマンチックで、素敵なパンです。 はやおきはたまにしかパンを食べないのですが、いざ食べる時は、食パンにはマーガリンをこれでもかというほど塗ったくって食べます。マーガリン大好き。 男谷家の男衆四人の描き分けです。描き分け具合を確かめられるよう、全員30歳ぐらいの時の見た目となっています。 左上から時計回りに、パパさん、1番目のお兄ちゃん、2番目のお兄ちゃん、小吉です。

                                          2020年4月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』
                                        • 2020年1月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』

                                          「マンガで読める『夢酔独言』」をご覧いただいている皆様、明けましておめでとうございます。 はやおきは現在、マンガ『夢酔独言』の一話目を清書中です。清書開始前にめちゃくちゃブルーになったり、描き始め早々舞台背景を間違えて描き直ししたり、そもそも年末年始の冬休みに一話目清書完了の予定が全然終わってなかったりしますが、ともかく鋭意制作中です。 そんな中で、どういうわけか描いた1枚絵をここに載せます。というか、ここに何かしら載せないと、ブログ上でははやおきは何もしていないことに…。 随時更新。新しい絵が、上に来ます。 大阪っぽい絵。憧れの上方へ来て、通天閣の前で記念撮影する小吉。 通天閣は横を通っただけです。フグと天王寺動物園の看板も見かけたけど、あれらがみんな近所とは、大坂に4年間住んでたけど全然知らなかった。アパートとスーパーと大学だけを行き来する生活でした。 本来の目的であるドームへ行くまで

                                            2020年1月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』
                                          • 『夢酔独言』 四話「初めての切腹」 - マンガで読める『夢酔独言』

                                            勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』の四話目、小吉が7歳の時の話です。 男谷家から勝家へ養子入りした小吉。勝家の5歳の娘・信(のぶ)が許嫁です。 同じ年、またまた凧でモメて、2、30人の子供を相手にケンカになり敗北、切腹をすることに…!? ※冒頭と最後の小吉と信のやりとりは、原作にはありません。 あと、信の髪型は一見「何じゃこりゃ!?」と思うんですが、こんな感じだと思ってください。(くもん子ども研究所『浮世絵に見る江戸の子どもたち』より) 原作の該当箇所です(はやおきによる現代仮名遣いで引用)。 この年に凧にて前丁と大喧嘩をして、先は二、三十人ばかり。おれは一人で叩き合い、打ち合いせしが、ついにかなわず、干鰯場(ほしかば)の石の上に追い上げられて、長棹(ながさお)でしたたか叩かれて、散し髪になったが、泣きながら脇差を抜いて、切り散らし、しょせん儚く思ったから、腹を切らんと思い、肌を脱いで

                                              『夢酔独言』 四話「初めての切腹」 - マンガで読める『夢酔独言』
                                            • 2021年11月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』

                                              2021年11月に描いた絵です。 新しいのが、上に来ます。 タイトル字の上に、小吉。 ちゃんとした一枚絵を真面目に描いたのは久し振りです。 小吉が20代くらいの話の扉絵にしたいな。 「SOUR」 酸っぱい。あるいは、腐った。 Inktoberの絵を、性懲りも無く描いておる…。 「PICK」。選ぶとか、摘むとかいった意味です。

                                                2021年11月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』
                                              • マンガで読める『夢酔独言』

                                                勝海舟の父親・勝小吉および彼の自伝『夢酔独言』を後世に残すべく延々とマンガ化している当ブログですが、改めまして、『夢酔独言』入門として、原作『夢酔独言』と作者・勝小吉について、冒頭文と現代語訳(意訳)を載せました。これから『夢酔独言』を読もうという方のお役に立ちましたら幸いです。 ・『夢酔独言』とは ・勝小吉とは ・『夢酔独言』の内容と構成 ・冒頭文について注意 ・『夢酔独言』冒頭 ・冒頭文意訳 ・補足 ・『夢酔独言』とは 勝海舟の父親・勝小吉が晩年綴った自伝。反省・教訓を交えつつ、自身の半生を記録している。文体は、全編口語体と文語体を混ぜた喋り言葉で構成されている。なお、小吉は21歳まで文盲だった。 タイトルの『夢酔独言』は小吉の隠居後の名「夢酔」から取っている。原題は『鶯谷庵独言』。鶯谷庵という住まいで書いたため。書かれたのは、天保十四年(西暦1843)。 ・勝小吉とは 1802~18

                                                  マンガで読める『夢酔独言』
                                                • マンガ『夢酔独言』 七話「男谷の悪戯子」 - マンガで読める『夢酔独言』

                                                  勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』の七話目、前回に引き続き、小吉が9歳の時の話です。 養家の親戚に柔術の先生がいたので、弟子入りをする小吉。初めは大人しくしていましたが、だんだんいたずらを始め、弟子たちに憎まれる日々。 寒稽古になり、小吉はまんじゅうを持って、他の弟子たちが集まる稽古場へ行きますが…。 九つの時、養家の親類に、鈴木清兵衛という御細工所頭を勤める仁、重柔術の先生にて、一橋殿、田安殿はじめ諸大名、大勢弟子を持っている先生が横網町(よこあみちょう)という所に居る故、弟子になりにゆくべしと、親父が言う故行ったが、三、八、五、十が稽古日故、初めて稽古場へ出てみた。始めは遠慮をしたが、だんだんいたずらをしいだし、相弟子に憎まれ、不断(ふだん)えらき目にあった。 ※原作よりはやおきによる現代仮名遣いで引用 ここに登場する「一橋殿」「田安殿」というのは、徳川氏一族から分かれたいわゆる「

                                                    マンガ『夢酔独言』 七話「男谷の悪戯子」 - マンガで読める『夢酔独言』
                                                  • 第424回:ダウンロード違法化・犯罪化の対象範囲拡大を含む著作権法改正案に関する私家版Q&A - 無名の一知財政策ウォッチャーの独言

                                                    先週5月15日に、衆議院の文部科学委員会で著作権法改正案の趣旨説明がされ、参考人招致をする事が決まったので(衆議院公報参照)、今後の審議がどうなるかまだ分からないが、早ければ今週にも衆議院でダウンロード違法化・犯罪化の対象範囲の拡大を含む著作権法改正案の実質審議がされるかも知れないという状況である。 今の新型コロナウィルスに伴う緊急事態宣言も出されている中で、その本質的な問題に踏み込む事なく政府与党間の通り一遍の審議で可決される様な事があれば、これも火事場泥棒と言っていいものである。 今まで言って来た事の繰り返しとなるが、今回は、著作権法改正案の審議が近いと考えられる事を踏まえ、文化庁のHPで公開されている、余りにもお粗末な回答の並ぶ侵害コンテンツのダウンロード違法化に関するQ&A(基本的な考え方)(pdf)から、私の考えるQ&Aを私家版として作り、ダウンロード違法化・犯罪化の本質的な問題

                                                      第424回:ダウンロード違法化・犯罪化の対象範囲拡大を含む著作権法改正案に関する私家版Q&A - 無名の一知財政策ウォッチャーの独言
                                                    • ペン入れ練習:2019年4月 - マンガで読める『夢酔独言』

                                                      ペン入れ練習:2019年4月 マンガ『夢酔独言』のネーム(シャーペン書きの下書き)が終われば、当然清書=ペン入れをする作業が控えています。 ところが、はやおきは、このブログを立ち上げて(2018年10月末)から、ブログ記事を作成したり、ネームをかいたりするばかりで、ロクにペンを握っていません。 そこで、当座のネーム公開の目標だったドラマ『小吉の女房』の放送期間も終了した(現在NHK総合にて、毎週土曜日18:05〜再放送中です!)今年4月から、ペン入れの練習を始めました。 前置きが長くなりましたが、はやおきが4月に描いたペン入れ練習の絵をまとめました。言い訳めいた解説付きです。 全部で17枚あります。 かわいい小吉。 「いつもなんやかんやで劇画調になるけど、若い女の子ウケするような、線が少なくてポップな絵が描きたい!」という願望で描いた絵です。 …いやまぁ、確かに線が少なくてポップではあるけ

                                                        ペン入れ練習:2019年4月 - マンガで読める『夢酔独言』
                                                      • 『夢酔独言』 五話「百物語」 - マンガで読める『夢酔独言』

                                                        勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』の五話目、小吉が8歳の時の話です。 深川油堀から引っ越した一家は、駿河台の屋敷を借ります。屋敷のとなりに寂しげな草原があるのを利用して、小吉の父・平蔵は家来もみんな集めて肝試し大会を催します。夜中、草原に立てた人形に目を付ける役が当たった小吉。無事に帰ってこられるのか…。 冒頭の、原作の該当箇所はこちら(はやおきによる現代仮名遣いで引用)。 深川の屋敷もたびたびの津波故、本所へ屋敷替えを親父がして、普請(土木工事)の出来るまで駿河台の太田姫稲荷の向う、若林の屋敷を当分借りていたがの。その屋敷は広くって、庭も大層にて、隣に五、六百坪の原があったが、化け物屋敷と皆が話した。 四話目まで深川油堀に住んでいた男谷家(勝家の婆様と信を引き取り、そこへ小吉が養子入りした状態)でしたが、本所へ引っ越します。深川で家を建てている間、一家は駿河台の屋敷に身を寄せます。

                                                          『夢酔独言』 五話「百物語」 - マンガで読める『夢酔独言』
                                                        • 2021年10月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』

                                                          2021年10月に描いた絵です。 10月はinktoberという、一日ひとつ、お題に沿った絵をインクで描くというイベントがあるのですが、はやおきは例年毎日真面目に絵を描いていたのですが、今年は月前半まで気分の落ち込みがあったので、跡から思い立って書き始めたものの、中途になっています。 新しい絵が、上に来ます。 ハロウィンの絵です。スケルトン。 「PURESSURE」 猫をいっぱい描きたかった絵です。 はやおきは猫信者ですが、猫は本物が至高なので、意外と、猫を描いたのは2年ぶりぐらいだったりします。 「WATCH」 鳥の虫ウォッチング。 「FAN」 団扇娘。 「SPIRIT」 精神とか、魂という意味ですが…難しい。 「RAVEN」 むさぼる。 何かよく分からんムニョムニョをむさぼっています。 「KNOT」 結び目。 今年は『夢酔独言』以外のモチーフにしようと努めたのですが、早速小吉を描いてし

                                                            2021年10月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』
                                                          • 中国、韓国、シンガポール、メキシコは世界貿易機関(WTO)の定義する発展途上国と言えるのか – 昼行灯の社会独言

                                                            韓国は発展途上国の特恵を今後主張せず、中国は途上国の地位を堅持 虎ノ門ニュースで参議院議員・青山繁晴氏が取り上げていたニュースで以下のような内容の物があり驚いた。 韓国政府は25日、世界貿易機関(WTO)で関税や補助金削減などで優遇措置を受けられる発展途上国としての特恵を今後、主張しないことを決めたと発表した。トランプ米大統領が7月、中国や韓国を名指しして不公平だと批判し、90日以内にWTOで進展がなければ、米国が独自に途上国扱いをやめると通告したことを受けた措置だ。 米側が大幅な負担増を求めている在韓米軍の駐留費問題など、韓国がトランプ政権との間に難しい交渉を抱える中、別の貿易問題での対立の火種を事前に摘み取る狙いもあるようだ。 WTOの新たな交渉が妥結するまで現在の特恵は保たれる上、交渉は長らく停滞しており、韓国政府は、直ちに影響はないと説明している。 トランプ氏は7月下旬、ツイッター

                                                              中国、韓国、シンガポール、メキシコは世界貿易機関(WTO)の定義する発展途上国と言えるのか – 昼行灯の社会独言
                                                            • 短信(更新が滞ってるのはたいがいデジタル関係作業のせいです) - マンガで読める『夢酔独言』

                                                              勝小吉自伝『夢酔独言』の作画・演出担当のはやおきです。 このところブログの更新が滞り、「『小吉の女房2』の放送期間中だけ、サボってたんじゃないのかよ!」と思っていらっしゃる読者の皆様も多いかと思います。 はやおきはここ5年ほど「デジタル作画技術を習得したいなぁ」と思いつつ我が心のハードルが高過ぎてまったく何もやっていませんでしたが、様々な要因が重なり、ここ半月ほど、にわかに具体的に、デジタル機械(パソコンまたはアイパッド)を入手しようという気になっています。 (ここまで打って思いましたが、一応デジタルでセリフ入力するという作業はしていました。ここ数ヶ月やってなかったので、忘れてた…) 第一の要因は、1月に序編の製本をしましたが、ダウンロードして使うデジタル作画ソフトを、ケチって一番安いのにしたら、見開き編集機能がついてなく、これを気にソフトをグレードアップしてついでにハードの方も変えちゃお

                                                                短信(更新が滞ってるのはたいがいデジタル関係作業のせいです) - マンガで読める『夢酔独言』
                                                              • 後生車 - マンガで読める『夢酔独言』

                                                                はやおきのマイフェイバリット絵本『童謠妙々車』の口絵に登場するこれ。 あるいはこれ。 柱に穴を開けて菊形の車輪?をはめ込んだ装置。 『妙々車』の口絵はモチーフが「車」しばりなので、車には違いありません。最初は飾りか何かと思っていましたが、本編にもあったので、何らかの意味があるものだろうと思って調べました。 で、結論から言うと、これは「後生車」というもののようです。マニ車(仏教の装置で、車輪部分に経文や真言が記されており、右回転させると内容を唱えたのと同じ功徳が詰めるという有り難いもの)よろしく、念仏を唱えながら回すと、死者の供養になるものらしいです。読み方は「ごしょぐるま」。 他にも回し方とか効果は、そこの後生車によって違うみたいです。 『妙々車』では車輪は菊形ですが、実物の写真で菊形のは見られませんでした。当時(江戸時代)のトレンドだったのかも。 『童謠妙々車』の口絵の紹介記事でチラッと

                                                                  後生車 - マンガで読める『夢酔独言』
                                                                • 2020年7月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』

                                                                  2020年7月に描いた、ペン入れした一枚絵です。 6月は、新年度が始まり(はやおきは学校関係の労働者で、4、5月は自宅待機していました)、労働しつつ真面目に漫画作業だけをしていました。 すると副作用で「何かいろいろキツいわ状態」になってしまい、何かいろいろキツかったので、今は休み休み、こんな関係ない絵も描きながら作業しています。 石垣の前でポーズをとる小吉です。ロケ地は、芝の増上寺。 本当にリアルな図というのは、日常の、被写体が撮影者を意識していない瞬間を切り取ったものなんですが、その日常から一歩踏み出して、被写体が撮影者に向かってポーズをとる、という行為は、被写体と撮影者および鑑賞者の間に意識みたいなのが通って、モデルをより人物としてリアルに感じられると思うのです。その場合、被写体が自発的にポーズをとらなくちゃならんと思います。日常の延長で。 何か急に日付けとサインが入ってますが、「描い

                                                                    2020年7月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』
                                                                  • 2019年10月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』

                                                                    2019年10月に、主にペン入れ練習として描いた絵です。随時更新。新しい絵が上に来ます。 Inktoder31番目のお題「熟した」。 『夢酔独言』には柿は登場しませんが、季節柄。それにしても、柿を小さく描き過ぎました。江戸時代の品種だからかな? 写真に写ってるモノ食べてる人って、たいがい斜め上を見ている気がします。 マンガ『夢酔独言』百四十三話の予告絵です。前回後出しになってしまったので、今回はネーム更新前に出しました。 たたずむ麟太郎。 周りに落ちているのはお餅です。 30番目のお題「捕まえる」。 蚊を捕まえ…ようとして逃げられた小吉。 こういう、練習っぽいポーズを描くのも、たまには楽しいです。 29番目のお題「傷ついた」。 はやおきはアクションシーンが好きなので、ほとばしる血の描写も大好きです。漫画には、ほんのちょっとしか描いてないですが。 ポイントは、口元に垂れている鼻血です。荒く呼

                                                                      2019年10月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』
                                                                    • 『夢酔独言』 百四十二話 金と蘭書 - マンガで読める『夢酔独言』

                                                                      『夢酔独言』 百四十二話 金と蘭書 とある書物屋で、渋田利右衛門という函館の商人と知り合った麟太郎。二人は本について語り合いますが、麟太郎は貧乏暮らしで立ち読みばかり、片や渋田さんは、江戸に来ては珍本を買い集めているという…。 そんなある日、渋田さんが麟太郎宅を訪ねます。 今回も、前回に続き、勝海舟の発言をまとめた本『氷川清話』を元にしています。 前回のお話はこちら↓ musuidokugen.hatenablog.com ざっくり、前回までの流れ。 弘化三年(西暦1846)、両親の元から独立し、妻の民(26歳)妹の順(11歳)とともに蘭学の師匠である永井青崖(ながいせいがい)先生の住む赤坂へ引っ越した麟太郎(24歳)。 収入源のない麟太郎は極貧生活に陥り、書物屋で立ち読みをする日々を送っていた。 ある時、書物屋の紹介で、麟太郎は函館の商人・渋田利右衛門と知り合う。渋田について、商人ながら

                                                                        『夢酔独言』 百四十二話 金と蘭書 - マンガで読める『夢酔独言』
                                                                      • 第二百一回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説 – 昼行灯の社会独言

                                                                        昼行灯の社会独言 政治 経済 外交 安全保障 等に関する信頼性の高い官公庁の一次情報・データや、海外のニュースサイトの情報などから情報収集して、皆さんと一緒に様々な問題を考えていきます。

                                                                          第二百一回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説 – 昼行灯の社会独言
                                                                        • マンガ『夢酔独言』 十六話「侍の馬乗り」 - マンガで読める『夢酔独言』

                                                                          勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその5です。 江戸を出て一人で上方を目指す小吉。伊勢神宮まで行きましたが、府中まで戻ってきました。 侍の、馬の稽古にでくわした小吉。小吉は武士の子ですが、家出中&襦袢(下着)姿&旅汚れで誰もそうとは思ってくれません。頼み込んで稽古の見学をさせてもらいますが、このあと失礼をはたらき、追い出されてしまいます。その時、小吉がとった行動は…。 【前回までのおさらい】 文化十二年(西暦1815)五月二十八日、上方(かみがた)を目指し、江戸を出た小吉は、東海道を進む。藤沢で旅の二人連れと出会い、行動を共にするが、浜松で泊まった晩に、襦袢以外の持ち物を全部盗まれてしまう。 宿屋の亭主から柄杓をもらった小吉は、物乞いと野宿をしながら伊勢神宮へ。しばらく伊勢に滞在する。 前回、伊勢(三重県)にて御師龍太夫の家でもてなされ逃げした小吉ですが、府中(

                                                                            マンガ『夢酔独言』 十六話「侍の馬乗り」 - マンガで読める『夢酔独言』
                                                                          • 2020年12月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』

                                                                            2020年12月に描いた、ペン入れした絵です。 新しいのが、上に来ます。 いつぞや描いた徹夜の落書き漫画を、ペン入れして字を入れました。 大晦日は、歳神様を迎えるために、朝まで起きていたそうです…という話を聞いて、描きました。 …そのワリに、公開するのは翌日という…。 江戸時代のサンタクロース(の格好をした小吉)。※フィクションです。 冬の寒空を飛んで行くから、飛行機乗りみたいな出で立ちだったんじゃないでしょうか。奈良とかから鹿借りて…空飛べるやつ。 頬杖をついて寝そべる小吉。 ラフな絵ですが、表情と手のポーズは好きです。 しかし、実際着物で寝そべったら、襟とかこんな具合にならないように思います。 9歳頃の信です。面倒くさいので毛流れがよくわかるように、ベタなしです。 こちらも、その年頃の女の子のいろんな髪型を足して割ったものです。 この頃になると、眉毛を生やして、頭の剃ってる面積も小さく

                                                                              2020年12月に描いた絵 - マンガで読める『夢酔独言』
                                                                            • 【源氏物語225 第十帖 賢木37】始終 手紙や歌を書き合っている二人は夫人の字がまったく源氏のに似たものになっている。源氏は教育に成功したと思った。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

                                                                              幾日かを外で暮らすというようなことを これまで経験しなかった源氏は 恋妻に手紙を何度も書いて送った。 出家ができるかどうかと試みているのですが、 寺の生活は寂しくて、 心細さがつのるばかりです。 もう少しいて 法師たちから教えてもらうことがあるので滞留しますが、 あなたはどうしていますか。 などと檀紙に飾り気もなく 書いてあるのが美しかった。 あさぢふの露の宿りに君を置きて 四方《よも》の嵐《あらし》ぞしづ心なき という歌もある情のこもったものであったから 紫夫人も読んで泣いた。 返事は白い式紙《しきし》に、 風吹けば先《ま》づぞ乱るる色かはる 浅茅《あさぢ》が露にかかるささがに とだけ書かれてあった。 「字はますますよくなるようだ」 と独言《ひとりごと》を言って、 微笑しながらながめていた。 始終手紙や歌を書き合っている二人は、 夫人の字がまったく源氏のに似たものになっていて、 それより

                                                                                【源氏物語225 第十帖 賢木37】始終 手紙や歌を書き合っている二人は夫人の字がまったく源氏のに似たものになっている。源氏は教育に成功したと思った。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
                                                                              • boothでグッズを売ってるよ - マンガで読める『夢酔独言』

                                                                                マンガ『夢酔独言』序編を4冊売ってから開店休業状態のboothの「マンガで読める『夢酔独言』(店の名前)」に、ひっそりと商品が追加されました。 ↓こちらから店へ行けます。見るだけならタダ マンガで読める『夢酔独言』 - BOOTH ・2021年11月現在のラインナップ 江戸時代の小さい人マスキングテープ - マンガで読める『夢酔独言』 - BOOTH 江戸時代の小さい人マスキングテープ 江戸時代の絵の引いた図とかに描かれている小さい人のテイストが好きなので、マスキングテープにしたものです。 一回作った後で、絵が切れちゃってたので(画像見たまんまだったんですが、それっぽい演出かと思ってました。巻いてる部分も合成できるんですね。現代の技術スゲー!)直したから、画像の絵柄とはちょっと違ってるんですが…。 『夢酔独言』アルファベットTシャツ - マンガで読める『夢酔独言』 - BOOTH 『夢酔独

                                                                                  boothでグッズを売ってるよ - マンガで読める『夢酔独言』
                                                                                • 参考書籍 - マンガで読める『夢酔独言』

                                                                                  マンガ『夢酔独言』を描くにあたって、特に参考にした資料をまとめました。各本参考ポイント解説付き。 そのうち増えるかもしれません。 ・『夢酔独言 他』    平凡社 東洋文庫138    勝小吉 著 勝部真長 編 ・『夢酔独言 現代語訳「勝小吉自伝」』    PHP研究所    勝部真長 編訳 ・『氷川清話』 講談社学術文庫1463 江藤淳 松浦玲 編 ・『勝海舟』    筑摩書房    松浦玲 ・『海舟語録』 講談社学術文庫 江藤淳・松浦玲 編 ・『江戸大古地図』 別冊宝島 菅野俊輔 監修 ・『勝小吉と勝海舟 「父子鷹」の明治維新』    山川出版社    大口勇次郎 ・『F.ベアト写真集1 幕末日本の風景と人びと』    明石書店    横浜開港資料館 編 ・『新版 写真で見る幕末・明治』    世界文化社    小沢健志 ・『絵図に見る伊勢参り』 河出書房新社 旅の文化研究所 編 ・『

                                                                                    参考書籍 - マンガで読める『夢酔独言』