光(ひかり)は今日も姉の美咲(みさき)の部屋でノートを探していた。 姉が貸してくれた勉強用のノートを返すついでに、ちょっと部屋の中を覗き込むのが日課だった。 クローゼットを開けると、美咲の可愛い服が目に留まり、何気なく手に取った。 「うわ…なんで手に取っちゃったんだろ…」 柔らかなニットの手触りと、淡い香りがふわっと漂い、光の心が少しざわついた。 そのとき、不意に背後から声が聞こえた。 「光、何やってるの?」 振り向くと、そこには驚きと興味を含んだ表情の美咲が立っていた。 「あっ、違うんだ!ただノートを返しに来ただけで…」 「へぇ、そうなんだ。…ねぇ、もしかして着てみたいんじゃないの?」 美咲のからかい半分の言葉に、光の顔が一気に赤くなる。 「な、なんでそうなるんだよ!」 「いいじゃない。ほら、少し試してみなさいよ」 そう言って、美咲は微笑みながら光を鏡の前に立たせた。 そして、彼女の手は