下記文献によれば、ウォーキングで鍛えられるのは心肺機能で、極端にいうと寝て起きる動作に心肺機能はさほど関係ない。また、ウォーキングで鍛えられるのは遅筋繊維でもある。さて、ベッドから起き上がる時の動作を思い出してみよう。一瞬で体を起こすには、瞬発的な動きが必要になる。だから、ウォーキングでは寝たきりは予防できないと結論付けている。 gendai.media 一方、「東京都 健康長寿医療センター」の下記文献では、2000年より群馬県中之条町において、高齢者の日常的な身体活動と心身の健康に関する学際的研究(中之条研究)を行ってきた。調査の対象者は、認知症や寝たきりの人を除いた65歳以上の全住民約5,000名であった。このうち約1割の人については、加速度センサー内蔵の身体活動計(ライフコーダ、スズケン、名古屋)を用いて、生活行動の実態を毎日24時間連続して10年以上にわたり調べた。 中之条研究の結