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虚構の反転の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 批評とは何か? 「ポスト」クリティークが叫ばれる時代に改めて問い直す(杉田俊介)|じんぶん堂

    記事:作品社 黒田清輝〈読書〉(部分)(1891) 出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/) 書籍情報はこちら 一対一で、対峙する 批評とは何か。若い頃から批評を志しながら、恥ずかしいことに、いまだによくわかっていない。 ただ、次のことは考える。批評の原点には、一対一で対象に対峙する、という関係性がある。素朴で孤独な営みである。それは依然変わらずある。 対象はもちろん小説作品に限らない。ただ一人で、数多くの優秀な人間が関わった総合芸術のような巨大な作品にも向き合わねばならない。考えてみればそれはいささか異様なことでもある。めまいを覚えるような圧倒的な無力さがあるだろう。 しかし思えば、批評という営みのある一断面は、そうした無力さと切り離せないのではないか。既存の一般的な価値判断に頼れず、自分にとっての美的な価値を自分の言葉で創造し、産出しなければならな

      批評とは何か? 「ポスト」クリティークが叫ばれる時代に改めて問い直す(杉田俊介)|じんぶん堂
    • 「サイコマジック」 魂と魂が交流する芸術のように 朝日新聞書評から|好書好日

      「サイコマジック」 [著]アレハンドロ・ホドロフスキー 書評は一冊の本を剽窃(ひょうせつ)する行為にも似て、創造から遠い。どんな膨大な書物も簡単に要約して気の利いたコメントを加えるが、これは絵を描くようなクリエイティブな行為ではない。クリエイティビティのカット&ペーストだ。書評は絵画における模写というコピーで、パスティーシュ(模倣や意図的に混成したもの)は創造とは言わない。 そこで本書から受ける霊感によってホドロフスキー体験を語りながら、彼とのコラボを試みよう。 『サイコマジック』は僕にとってはさほど珍しくもない。芸術の原郷は本来サイコマジックだからだ。彼の世界初公開「エル・トポ」は、ニューヨークでピカソの息子のクロードの薦めでミニシアターに駆け込んだ。館内は阿鼻叫喚(あびきょうかん)。失神する観客、救急車出動、現実が虚構に反転、「何じゃ、これは!?」と急いで帰国。「エル・トポ、エル・トポ

        「サイコマジック」 魂と魂が交流する芸術のように 朝日新聞書評から|好書好日
      • ギター・ロックの純度、アイリッシュ・バンドとしての揺るぎないアイデンティティ、ロック極上のリリシズムを兼ね揃えたフォンテインズD.C.に、今こそ私たちが出会うべき理由 (rockinon.com洋楽ブログ)-rockinon.com|https://rockinon.com/blog/yogaku/194686

        ギター・ロックの純度、アイリッシュ・バンドとしての揺るぎないアイデンティティ、ロック極上のリリシズムを兼ね揃えたフォンテインズD.C.に、今こそ私たちが出会うべき理由 フォンテインズD.C.のデビュー・アルバム『Dogrel』は、2019年を代表する傑作ロック・アルバムだった。 ど直球のギター・ロックが、バンド・ミュージックがこの時代に未だ有効であることを証明した『Dogrel』は、今後数年間のギター・ロック・シーンの道標を示したという意味でも極めて重要なアルバムだったけれど、そんな『Dogrel』からわずか1年、なんと早くもセカンド・アルバム『A Hero’s Death』がリリースされる! 晴れて日本盤のリリースも決まった。 『Dogrel』の日本盤が出なかったこと、デビュー・アルバムを引っさげての初来日が叶わなかったことは2019年の大きな心残りのひとつだったけれど、この『A Her

          ギター・ロックの純度、アイリッシュ・バンドとしての揺るぎないアイデンティティ、ロック極上のリリシズムを兼ね揃えたフォンテインズD.C.に、今こそ私たちが出会うべき理由 (rockinon.com洋楽ブログ)-rockinon.com|https://rockinon.com/blog/yogaku/194686
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