*1977年、日本初の3時間ドラマとして放映された際に山本権兵衛を演じた仲代達矢と、妻登喜子役の吉永小百合(TBS)。 【あらすじ】 明治天皇が崩御し、陸軍の乃木大将が後を追って切腹した時代。 山県有朋を総帥とする陸軍が政治の世界でも跋扈し、立憲政友会を与党とする西園寺公望内閣は陸軍の攻撃で倒れ、代わりに組閣した長州閥で陸軍大将の桂太郎内閣は、大正デモクラシーの中、短期間で崩れ去った。この間山本権兵衛は藩閥に属するも、政党および国会を尊重し、伊藤博文の 立憲政友会に好意的な立場をとる等、護憲運動にも理解を示したことにより、次期総理の呼び声が高まった。 桂太郎内閣の後、再度西園寺公望に大命が降下すると思われたが、責任を取り政友会党首を辞任する腹の西園寺はこれを拝辞し、山本権兵衛を後継に推薦する。権兵衛は西園寺に政友会の約束を取り付けて、ついに1913年山本に組閣の大命が下る。薩摩閥では18年