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  • 「良い会社に入りたい」では奴隷のまま…ノーベル平和賞・ユヌス博士が訴える「日本人に不足していること」 人間は生まれながらの起業家である

    収入を増やすにはどうすればいいのか。ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス博士は「現在の教育では、雇われ仕事に就くというマインドセットが刷り込まれており、本来持っている創造性が発揮されなくなっている。人間は生まれついての起業家であることを意識してほしい」という――。(聞き手=国際教育評論家・村田学)(後編/全2回) 「仕事を見つけろ」というアドバイスは完全に誤り (前回からつづく) ――ユヌス博士がおっしゃるようにビジネスコンセプトを変えていけば世界は変わると思うのですが、そうはならないのはなぜでしょうか。 金融システムに問題があるというお話をしましたよね。金融システムが貧しい人々に門戸を開かないのです。 さらに、経済システム全体が「生きていくためには雇われの仕事を見つけなければならない」という考えで作られているということでしょう。仕事を見つけさえすれば、金を稼いで家族の面倒を見ることが

      「良い会社に入りたい」では奴隷のまま…ノーベル平和賞・ユヌス博士が訴える「日本人に不足していること」 人間は生まれながらの起業家である
    • ウェブ誕生から35年、その生みの親は破綻したウェブを救えるか

      1989年のインターネットはすでに生まれてから何年も経っていたが、その姿は今とはまったく違うものだった。今日私たちが使っているインターネットが持つイメージや使われ方は、Tim Berners-Lee氏と、同氏が創造した「ワールドワイドウェブ」から大きな影響を受けている。ウェブの起源は、その元をたどれば35年前のBerners-Lee氏の論文、「Information Management: A Proposal」に行き着く。 Berners-Lee氏は世界を変えようとしていたわけではない。欧州原子核研究機構(CERNと呼ばれることが多い)の中で簡単に情報を共有する手段を作ろうとしたにすぎない。同氏が考案したのはインターネット上に分散したハイパーテキストシステムであり、これが現在ウェブと呼ばれているものになった。 紙の上のアイデアから実用的なシステムになるまでには数年かかった。ウェブが本格的

        ウェブ誕生から35年、その生みの親は破綻したウェブを救えるか
      • 諸悪の根源は「銀行」である…ノーベル平和賞・ユヌス博士が訴える「世界中で格差が拡大している根本原因」 上位の人たちが富を独占する構造はおかしい

        コロナ後に広がった世界の経済格差。貧困の問題はなぜ解決しないのか。貧困層に少額融資をする「グラミン銀行」を創設し、2006年にノーベル平和賞を受賞したバングラデシュの経済学者ムハマド・ユヌス博士は「世界を動かしている経済システムそのものに問題がある。システムを設計し直さないといけないが、多くの人が誤った資本主義のイメージや人間像に囚われている」という――。(聞き手=国際教育評論家・村田学)(前編/全2回) コロナ禍で広がった格差 ――ユヌス博士は貧困層に無担保で少額融資する「マイクロクレジット」を創案し、2006年にはノーベル平和賞を受賞されました。一方、依然として世界では経済格差が広がりつつあります(※1)。 ※1:世界不平等研究所の「世界不平等レポート2022」では、世界の上位1%の富裕層が世界の富の約40%を保有している(2021年)。前回のレポートでは上位1%の富裕層が占める富の割

          諸悪の根源は「銀行」である…ノーベル平和賞・ユヌス博士が訴える「世界中で格差が拡大している根本原因」 上位の人たちが富を独占する構造はおかしい
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