経団連は10日、自民党本部を訪れ、選択的夫婦別姓制度の早期導入を求める提言書を渡海紀三朗政調会長に手渡した。自民党幹部は同日、この問題について議論する党のワーキングチーム(WT)を近く開催する意向を示した。 選択的夫婦別姓の自民WTは、2021年に設置されたものの休眠状態となっており、党は今年6月に再開する方針を示していた。 WTの座長に逢沢一郎党紀委員長、事務局長に橘慶一郎元副復興相が就く人事も固めた。取材に対し、党幹部は「大いに議論してもらうつもりだ」と話した。 経団連は同日、公明党法務部会のヒアリングにも出席し、提言書を大口善徳部会長らに手渡した。【町野幸、遠藤修平】