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進化生物学の検索結果1 - 2 件 / 2件

  • 書評 現代思想 総特集 「ダニエル・C・デネット 1942-2024 意識と進化の哲学」 2024年10月臨時増刊号 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    現代思想2024年10月臨時増刊号 総特集=ダニエル・C・デネット――1942-2024 意識と進化の哲学 作者:木島泰三,戸田山和久,飯盛元章,吉川浩満,山口尚,高崎将平青土社Amazon ダニエル・デネットは意識,自由意思*1,ダーウィニズムを扱った哲学者であり,新無神論の提唱者の1人としても知られる.本臨時増刊号は彼の今年4月の逝去を受けての追悼記念号という位置づけだと思われる. 私のデネットとの出会いは,「ダーウィンの危険な思想」から始まる.哲学者が著した進化論を巡る論考ということで手を出してみたのだが,実に緻密で徹底的な思考により自然淘汰のアルゴリズムの強力さが描かれており,すぐに大ファンになった(そして私の哲学への偏見を取り除いてくれた恩人でもある).その後意識をめぐる「解明された意識」「スウィート・ドリームズ」,自由意思をめぐる「Freedom Evolves(邦題:自由は進

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    • アメリカは、内戦前夜なのか?中間層の没落と「エリートの過剰生産」が社会を不安定化させている

      日々刻々 橘玲 移り変わりの激しい世界の中でつい見逃しそうになる事件や経済、金融、社会問題などについて、作家・橘玲氏が鋭くメスを入れる。 バックナンバー一覧 公開中の映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』では、連邦政府から有力な州が離脱し、内戦状態になった近未来のアメリカが描かれる。“civil war”は「内戦」のことだが、“the Civil War”と大文字にすると、アメリカの歴史のなかで唯一の内戦である南北戦争を指す。このタイトルは、アメリカが南北戦争に匹敵する凄惨(せいさん)な内戦に向かっていることを暗示しているのだろう。 『シビル・ウォー』が、2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件に想を得て企画されたことは間違いないだろう。首都ワシントンD.C.で武力衝突が起き、反乱軍がホワイトハウスに突入するというストーリーは、たしかに映画的ではある。しかしそうなると、連邦政府に反旗を

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