24日の日本市場は円相場が対ドルで一時2カ月強ぶり高値に上昇した。日本銀行が月末の金融政策決定会合で大幅な政策変更をするとの臆測で円が買われている。円高を嫌気して日本株は大幅に下落した。 国債買い入れの減額計画と同時に日銀が追加利上げを決めると予想するエコノミストは3割程度にとどまるが、市場では15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げをするとの見方がくすぶる。実需のドル売り・円買いも加わり、円が上昇。日本株は日経平均株価が1カ月ぶりの安値に下落した。長期金利は上昇(債券相場は下落)した。 政府・日銀が円買い介入したとみられる11、12日を境にドル高・円安の潮目がいったん変わった。日銀会合直後の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利下げの可能性を指摘する声も出ている。自民党の茂木敏充幹事長は日銀は金融政策を正常化させる方向性を明確にすべきだとの考えを示し、米大統領選で復帰を狙