1970年代、のちにアニメ界の巨匠となる宮崎駿監督と故・高畑勲監督をはじめ、数々のアニメーターをいち早く見出してきた老舗のアニメ雑誌『アニメージュ』(徳間書店)の足跡をたどる「アニメージュとジブリ展(東京会場)」が1月3日、東京・銀座の松屋銀座で始まった。 これに先駆けて昨年末の12月28日に内覧会が開かれ、45年前の創刊に携わった鈴木敏夫プロデューサーも出席。『アニメージュ』の生みの親である当時の上司に「アニメ雑誌を作るから、お前が作って」と仕事を頼まれた思い出をふり返った。 あわせて鈴木さんは、アニメーションの作家性に焦点をあて、アニメ業界のビジネスモデルにも影響を与え、さらにはスタジオジブリの原点となった『アニメージュ』という雑誌の存在意義についても語った。 徳間書店が刊行する月刊『アニメージュ』は、1978年5月に創刊された日本初の本格的な商業アニメ雑誌。2023年で45周年を迎え