水戸市にある水戸京成百貨店の当時の社長が従業員の勤務データを改ざんするなどして、新型コロナの影響を受けた企業などに支給される国の「雇用調整助成金」など1億3000万円余りをだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは、水戸京成百貨店の元社長、齋藤貢 容疑者(66)です。 警察によりますと、元社長は在職中だった2020年4月から5月にかけて実際は従業員が出勤していたのに休業扱いにするよう勤務データの改ざんを指示して、新型コロナの影響を受けた企業などに支給される国の「雇用調整助成金」1億3000万円余りをだまし取った詐欺の疑いが持たれています。 警察は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。 水戸京成百貨店は去年1月、「雇用調整助成金」など合わせて3億600万円余りを、おととし8月までの2年4か月にわたり不正に受給していたことを会見を開いて明らかにしました。 警察は