発射失敗、新型エンジンに問題 衛星ロケット改修に時間必要―金総書記の計画達成困難か・北朝鮮 時事通信 外信部2024年05月29日07時08分配信 【ソウル時事】韓国軍関係者は28日、北朝鮮が27日の偵察衛星打ち上げに失敗した原因について、ロケット第1段目の新型エンジンの燃焼系統に問題があったとみられると指摘した。原因究明と改修に「相当な時間がかかるのではないか」としており、金正恩朝鮮労働党総書記が公表した衛星3基の年内打ち上げという計画の実現は困難との見方も浮上している。 政府、北朝鮮の挑発警戒 衛星打ち上げ失敗、日米韓連携 朝鮮中央通信によると、北朝鮮は27日、北西部・東倉里の「西海衛星発射場」から偵察衛星「万里鏡1―1号」を新型ロケットに搭載して打ち上げた。ロケットは第1段目の飛行中に空中で爆発した。 同通信は、新たに開発した「液体酸素と石油エンジン」に問題があったとする「初期段階の