(CNN) ブレイクダンスを代表する動きの一つ、ヘッドスピンが身体に予期せぬ影響を及ぼすことが明らかになった。デンマークの研究者らが10日、関連する症例報告を公開した。 ブレイクダンスはブレイキンの名称で、今夏のパリ五輪の採用種目にもなっていた。ダンサーは高い身体能力とダンスの創造性で観客を魅了するが、そこには身体的なリスクも付いて回る。手根管症候群をはじめとする神経障害、そしてダンサーの間で「ヘッドスピン・ホール」として知られる症状などがそれに該当する。後者はヘッドスピンの多用が頭皮に悪影響をもたらす状態を指す。 通常は頭髪が抜け落ちることに始まり、場合によっては頭頂部が大きく腫れるといった症状が出る。 10日に医学誌BMJに掲載された症例報告では、ブレイクダンス歴20年近くの30代前半の男性が、良性腫瘍(しゅよう)の治療を受けた。腫瘍は厚さ約2.5センチ以上の大きさになっていた。 こう