朝鮮学校への自治体補助金について、適正な支出を求めた文部科学大臣通知に対し、撤回を求めて会見する朝鮮学校関係者=文科省内 朝鮮学校の生徒や代表者らが3月30日、東京・霞が関の文部科学省で記者会見を開いた。テーマは前日の29日付で馳浩文科相が各自治体に出した補助金の適正支出を求める通知だ。 朝鮮学校への補助金をめぐっては、平成22年ごろの高校無償化の議論のなかで、北朝鮮の独裁者をたたえる教育内容や朝鮮総連の影響下にある学校運営が明らかになり、東京都や大阪府など支出を取りやめる自治体が相次いでいる。馳文科相は通知について「権限は自治体にあり減額や自粛、停止を指示する内容ではない」と説明したが、朝鮮学校側は「学校を潰しにかかっている」と即座に反発した。 愼吉雄・全国朝鮮高級学校校長会会長や生徒、保護者の代表が出席した記者会見で、彼らが行った主張はどんなものだったのか-。 会見の主な発言は次の通り