『男たちの星』に関するマイノリティーリポート 國澤 博司[まんだらけ中野店 マニア館] 「男たちの星」は、日本文芸社・週刊漫画ゴラク1972年10/19号から1973年11/22号(1973年11月15日号休載)まで全56回連載されたノベル・エッセイ。 今回の単行本化にあたっては、週刊漫画ゴラク本誌を底本としている。 1973年の連載開始当時の週刊漫画ゴラクは、 小池一雄・ケン月影『葬流者』 牛次郎・モンキーパンチ『摩訶男』 神保史郎・高橋亘『ニセガク無宿』 松本零士『聖凡人伝』 吉田松美『レモンマリア』 を主軸に、谷岡ヤスジ・秋竜山・はらたいら。 そこに中編読み切りが毎回掲載され、さらに連載小説が2本。 『男たちの星』は、花登筐『丁稚』の終了にともないスタートした作品である。 数あるメジャー青年誌の中でもアクション・ヤングコミック的な尖端のラインではなく、 週刊漫画サンデー、週刊漫画ti