並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 28 件 / 28件

新着順 人気順

COPDの検索結果1 - 28 件 / 28件

  • US Asthma COPD Drugs Market

    Asthma and COPD are typical breathing situations affecting a vast portion of the U.S. Population. The excessive occurrence and prevalence costs of these sicknesses have propelled the demand for pharmaceutical interventions, leading to a developing market for Asthma and COPD Drugs. The pharmaceutical industry has witnessed notable advancements in the development of inhalation gadgets and drug shipp

    • Asthma and COPD Drugs Market Size to Hit USD 34,374.23 Million by 2030 at 4.20% CAGR – Report by Market Research Future (MRFR)

      Asthma and COPD Drugs Market Size to Hit USD 34,374.23 Million by 2030 at 4.20% CAGR – Report by Market Research Future (MRFR) Asthma and COPD Drugs Market Trends, Growth and Insights by Disease (COPD and Asthma), Product (Long-Term Asthma Control Medications, Quick Relief Medications), Route of Administration (Oral, Inhaled), Distribution Channel (Retail Pharmacies, Hospital Pharmacies, Online Ph

        Asthma and COPD Drugs Market Size to Hit USD 34,374.23 Million by 2030 at 4.20% CAGR – Report by Market Research Future (MRFR)
      • COPDにおけるビソプロロールは心不全の有無を問わず有効 | 呼吸器内科医

        ■このシステマティックレビューおよびメタアナリシスは、PRISMAに従って実施され、ビソプロロールが肺機能(FEV1、FEV1%、FVC)、6分間歩行距離(6MWD)、有害事象、炎症性サイトカイン(IL-6、IL-8、CRP)に与える影響を調べた。 ■35の研究が対象となり、合計3269人が研究に参加した(ビソプロロール群1650人、対照群1619人)。COPD患者の肺機能に対するビソプロロールの効果は、FEV1(平均差0.46[95%信頼区間0.27~0.65]、P=0.000)、FEV1%(平均差-0.64[95%信頼区間0.42~0.86]、P=0.000)、FVC(平均差0.20[95%信頼区間0.05~0.34]、P=0.008)で、いずれも統計学的に有意な結果を示した。COPD患者の6MWDに対するビソプロロールの効果についても有意な結果を示した。 ■ビソプロロールを投与された

          COPDにおけるビソプロロールは心不全の有無を問わず有効 | 呼吸器内科医
        • COPDへのPDE阻害薬エンシフェントリンの実力

          日経メディカル運営の「日本最大級」医師求人メディア。転職支援会社が扱う求人情報のほか、医療機関からの直接求人情報も掲載!

            COPDへのPDE阻害薬エンシフェントリンの実力
          • メタアナリシス:慢性II型呼吸不全を伴うCOPDに対する在宅HFNC | 呼吸器内科医

            ■COPDにおける慢性II型呼吸不全は、通常NIVで治療される。HFNCはNIVの適切な代替手段となりうる。しかし、慢性II型呼吸不全を有するCOPDにおけるHFNCについてはまだコンセンサスはない。 ■逆分散法によるランダム効果モデルを用いてシステマティックレビューとメタアナリシスを実施した。HFNCを1か月以上適用された成人COPD患者を含むランダム化対照試験を対象とした。アウトカムは、全死亡、急性増悪、入院、SGRQスコアの変化とした。ROB 2.0を用いてバイアスリスクを評価し、GRADEを用いてエビデンスの質を評価した。

              メタアナリシス:慢性II型呼吸不全を伴うCOPDに対する在宅HFNC | 呼吸器内科医
            • アニオンギャップが高い重症COPDは死亡リスクが高い | 呼吸器内科医

              ■アニオンギャップ(AG)は重症患者の予後と関連することが証明されているが、COPDの重症患者におけるAGと全死亡との関連を検討した研究はほとんどない。この研究では、COPDの重症患者において、初期AG値が死亡リスクを予測するという仮説を立てた。 ■後ろ向きコホート研究は、Medical Information Mart for Intensive Care(MIMIC)IVデータベースを用いておこなわれた。患者のICU入室後24時間の背景、バイタルサイン、臨床検査、併存疾患、各種スコアリングを抽出した。多変量ロジスティック回帰分析モデルを用いて、血清AG値と死亡率との関連を検討した。 ■5531人のCOPD重症患者が登録された(男性53.6%、女性46.4%、年齢中央値73歳)。これらの患者のICUにおける全死因死亡率は13.7%であった。単変量ロジスティック回帰分析では、AGレベルが高

                アニオンギャップが高い重症COPDは死亡リスクが高い | 呼吸器内科医
              • ぜんそく(喘息)とCOPDの吸入剤について|医療法人啓生会 やすだ医院は、京都市南区にある呼吸器疾患を専門とする医療機関です。

                ぜんそくとCOPDの吸入剤 現在、当院で処方している吸入剤について説明します。 吸入器の種類によって使用方法が変わります。正しい吸入方法を身につけることが必要です。 パウダータイプやエアタイプ、カウンターが付いていたり、スペーサーが不要であったり、患者さんの状況に応じて使い分けが必要です。 吸入ステロイド剤には粒子の大きさも選択基準になります。さらに薬価も差があります。 当院ではすべての吸入ステロイドを用いていますので疑問があればご相談ください。 独立行政法人環境再生保全機構のホームページでは全ての吸入剤の使用法を動画で公開されております。 下記のホームページを開いてみていただければ自宅でも復習することができます。 独立行政法人環境再生保全機構

                • COPD患者におけるソフトミスト吸入器の誤使用 | 呼吸器内科医

                  ■吸入気管支拡張薬の使用は、COPD治療の主流でありソフトミスト吸入器 (SMI) はpMDIやDPIの欠点を克服するために開発されました。しかしながら、取り扱い中の誤用は多くの研究で頻繁に観察されている。COPD 患者における SMI の誤用に焦点を当てた研究はほとんどない。COPD 患者における SMI の誤用に関連するリスク要因を評価し特定した。 ■この前向き観察横断研究では、2018 年1月から2020年3月の間にSMI治療を受けていたCOPD患者を登録しました。医療スタッフがチェックリストを使用して、参加者のデバイスの取り扱いを評価した。

                    COPD患者におけるソフトミスト吸入器の誤使用 | 呼吸器内科医
                  • 関節リウマチにおけるCOPDリスク | 呼吸器内科医

                    Chung C, et al. Does Rheumatoid Arthritis Increase the Risk of COPD?: A Nationwide Retrospective Cohort Study. Chest. 2024 Jun;165(6):1362-1371. ■関節リウマチ (RA) における肺症状の報告のほとんどは、ILDと関連している。RAとCOPD はどちらも慢性炎症性全身性疾患である。RAがCOPD発症リスクを高めるかどうか調べた。また、血清陽性RAと血清陰性RAでの違いも調べた。 ■韓国国民健康保険データベースを使用して、2010 年から 2017 年の間に RA と診断された個人をスクリーニングした。RA 患者 4万6,030 人 (血清陽性 RA 患者 3万2,608 人、血清陰性 RA 患者 1万3,422 人) と、それにマッチした対照者 2

                      関節リウマチにおけるCOPDリスク | 呼吸器内科医
                    • COPDに対するガバペンチノイド使用は増悪リスクを上昇 | 呼吸器内科医

                      当初の警告通りといったところでしょうか。ガバペンチノイドは、ガバペン®とリリカ®の両方を含みます。COPDの患者さんに処方する場合は注意が必要です。 ■欧米の保健機関は最近、COPD患者を含むガバペンチノイドに関連する重篤な呼吸障害について警告したが、裏付けとなる証拠は限られていた。この新規使用者を含むコホート研究では、ガバペンチノイドの使用がCOPD 患者の重篤な増悪と関連しているかどうかを評価した。。 ■1994年から2015年までのCOPD患者の基本コホート内で、適応症(てんかん、神経障害性疼痛、その他の慢性疼痛)を伴ってガバペンチノイド治療を開始した患者と非使用者を比較した。主要転帰は、入院を必要とする重度の COPD 増悪とした。 ■てんかんのあるガバペンチノイド使用者 356 名、神経障害性疼痛のある 9,411 名、その他の慢性疼痛のある 3,737 名が含まれており、非使用

                        COPDに対するガバペンチノイド使用は増悪リスクを上昇 | 呼吸器内科医
                      • GLP-1受容体作動薬はCOPD増悪のリスクを低下 | 呼吸器内科医

                        ■COPDと2型糖尿病が合併すると、臨床アウトカムが不良となる。GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)は喘息増悪リスクを低下させ、COPDにおいて努力性肺活量を改善するというエビデンスがある。この研究ではGLP-1RAが他の2型糖尿病治療薬と比べてCOPD増悪率および中等度・重度増悪リスクの定価と関連するかどうか調べた。 ■COPD患者1,642例を対象とした後ろ向き観察研究(2012~2022年)。曝露は、GLP-1RA、DPP-4阻害薬、SGLT2阻害薬、SUの処方と定義した。 ■未調整のCOPD増悪回数はGLP-1RA使用者で少なかった。DPP-4i[IRR1.48;95%信頼区間1.08~2.04;P=.02]、SU[IRR2.09;95%信頼区間1.62~2.69;P<0.0001]使用者では、GLP-1RA使用者と比較して調整後の増悪率が高かった。GLP-1RAの使用は、DP

                          GLP-1受容体作動薬はCOPD増悪のリスクを低下 | 呼吸器内科医
                        • COPDの合併症、全身への影響|COPD(慢性閉塞性肺疾患)|生活習慣病ガイド|健康サポート情報|オムロン ヘルスケア

                          COPDが軽度であっても合併症のリスクあり 初期のCOPDでは無症状または症状を自覚していない人が多いほか、COPDと診断された方であっても症状が軽い場合には現状を深刻に捉えていないケースも多くみられます。しかし、「自分はまだ軽度だから大丈夫」と安心するのは危険です。気づかないうちに病状が進行してしまうだけでなく、初期のCOPDであってもさまざまな合併症のリスクが伴いますので注意が必要です。 肺の合併症や全身の併存症に注意 COPDは、肺の病気であると同時に、全身に影響を及ぼす病気でもあります。肺に関係する合併症としては、喘息、肺がん、気腫合併肺線維症、肺高血圧症、肺炎、気胸などがあります。全身への影響(併存症)としては、全身性炎症、フレイル、サルコペニア、栄養障害、心血管疾患、骨粗鬆症、不安・抑うつ、糖尿病、閉塞性睡眠時無呼吸、貧血などが挙げられます。この併存症の有無は、COPDの増悪の

                            COPDの合併症、全身への影響|COPD(慢性閉塞性肺疾患)|生活習慣病ガイド|健康サポート情報|オムロン ヘルスケア
                          • プライマリ・ケアにおけるCOPD増悪に対する経口ステロイドは有効か? | 呼吸器内科医

                            予定していたサンプルサイズは達成できませんでしたが、プライマリ・ケア・セッティングでプレドニゾロンがプラセボより有効という結論にはなりませんでした。急性期病院に入院になるCOPD増悪は、相対的に重度のことが多いという意味かもしれません。 経口ステロイドで治療されたCOPD増悪のプライマリ・ケア患者をみたフランスの観察研究においても、3か月以内に新たな増悪を起こすリスクが有意に増加することが示されています(Exercer La Revue Francophone de Médecine Generale 2010; 21: 24S–25S)。

                              プライマリ・ケアにおけるCOPD増悪に対する経口ステロイドは有効か? | 呼吸器内科医
                            • COPDに対するICSはCOVID-19を予防する? | 呼吸器内科医

                              COVID-19の初期ではパルミコートがよく使われていましたが、その後はるかに有効な抗ウイルス薬が登場したことから、現在は用いられていません。

                                COPDに対するICSはCOVID-19を予防する? | 呼吸器内科医
                              • COPDにおけるICSは用量依存的にStenotrophomonas maltophiliaの定着リスクを増加 | 呼吸器内科医

                                COPDにおけるICSは用量依存的にStenotrophomonas maltophiliaの定着リスクを増加 2024年 03月 18日 COPDにおいてICSの位置づけは長らく変化しておらず、最新のGOLD 2024においても「ABE分類」が踏襲されています(図)。ICSは副次的な位置づけに過ぎず、末梢血好酸球数が高い症例において増悪を予防する効果が期待されています。要は、喘息コンポーネントを有するCOPD例(いわゆるACO)で効果を発揮することから、COPD単独においてはLAMAやLABAほど強い立ち位置にいるわけではありません。

                                  COPDにおけるICSは用量依存的にStenotrophomonas maltophiliaの定着リスクを増加 | 呼吸器内科医
                                • BICS研究:COPDに対するビソプロロール | 呼吸器内科医

                                  COPDに対するβ遮断薬は、循環器内科・呼吸器内科双方で懸念されている薬剤ですが、個人的には循環器の恩恵が大きければ使っていただくようお願いしています。この論文のプライマリアウトカムの設定によってAbstractはその事実を記載されていますが、「ビソプロロールはCOPD患者に恩恵がない」といった曲解をしないことが重要です。 ビソプロロールの安全性プロファイルはプラセボの安全性プロファイルと同様で、重篤な有害事象や総副作用または呼吸器系の有害反応の増加はないということになります。BLOCK COPD研究でも示されているように、COPD単独に対して有益と思っている人はいないと思うので、あくまで循環器リスクが高いかどうかでβ遮断薬の使用を検討すべきです。

                                    BICS研究:COPDに対するビソプロロール | 呼吸器内科医
                                  • OPTI研究:COPDにおけるSITTとMITTの持続性比較 | 呼吸器内科医

                                    呼吸器内科医でもまだまだMITT処方は多いようです。エアロスフィアの吸入回数に耐えられない場合、COPDでは現実的にテリルジー以外に選択肢がない点がネックです(エナジアは喘息にしか適応がない)。 ■2018年からフランスで中等症から重症のCOPD治療に単一デバイスによるトリプル吸入療法(SITT)が使用可能となった。複数の吸入デバイスによるトリプル吸入療法(MITT)と比較して吸入器使用が簡略化されるため、持続性とアドヒアランスの改善という点で利益があると考えられる。トリプル吸入療法の有効性に関するリアルワールドでのエビデンスが不足していることから、本研究では、フランスにおけるMITTとSITTの使用状況を評価し、持続性を比較することを目的とした。 ■後ろ向きコホート研究において、2017年7月1日から2019年12月31日の間にトリプル吸入療法を開始したCOPD患者を、薬局データを含むフ

                                      OPTI研究:COPDにおけるSITTとMITTの持続性比較 | 呼吸器内科医
                                    • COPD患者への抗うつ薬、増悪や肺炎のリスクに|CareNet.com

                                      Doctors’Picks医師限定 医師が薦めるがん関連情報を一覧でチェック!エキスパートの解説コメントで理解が深まる

                                        COPD患者への抗うつ薬、増悪や肺炎のリスクに|CareNet.com
                                      • せきやたんが増え息苦しい… 肺の生活習慣病COPD、喫煙者の15~20%発症 心血管疾患などリスクも | 沖縄タイムス+プラス

                                        最近、せきやたんが増えて息苦しい時はありませんか? 朝起きた時、たんが絡んで息がしづらくはないですか? たばこを吸っていませんか? 肺の生活習慣病と呼ばれるCOPD(慢性閉(へい)塞(そく)性肺疾患)という病気があります。主に長期間にわたる喫煙が原因で、喫煙者の15~20%がCOPDを発症するといわれています。 たばこの有害物質で肺胞が壊れると、肺は弾力性を失います。また気管支の慢性的な炎症は、気管支の内腔を狭くし、空気の出し入れ(流れ)に障害が出てきます。そうなると、せきやたんが多くなり、息を吐き出しにくくなってきます。さらに肺が傷んでくると、酸素の取り込みができなくなり、酸素不足によって少し動いただけでも息切れしてきます。

                                          せきやたんが増え息苦しい… 肺の生活習慣病COPD、喫煙者の15~20%発症 心血管疾患などリスクも | 沖縄タイムス+プラス
                                        • EMBARCレジストリ:ROSE基準を満たすCOPD合併気管支拡張症は半数程度 | 呼吸器内科医

                                          EMBARCレジストリからの報告です。ROSE基準を満たすCOPD合併気管支拡張症は思ったほど多くないのですが、COPDとラベリングされた人は増悪リスクが高いというものです。重症化しやすい層が見分けられれば個人的にはそれでよいのではとも思いますが、それでも定義は大事なのでしょう。

                                            EMBARCレジストリ:ROSE基準を満たすCOPD合併気管支拡張症は半数程度 | 呼吸器内科医
                                          • UCAP研究:喘息・COPDのケアは専門家にまかせるべきか? | 呼吸器内科医

                                            個人的には、COPDや喘息のようなcommon diseasesは、一度どこかで専門家がチェックするような形で、基本的にはプライマリ・ケア医に日常診療をお願いしてよいと考えています。それぞれの国の事情もあると思いますが、そこまで大きな差が出るとは考えていません。

                                              UCAP研究:喘息・COPDのケアは専門家にまかせるべきか? | 呼吸器内科医
                                            • COPDに対する吸気筋トレーニング、横隔膜の機能改善に有効と証明-近大 | QLifePro

                                              IMTが横隔膜の可動性改善にも有効かは不明だった 近畿大学は6月25日、慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease;COPD)患者を対象に、この疾患の治療に用いられる吸気筋トレーニング(IMT)の効果を検証した結果、横隔膜機能を改善させ、全身の持久力向上や歩行時の呼吸困難感に対して有効に働くことを証明したと発表した。この研究は、同大病院リハビリテーション部理学療法士の白石匡氏、同大医学部リハビリテーション医学教室の東本有司臨床教授、同内科学教室(呼吸器・アレルギー内科部門)の松本久子主任教授らを中心とする研究グループによるもの。研究成果は、「ERJ Open Research」にオンライン掲載されている。 画像はリリースより (詳細は▼関連リンクからご確認ください) COPDは、主に喫煙などが原因で気道が狭くなり、肺の弾力性が低下する病気で

                                                COPDに対する吸気筋トレーニング、横隔膜の機能改善に有効と証明-近大 | QLifePro
                                              • コロナと喫煙、そしてCOPD

                                                ここ茅ヶ崎を含む神奈川県ではまだ緊急事態宣言が解かれていませんが、それでも今週に入り徐々に発熱などでご相談いただく方は減っては来ているようで、ようやく当院もやや落ち着きを取り戻しつつあります。 ただ油断はできない状況でもあり、今一度皆さんには感染対策の継続をお願いします。 今日は今回の新型コロナウイルスと喫煙の関係についてです。 今回の新型コロナウイルス感染症では、肺の慢性的な病気により、肺の機能が低下していることが悪化の大きなリスクとなると考えられています。 この状態を引き起こす原因としては、喫煙そのものと、長期に喫煙をしていた人に起こりうるCOPDという病気の発症が挙げられています。 →COPDについて いくつかの論文をまとめたメタ解析という手法でまとめたデータによると、喫煙をしている場合は、していない場合と比べ新型コロナウイルス感染が重症化するリスクが約2倍高い可能性があるという見解

                                                  コロナと喫煙、そしてCOPD
                                                • COPD患者の高齢化の現状

                                                  慢性閉塞性肺疾患(COPD)は主症状である咳嗽や喀痰,息切れといった症状が非特異的であり,かつ緩徐な進行を示すことから,症状が加齢や疲労,感冒症状の遷延と誤認されやすい.さらに一般社会における認知度が低いため,鑑別診断として想起されにくいことから早期に診断されていない患者が多いことが推定されている.しかしCOPDが適切な管理をされずにいると,呼吸機能の低下,身体活動性の低下,さらには増悪による呼吸不全や全身性の合併症の併発といった様々な問題を生じることとなる.急速な高齢化が進む我が国において,COPDを早期に発見し,適切な治療につなげていくかは重要であり,更には呼吸機能だけではなく全身性の併存症にも着目して治療を検討していくことが求められる.COPD診断と治療のためのガイドラインの管理目標にある,運動耐容能と身体活動性の向上および維持を達成することは,高齢者が元気で長生きしていくために重要

                                                  • むしろ眠気を「改善」? COPDに対する低用量モルヒネ

                                                    日経メディカル運営の「日本最大級」医師求人メディア。転職支援会社が扱う求人情報のほか、医療機関からの直接求人情報も掲載!

                                                      むしろ眠気を「改善」? COPDに対する低用量モルヒネ
                                                    • COPD増悪のRome分類は有用か? | 呼吸器内科医

                                                      COPD増悪の新しい基準としてRome proposalがGOLD2023に記載されたことは記憶に新しいです。Rome proposalは2021年のブルージャーナルの報告に基づくものです(Am J Repir Crit Care Med. 2021; 204(11): 1251-8)。 国際的に使われていくことになりますが、日本語訳は無難に「Rome分類」「Rome基準」あたりに落ち着くかもしれませんね。このブログでは、以下Rome分類としておきます。

                                                        COPD増悪のRome分類は有用か? | 呼吸器内科医
                                                      • COPD吸入薬、8割が正しく吸えていない | 呼吸器内科医

                                                        Medical TribuneにCOPD吸入薬のアドヒアランスについて書かせていただきました。連載中には書いていないのですが、この論文の中に書かれてあるエリプタについては少し誤解があります。実はこのような文章があります。 「Incorrect positioning of the inhaler was mainly observed in the Ellipta device where the air vents were facing downward when inhaling. Although the manual stated that attention must be given to the position, with most patients being right-handed, the cap is shifted with the right hand an

                                                          COPD吸入薬、8割が正しく吸えていない | 呼吸器内科医
                                                        • Tie-COPD試験事後解析:チオトロピウムのCIDに対する効果 | 呼吸器内科医

                                                          日経メディカルのアンケートでもありましたが、COPDにおけるLAMAはほぼスピリーバ一強の状態です。ハンディヘラーはほとんど処方しておらず、個人的にはレスピマット主流です。 ■臨床的に重要な悪化(CID)は、COPDの複雑な進行を総合的に評価するための複合エンドポイントである。チオトロピウムはGOLDステージ1(軽度)または2(中等度)のCOPD患者において肺機能を改善し、COPD増悪率を低下させる。しかし、軽度から中等度のCOPD患者においてチオトロピウムがCIDリスクを低下させるかについては、不明である。 ■軽度から中等度のCOPD患者を対象に18μg/dayのチオトロピウムとプラセボを比較した24か月間のTie-COPD試験の事後解析である。CIDは、トラフ1秒量の100mL以上の減少、CATスコアの2点以上の増加、または中等度から重度の増悪と定義した。これらのイベントが最初に発生す

                                                            Tie-COPD試験事後解析:チオトロピウムのCIDに対する効果 | 呼吸器内科医
                                                          1