アルバム『SENSUOUS』プロジェクトのテーマは、音楽、映像、照明のシンクロ。音楽と映像の新しいカタチを提唱するコーネリアスこと小山田圭吾に、この度放つライブDVDとリミックス作品集、そしてこれからについて訊いた。 Text●宮本英夫 Photo●三浦孝明 ──ライブDVDのタイトルの“シンクロナイズド”というのは、音と映像と照明とがすべてシンクロしているという意味なんですね。 「今回は『SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW』というタイトルで、その3つのシンクロがテーマになってます。それ以外にも会場の雰囲気や、いろんな要素がライブには影響してくるんですけど、もともと演奏のシンクロナイズというのは、だいたい今から10年ぐらい前のツアーから始めていたことで、その完成形に近いことが今回はできたかなと思ってます」 ──そもそも、すべてがシンクロするというものに興味を持ったきっかけ