並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 6 件 / 6件

新着順 人気順

Courrierの検索結果1 - 6 件 / 6件

  • 米紙が指南「安倍晋三から学ぶ、トランプとの付き合い方」 | 世界のリーダーへの教訓

    ドナルド・トランプによる第一次政権時代、彼のことを最も心得ている世界のリーダーがいたとすれば、それは当時の日本の首相、安倍晋三だろう。安倍はトランプの「ゴルフ好き」、「ハンバーガー好き」、そして「お世辞好き」を利用して、トランプの懲罰本能から日本を守るのに役立てた。 2016年、トランプが当選すると、安倍は他国の首脳に先駆けてニューヨークのトランプタワーを訪ね、ゴルフクラブを贈った。就任式が終わると彼はすぐに、世界の舞台で新人を導く長老の役割を引き受け、度重なる電話にも親身になって耳を傾けた。就任から数週間後、フロリダ州マー・ア・ラゴにあるトランプの別荘を訪れ、二人は一緒にゴルフを楽しみ、お互いの夫人も交えて食事を共にした。 それだけではない。トランプが国賓として来日した際には、大相撲で「米大統領杯」を用意し、即位したばかりの天皇に会う「初めての国際的指導者」という名誉も与えるなど、もてな

      米紙が指南「安倍晋三から学ぶ、トランプとの付き合い方」 | 世界のリーダーへの教訓
    • 英紙が世界でも支給額の安い日本の年金制度を憂慮「評価はCレベル」 | このままでは機能不全に陥る

      「定年70歳時代」が叫ばれる日本では、多くの人が老後の生活に不安を抱いている。では、日本の年金制度は国際的にはどのような評価を受けているのだろう。英経済紙によれば、支給額などの面で決して高水準だとは言えず、専門家はその存続を危ぶんでいる。 日本の金融業界はいま、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)からもたらされるスリリングな興奮で沸き立っている。 2006年に設立されたGPIFの役割は、国民年金の積立金を管理・運用し、急激に高齢化が進む日本社会を支える資金を蓄えることだ。日本最大の機関投資家でもある同組織は、5年ごとに投資計画を見直しており、2024年はその年に当たる。 これにより、246兆円に上るGPIFの資産の基本ポートフォリオと、各アセットクラス(国内株式、外国株式など各資産の分類)への資産配分が決まる。さらに39ある外部の運用会社を変更するか否かや、それぞれに委託される金額な

        英紙が世界でも支給額の安い日本の年金制度を憂慮「評価はCレベル」 | このままでは機能不全に陥る
      • 厳選された遺伝子の「スーパーベイビー」がもうすぐ誕生 各国で物議 | 最も「賢くて健康的な」胚を選べる時代…

        「子供のIQを6ポイント向上させることができる」 米スタートアップ「ヘリオスペクト・ゲノミクス」の「胚をスクリーニングするサービス」が物議を醸している。 英紙「ガーディアン」によれば、同社は知能指数(IQ)や身長、肥満のリスク、精神疾患のリスクなどの特性を持つ胚をスクリーニングするサービスを提供しており、かかる費用は最大100個の胚を検査するのに約5万ドル(約760万円)、より少ない胚の検査には約4000ドル(約60万円)を請求しているという。 それぞれの胚が持つ前述のような特性をスコア化、そしてランク付けをし、最も「賢くて健康的な」胚を選ぶことで、子供のIQを6ポイント以上向上させることができると主張している。 これまでに12組以上のカップルがこのサービスに協力しており、そのなかの5組のカップルが妊娠に成功した。それらの胚は2023年末までに選別されたもので、その赤ちゃんがもうすぐ産まれ

          厳選された遺伝子の「スーパーベイビー」がもうすぐ誕生 各国で物議 | 最も「賢くて健康的な」胚を選べる時代…
        • 一発の核兵器発射で何が起こるか─答えを「知っている人」が語る絶望のシナリオ | 米大統領は「6分」で決断、核の冬までは「72分」

          米「ニューヨーク・タイムズ」の調査報道ジャーナリスト、アニー・ジェイコブセンは、数々の米政府高官へのインタビューをもとに、「核抑止が破綻したとき、何が起こるか」を、著書『核戦争:一つのシナリオ』で示した。映画『デューン 砂の惑星』シリーズの監督、ドゥニ・ヴィルヌーヴによって映画化も決まっている同作で描かれた、「核戦争」のリアルすぎるシナリオ──それを裏付ける根拠を、仏誌「レクスプレス」がジェイコブセン本人に聞いた。 人類が核戦争の惨禍を免れてきた要因の一つに、「幸運」がある。決定的な瞬間に誰も悪い選択をしなかったこと、過ちや失敗への反省が手遅れにならなかったこと……。これは核軍縮に関する国連のレポートのなかの言葉である。 ピューリッツァー賞の最終選考に残ったこともある米国人ジャーナリスト、アニー・ジェイコブセンは、新著『核戦争:一つのシナリオ』(未邦訳)のなかで「その幸運が失われたとき」を

            一発の核兵器発射で何が起こるか─答えを「知っている人」が語る絶望のシナリオ | 米大統領は「6分」で決断、核の冬までは「72分」
          • イーロン・マスクがわが子一同を住まわせる「お屋敷」を作っている | 子供は何人? その母親たちは誰?

            世界を騒がせ続ける男イーロン・マスクが、わが子たちとその母親たちを住まわせる屋敷を作ろうとしているようだ。それはどんな場所で、そこに住むのは誰なのか──。米紙「ニューヨーク・タイムズ」が現地を取材した。 米テキサス州オースティンにある閑静な超高級住宅街の通りに、ひときわ目立つ物件がある。1300平米ほどの豪邸で、イタリアのトスカーナにある丘からそのまま引っこ抜いてきて、そこに移築した別荘のように見える。 ここに一風変わった家族屋敷の礎を築こうとしているのが、世界一の富豪にして、大統領選を戦うドナルド・トランプ前大統領のおそらく最も重要な支持者であるイーロン・マスク(53)だと、彼の計画に詳しい関係者4人は語る。 この数ヵ月のあいだでマスクは近しい人たちに、自分の子供たち(少なくとも11人いる)とその母親3人のうち2人を隣り合わせの物件に住まわせることを考えていると語っている。 そうすれば、

              イーロン・マスクがわが子一同を住まわせる「お屋敷」を作っている | 子供は何人? その母親たちは誰?
            • 「世界で最もパクられる画家」奈良美智の“幼稚な絵”に隠された複雑な世界 | 「ナライズムというものがあるのかもしれない」

              大きな目に、ちょっと不機嫌そうな表情を浮かべる女の子──そんなインパクトのある奈良美智の絵を、本の表紙やポスターなどで目にしたことがある人は多いだろう。スペイン紙「エル・パイス」の記者いわく、「世界で最もパクられる画家」である奈良は、どんな思いで創作活動に励んでいるのか。 子供の頃は内向的だった多くの人がそうであるように、アーティストの奈良美智(64)はいまではむしろ気さくな印象を与える。彼の見た目は、彼が描く険しい表情で、怒ったり、悲しんだりしている子供たちとは正反対だ。 銀髪にスポーティーなキャップをかぶり、スペインのビスカヤ県にあるサーフィンスクールのロゴが入った目の冴えるような黄色のスウェットを着ている。「こちらで買ったばかりなんです」と奈良は言う。 私たちは、ビスカヤ県ビルバオにあるグッゲンハイム美術館にいる。ここでは11月3日までスペインで初となる奈良の大規模な個展が開催された

                「世界で最もパクられる画家」奈良美智の“幼稚な絵”に隠された複雑な世界 | 「ナライズムというものがあるのかもしれない」
              1