今季の成績は、ここまで64試合に出場し打率.330、10盗塁という数字を挙げ、とくに8月に至っては16試合連続安打に加え打率.374、OPS.934(8月26日現在、以下同)という圧巻のスタッツで月間MVP候補に名乗りを挙げている。 ただスタートから順風満帆というわけではなかった。オープン戦で.308の打率を残すと、プロ初となる開幕スタメンに名を連ねたが、いきなり3三振。その後もバッティングの調子が上がらず4月25日に一軍登録抹消されると、そこから約1カ月、ファーム暮らしがつづいた。 梶原は当時のことを振り返る。 「オープン戦で良くて、なぜ開幕してから上手く行かなかったのかをファームにいるときに考えました。しっかりやらなければいけないというか、結果を求めすぎてしまって、それが力みや焦りに繋がり、持ち味を生かすことができなかった。だからファームでは打席の中で落ち着いて、新しいことに取り組むと