ウクライナ東部ゴルロフカで、グラート(Grad)多連装ロケット砲を発射する親ロシア派武装勢力(2015年2月18日撮影)。(c)AFP/ANDREY BORODULIN 【2月19日 AFP】ウクライナ政府軍と親ロシア派武装勢力との間で激戦が続いていた同国東部の鉄道交通の要衝デバルツェボ(Debaltseve)が18日、親露派によって制圧された。ウクライナのペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)大統領は、破たんした停戦合意の施行のための欧州連合(EU)による平和維持部隊派遣を要請した。 親露派は16日、自らの拠点とするドネツク(Donetsk)とルガンスク(Lugansk)を鉄道でつなぐ町であるデバルツェボの奪取を目指し、停戦を無視する形で攻勢を開始。同町からは疲労困ぱいした約2500人の政府軍兵士が18日までに撤退し、親露派戦闘部隊の報道官は町を「完全に制圧」したと述べ