【ソウル=矢尾隆行】トヨタ自動車と韓国・現代自動車は27日、自動車競技の振興イベントをソウル近郊で初めて共催した。両社は水素で走る燃料電池車(FCV)に力を入れているが、電気自動車(EV)が減速し、環境車の選択肢としてFCVが見直されている。環境対応を軸とした業界再編が世界で活発になっており、接点の少なかった両社がレースで接近する。イベントは京畿道龍仁(ヨンイン)市のサーキット「エバーランドス
欧州自動車メーカーが苦境に立たされている。最大市場のドイツでは新車需要が停滞し市場競争が激化。欧州最大手フォルクスワーゲン(VW)が国内工場の閉鎖を検討するなど各社が経営戦略の見直しを迫られている。環境規制に対応するためここ数年で急速な電気自動車(EV)化を進めてきた欧州メーカー。中国・比亜迪(BYD)など新興メーカーが台頭する中、世界の自動車産業をけん引してきた伝統企業は再び競争力を発揮できるか。(編集委員・村上毅) 中国台頭で苦戦、新車販売停滞 「欧州の自動車産業は非常に厳しく、深刻な状況だ。製造拠点としてのドイツは競争力で後れを取っており、断固として行動しなければいけない」。VWのオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)は9月に発表した声明の中でこう危機感を募らせた。 VWは1937年の創業以来初となる国内工場閉鎖の検討を始めた。ドイツはエネルギーコストが上昇し人件費も高騰している
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