トンネル坑内(提供:東京大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設) ノーベル物理学賞受賞をもたらしたスーパーカミオカンデの後継となる, ハイパーカミオカンデの建設が着工した。当社は現在アクセス坑道の建設を進めており, 素粒子研究の発展や宇宙進化史の解明が期待される施設の礎を築き始めた。 カミオカンデの後継をつくる 昨年5月,岐阜県飛騨市神岡町で「ハイパーカミオカンデ」の着工記念式典が行われた。東京大学が建設を進める「ハイパーカミオカンデ」は,現在稼働中の「スーパーカミオカンデ」の後継となる新しいニュートリノ観測施設。素粒子の統一理論や宇宙進化史の解明が期待される施設だ。 当社は2020年から周辺道路の切回しや施工ヤード内の整備を開始, 5月から施設へのアクセス坑道となるトンネルの掘削を行っている。坑口から最大6.6%の下り勾配で計画された1,873.5mのアクセス坑道は, ハイパーカミオカ