南シナ海のアユンギン礁付近で、船上で刃物を振りかざす中国海警局の隊員(中央奥)。比軍撮影の動画より(2024年6月17日撮影、19日公開)。(c)AFP PHOTO / ARMED FORCES OF THE PHILIPPINES - PUBLIC AFFAIRS OFFICE 【6月21日 AFP】フィリピンが実効支配する南シナ海(South China Sea)のアユンギン礁(セカンド・トーマス礁、Second Thomas Shoal)付近で17日に同国海軍の船舶に中国船が衝突した際、中国海警局の隊員がナイフやおのなどを振り回していたことが、フィリピン側が19日夜に公開した動画で明らかになった。 フィリピン軍によると、中国海警局はこの衝突の際、銃を含むフィリピン軍の装備を奪取したり破壊したりした。またフィリピン側の乗組員1人が、親指を切断する重傷を負った。 フィリピン軍のロメオ・ブ