Kaigi on Rails 2024「作って理解する RDBMSのしくみ」の発表スライド。 #kaigionrails https://kaigionrails.org/2024/talks/ydah/
はじめに Goで自作RDBMSに挑戦してみたログです。自作、といっても大部分は参考にした書籍の移植です。 ここ1年くらいRDBに向き合う機会が多く、その内部実装を手を動かしながら身を持って理解してみたいというモチベーションから始めてみました。ちょうど会社の『内部構造から学ぶPostgreSQL』読書会に参加したこともモチベーション上げるきっかけとなりました。 (他の方の記事ですが、読書会の記録はこちら↓) 『内部構造から学ぶPostgreSQL』読書会を完走した感想 [改訂3版]内部構造から学ぶPostgreSQLの社内読書会振り返り データベースをデータの箱としか思っていなかった私の『内部構造から学ぶPostgreSQL』を読んだ感想 普段何気なく使ってるRDBMSですが、ACID特性を守るため・大量の読み書きを捌くため、非常に緻密に設計されております。 これを完全再現といかなくとも自分
クラスメソッド Odyssey のリアルイベントで Google Cloud のリレーショナルデータベースを徹底比較して、どのように選ぶべきか発表してきました! ウィスキー、シガー、パイプをこよなく愛する大栗です。 7月20日にクラスメソッドの設立20周年イベントである Odyssey のリアルイベント Day4 で Google Cloud の RDB の選択方法について登壇してきました。 Google Cloud の RDB を徹底比較! 選び方と最新機能紹介 データベース データベースは、RDBMS 以外にも NoSQL や NewSQL などの分類がありますが、人気のデータベースランキングでも上位は全て RDBMS になっていて人気が根強いプロダクトになっています。しかし、データの扱い方として、生成 AI のブームによるベクトル検索やデータ量の増加なども重要になります。 Googl
データベーススペシャリストの参考書を呼んでいて、リレーショナルモデルが主流になったのはデータ独立を実現したことにより変更容易性が高くなり生産性が上がったからだと書いてありました。 個人的には流行ったメインの理由はRDBMSが優れたトランザクションの仕組みを持っていたためだと考えていました。 なぜRDBMSが主流になったと思いますか? RDBMSが流行った理由はトランザクションのお陰ではありません。何故ならリレーショナルモデル登場前からトランザクションをサポートしたデータベースは複数あったからです。 リレーショナルモデルの提唱者であるEdgar F. Codd氏がその当時勤務していたIBMが売っていた製品がInformation Management System(以下IMS)というデータベースで、階層型データモデルというデータ型でデータを表現していました。これは例えるならファイルシステムの
エンジニア何年もやって、ちゃんとDB学んでいなかった悔しさがずっとあったので、この間は色々とコースなり、本なりを探って勉強した。 DBMSは非常に大きなトピックで自分もまだまだほんの少ししか触れていなかったが、この記事では、とりあえずはインデックスからスタートしてようと思う。 (結構長くなってしまったので、TL;DRとして節ごとにまとめを置いています) DBMSのアーキテクチャー概要 データベースによって実装が異なるが、一般的に含まれるDBMSの構成コンポーネントとして、次のように挙げられる[1]。 DBMSはサーバークライエントのモデルを使っている。クライエントはクエリーを構成してトランスポートのレイヤーを経てサーバー側に送られる。クエリーに対してサーバー側が解析や最適化して、適切な実行プランを出す。実行プランは実行エンジンに渡されて、ローカルとリモートの実行結果を集計する。リモートとい
In the Introduction To Database Indexing Article, We discussed database indexes, Their type, representations, and use cases. In this article, we will experiment to check which performs better as a clustered index. UUID version 4 vs UUID version 7 or 6. Then we will discuss why that happened. What is UUID version 4?UUID, an acronym for Universally Unique Identifier, is a 128-bit identifier represen
第11回 RDBMSをデータウエアハウスに使う際の性能劣化、OLTP用途との違いを理解 データウエアハウスにまつわるトラブル 今回はデータウエアハウス(DWH)導入時のトラブル事例を紹介します。DWHとは、組織内の様々なシステムから得られる大量の構造化データや半構造化データを集積し、保存するデータ処理システムです。保存されたデータはBI(ビジネスインテリジェンス)やデータ分析に活用されます。 現代のビジネス環境では、AI(人工知能)を活用した機械翻訳、質問応答、画像認識、機械学習などの技術が急速に進化しています。同様にBIツールを通じてビジネスデータを収集・整理・分析し、視覚的に理解しやすくする技術も進歩しています。蓄積されるデータの量は飛躍的に増加しています。データ管理と分析の重要性が高まる中で、膨大なデータの活用は企業や組織にとって欠かせなくなっています。 DWHの主な特徴は、データを
はじめに こんにちは。現在、僕はRustでアプリケーションを実装するために必要な個別のトピックについてひとつずつ学習を進めています。前回は、RustでgRPCを実装するサンプルを書いてみた という記事を書きましたが、今回はDB接続を扱います。DB接続に関するRustのライブラリにはいくつか有力な選択肢があるようです。今回はその中の一つであるsqlxを取り上げます。 メモとしてざっくり調べた有力候補のライブラリについて簡単に記録しておきます。 Diesel : GitHubのスター数から見るに最も著名なORMのように思われます。 sqlx : スター数はDieselとほぼ横ばいです。非ORM。 SeaORM : sqlx上に構築されたORMらしいです。そこそこのスター数です。 ormx : SeaORM同様sqlxで実装されているようです。 ※スター数については2023年8月時点のものです
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