「ボブさん出来ました!」 亜夢ちゃんが満面の笑顔でボブに報告。 その笑顔にまた一段と亜夢ちゃんを愛おしく思うボブ。 「うん、お疲れ様ありがとう」 「運びます」 「いや、重いから俺が運ぶよ」 「あっ、はいありがとうございます」 ボブが鍋を持ち上げ 「おーい!テーブルの真ん中片付けて!出来たぞー」 「おおー!」 歓声が上がる。 「美味そうだなぁ!いい香り、何鍋?」 「よくぞ聞いてくれた。今日はみんな集まってくれて、親父もお袋も凄く喜んでます。だから池堂家からみなさんに感謝を込めて“秋の具沢山キノコ鍋”!」 「イェー!!」 歓声と共に拍手が湧く。 「すげー!超美味そう!」 「これ、MADE IN亜夢ちゃんだから」 「やっ!私はボブさんのレシピ通りにやっただけなんで…」 「亜夢ちゃんありがとう!」 「亜夢ちゃん頂きます!」 これぞ嬉し恥ずかしの見本的表現で、亜夢ちゃんは頬を赤らめ左手で口を覆い、