はじめに 梅田望夫さんの「シリコンバレーから将棋を観る」を読みました。私は、正直子供の頃に遊びで将棋を指したことはあるものの、この分野に才能があったとも思えず、その分野からすっかり離れていますし、今現在将棋の観戦に興味がある訳でもありません。ただ、ビジョナリーとしての梅田さんの言動やメッセージには深い興味があるので、この本を読んでみようと思いました。高校時代の現代文の先生から好きな作家を見つけたらその人の著作は全て読破するくらいのattitudeを持って初めてその相手の考えやメッセージを理解することができる、とアドバイスをいただいたことがありましたが、その意味では、梅田さんは私にとって数少ない、全ての著作を読ませていただいている方です。 シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代 作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/04/24メディア: 単行本購入: 95