【読売新聞】 政府は年末に予定する「国家安全保障戦略」の改定で、ロシアのウクライナ侵攻を受けて対露戦略を見直す方針を固めた。現行の戦略が「パートナー」としているロシアの位置づけについて、北朝鮮や中国と同じ「国家安全保障上の課題」へと
中古車販売大手ビッグモーターが自動車保険の保険金を不正請求していた問題で、創業者長男の前副社長が過去に、損害保険ジャパンの前身企業に在籍していたことがわかった。損保ジャパンはビッグモーターに出向者を出しており、両社の関係が焦点となる。 【図解】ひと目でわかるビッグモーター不正、損保ジャパンの対応 兼重宏行前社長の長男、宏一前副社長は、2011年4月から12年6月まで、損保ジャパンの前身企業の一つ、日本興亜損害保険に在籍し、経理などを担当していた。宏一氏はその後、ビッグモーターに入社した。 特別調査委員会がまとめた報告書は20年頃から、宏一氏の判断で、板金や塗装を担当する工場長への降格処分が頻繁に行われ、いびつな企業風土の醸成につながったと指摘している。宏行、宏一両氏は7月26日付で辞任した。
岸田首相はウクライナの首都キーウを訪問し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と首脳会談を行う方向で本格的な検討に入った。2月中の訪問を目指しており、戦況を見極めた上で最終判断する。先進7か国(G7)議長国として、ウクライナの支援継続を主導していく意向を表明するとともに、ロシアによる侵略を非難する共同文書を発表したい考えだ。 複数の日本政府関係者が明らかにした。隣国ポーランドを経由する形で、陸路でウクライナに入る行程が有力となっている。キーウ訪問のほか、ロシアの攻撃を受けた他の地域を視察する案も浮上している。今月23日に通常国会が開会するため、審議への影響が出ないよう週末を活用する方向で日程を調整している。 ゼレンスキー氏との会談では、ウクライナへの民生支援を進める意向を伝えるほか、ロシアが核による威嚇を続ける中、首相がライフワークに掲げる「核兵器のない世界」に向けた取り組みの重要性を確認し
豊臣秀吉(1537~98年)が、居城とした伏見城(現在の京都市伏見区)築城の工事現場に自ら赴き、現場の労働者一人一人に声をかけた様子を記した書状が発見された。専門家は「秀吉の気さくな面と人使いのうまさを具体的に伝える史料だ」と注目している。 発見された直江兼続の書状。上段左から4行目に「大(太)閤様」の文字がある 書状は、戦国武将上杉景勝の家臣で、伏見城普請に派遣されていた直江兼続(かねつぐ)が、京に向かう途上の景勝の随行者とみられる人物に宛てたもの。米沢藩主時代の上杉氏の別荘だった山形県南陽市の旅館「御殿守(ごてんもり)」が古書店から購入して所蔵しているのを、東京大史料編纂(へんさん)所と新潟県立歴史博物館などの共同調査で確認した。 文禄3年(1594年)の4月2日付で書かれ、兼続の花押がある。兼続は築城現場の様子を報告するとともに、「昨日も大(太)閤様御覧なされ候(そうろう)、普請衆何
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