ドナルド・トランプ大統領は8月9日、「日韓関係はうまくやる必要がある」とツイートした。 同大統領は同日、記者団にさらにこうコメントしている。 「日本と韓国派米国の同盟国だ。ケンカばかりしているが、仲良くつき合っていかなくてはならない。うまくやる必要がある。(日韓関係の悪化で)米国はより困難な立場に置かれている」 米国が何らかの形で日韓首脳が同じテーブルにつけるような場を提供でもしようというのだろうか。 同盟国同士の確執には口を出さない。当事者同士で解決せよ、というのが基本姿勢だ。特に日韓対立の根は深い。かっての日韓併合にまで遡る戦後処理問題が根底にある。 これまでに何度も歴代政権同士で解決したはずの問題が政権が変わるたびに浮上する。 日韓の対立が続いても、米国にとっては「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」でいいだろう。だが、火の粉が米国の安全保障分野に飛んでくるとなるとそうも言っていられなくなる。 米