【ヒューストン=花房良祐】航空機大手の米ボーイングの中型機「787」の品質検査に不備があったとして、米連邦航空局(FAA)が調査していることが明らかになった。主翼と胴体の接合部で必要とされる検査を複数の担当者が実施せず、検査記録を改ざんしていたという。4月に社内通報で発覚し、同社がFAAに報告した。同社の「787」担当幹部は同月末、社内向けメールで「複数の社員が必要な検査を実施していないのに実
アメリカ西部の上空でことし1月、ボーイング製の旅客機の窓部分のパネルが吹き飛んだ事故を受けてアメリカのFAA=連邦航空局が調査した結果、製造工程の管理などボーイングによる複数の法令順守違反を特定したと発表しました。 アメリカ西部オレゴン州の上空でことし1月、アラスカ航空が運航する旅客機ボーイング737MAX9の窓部分のパネルが吹き飛んだ事故をめぐってFAAは4日、6週間にわたって実施した最新の調査結果を公表しました。 それによりますと、製造工程の管理や部品の取り扱いや保管の方法などをめぐってボーイングによる複数の法令順守違反を特定したとしています。 FAAのウィテカー長官は先月27日、ボーイングのカルフーンCEOなどと会談し、ボーイングに対して品質管理上の問題に対処し、FAAの安全基準を満たすための製造ラインの監査結果や専門家による最新の調査結果などを盛り込んだ行動計画を90日以内に提出す
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