【ニューヨーク=清水石珠実】米IBMが24日に発表した2024年1〜3月期決算は、売上高が前年同期比1%増の144億6200万ドル(約2兆2450億円)、純利益が同73%増の16億500万ドルとなった。企業の間で生成AI(人工知能)への関心が高まり、法人向けAI「ワトソンX」に対する需要は拡大したが、世界経済の先行き懸念からインフラ部門は伸び悩んだ。IBMは同日、米ソフトウエア会社のハシコープ
米IBMは4日(米国時間)、米ニューヨーク市で開いた年次イベントで、拡張性に優れたモジュール方式による新しいアーキテクチャー(設計概念)を採用した133量子ビットの量子プロセッサー「ヘロン」を公開した。127量子ビットのIBM製の量子プロセッサー「イーグル」と比較して最大5倍のエラー削減と、同社の量子プロセッサーの中で最も低いエラー率を実現した。ヘロンは2024年中に量子システム群に追加する予定。 第1弾として、ヘロン3個(計399量子ビット)を搭載したモジュール式の量子コンピューター「IBMクオンタム・システム・ツー」を米ニューヨーク州ヨークタウン・ハイツに設置。このほど稼働した。 イベントでは量子プロセッサーやコンピュターの開発ロードマップ(工程表)を33年まで拡張し、ゲート操作(量子状態の操作)の質を大幅に向上させる新たな目標を掲げた。「高度なエラー訂正システムに向けて規模拡大と品質
IBMは初期から汎用人工知能(AI)ではなく企業が実質的に高い収益を上げることができる特定用途に集中してAIを開発してきており、これを通じて最近浮上しているAI問題をすでに予想して準備してきました。 IBMアジア太平洋総括社長のハンス·デッカー氏は3日、「IBM AIサミットコリア2024」をきっかけに行った毎日経済とのインタビューで、最近起きたAIバブル論についてこのように明らかにした。 彼は先立ってガートナーが生成 AIプロジェクトの中で30%が中断されると予測したことに対して「逆説的にAIプロジェクトの中で3分の2が成功する可能性があるということは非常に肯定的な指標」とし「IBMは自主的にも色々なAIプロジェクトを成功的に進行中であり調査によれば韓国企業の40%がすでにAIを積極的に活用していると答えた」と強調した。 IBMは汎用AIではなく顧客サービス、デジタル労働およびアプリケー
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