書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。 読書。 『ひらめきはカオスから生まれる』 オリ・ブラフマン ジューダ・ポラック 金子一雄 訳 入山章栄 解説 を読んだ。 もちろん秩序は大切なのだけれど、ひらめきを得て創造するためには(そして精神衛生面においても大切になる)カオスを取り入れようとする考え方があります。本書はそのような内容のものでした。米軍の大将から、偶然が重なるようにして著者へ依頼が来ます。それは、秩序だった組織である軍隊に、カオスを導入してみる試みを担当して欲しい、というものです。この話を大きな軸として、カオスの効果に関する話が、まるで物語のように語られもするエッセイ形式の論考として横に流れていきます。 米軍がカオスを取り入れる挑戦をしたとき、従来の思考法は効率的でスピーディーだったけれども、深く考えるということを