初ソロ作『Paul Weller』から30年、音楽への情熱と探求心がまた新たなモダン・クラシックを生み出した! 音楽への情熱を忘れることなく逞しく前進を続けるモッドファーザーは20年代をどう生き抜く? 時代を超越したイメージ 2010年代のポール・ウェラーはオリジナル・アルバムを5枚、映画のサウンドトラックを1枚、ライヴ・アルバムを2枚という驚異的なペースで音楽に打ち込んできた。50代から60代へと円熟を迎えた10年間だったが、まるで新人バンドのような精力的な活動ぶりで、オリジナル・アルバムの全英でのチャート・アクションも、5位に甘んじた1枚を除いてすべて1位か2位と77年のデビューから続く支持にも揺るぎはない。ウェラーの創作意欲をそこまで掻き立てるものとは何か? 今年5月に62歳となり、15作目となるアルバム『On Sunset』を完成させたウェラーに聞きづらいことをあえてぶつけてみた。