並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 62件

新着順 人気順

tamakinoの検索結果1 - 40 件 / 62件

  • 何故パスワードをハッシュ化して保存するだけでは駄目なのか? - NRIネットコムBlog

    不正アクセスによるIDとパスワードの漏洩を受けて、MD5によるハッシュ化について話題になっていました。システムを作る上で、パスワードの管理や認証はどう設計すべきかを考えるために、少し整理をしてみます。もし事実誤認があれば、どしどしご指摘ください。 == 2023/8/21追記 == この記事は、ハッシュの保存の仕方一つとっても、沢山の対策方法が必要であるということをお伝えするために記載しています。そして、これから紹介する手法を取れば安全とお勧めしている訳ではないので、その点をご留意いただければと思います。攻撃手法に応じての対応策の変遷を知っていただくことで、セキュリティ対策は一度行えば安全というものではないことを知って頂くキッカケになれば幸いです。 == 追記終わり == パスワードのハッシュ化 まず最初にパスワードの保存方法です。何も加工しないで平文で保存するのは駄目というのは、だいぶ認

      何故パスワードをハッシュ化して保存するだけでは駄目なのか? - NRIネットコムBlog
    • 中国に実在するヘンな建築物。中国人も「変すぎる!」と話題にする9つの建築物 - 中華IT最新事情

      中国人は、誰でも目立つことが大好きなので、建築物を建てる時にはやりすぎというぐらい個性を出そうとする。そのため、ヘンな建物を見物して回ることを趣味にしている人も増えている。そのような人々の中で話題になっている建築物を水生煙客が紹介した。 「飛天のキス」(重慶市武隆白馬山) 重慶市の名勝地、武隆白馬山に建設された展望施設「飛天のキス」は、ネットで話題になる定番の施設になっている。仙女と王子が手に持っているお皿のようなものは観覧席であり、最初は地上にあり、人が乗り込むことができる。動き出すと、男女の巨大人形が立ち上がり、観覧席は52m上空まであがり、二人がキスをすることにより、2つの観覧席が接近をする。 この地方の伝説に基づいた施設だが、ネットでは料理を運ぶウェイターとウェイトレスと呼ばれている。 ▲飛天のキスの観覧席は、稼働すると地上52mまで上昇をし、2つの観覧席が接近をする。 www.y

        中国に実在するヘンな建築物。中国人も「変すぎる!」と話題にする9つの建築物 - 中華IT最新事情
      • 広がる盗撮問題。その背後にある黒いサプライチェーン - 中華IT最新事情

        盗撮が社会問題になっている。特に狙われているのがホテルの客室で、宿泊客として利用した時に仕掛けていく。このウェッブカメラのIDとパスワードはSNSなどで販売をされる。しかし、有効な対策がなく、解決が難しい問題だと澎湃新聞が報じた。 テレグラムで販売されるカメラのアカウント 技術が進んでビデオカメラが小さくなるとともに、盗撮の不安が広がっている。女性がホテルに宿泊する場合、照明を消してスマホカメラで部屋中をくまなく撮影してみることがひとつのルーチンになっている。暗くてもきれいな映像を撮影するために、赤外線を放射しているビデオカメラが一般的になり、スマホカメラはこの赤外線に反応をするため、盗撮カメラの存在がわかるからだ。 盗撮されるのはホテルだけではない。寝室、トイレ、マッサージ店、更衣室、学生寮なども盗撮の対象となる。さらに大きな話題となったのが、婦人科の手術室の盗撮だった。 このような盗撮

          広がる盗撮問題。その背後にある黒いサプライチェーン - 中華IT最新事情
        • 「客席で勉強」問題の対策に乗り出したマクドナルド。解決策は自習コーナーの設置 - 中華IT最新事情

          カフェで勉強する学生が、中国でも問題になっている。問題は、混雑をしてきても居座られてしまうことで、他の客とのトラブルも起こりかねない。マクドナルド中国は積極的に自習コーナーを設けることで対応をし始めたとVista氫商業が報じた。 「カフェで勉強」問題の解決に乗り出したマクドナルド カフェやファストフードで勉強をする学生は多く、マナー違反ではないかというさまざまな議論がある。よく言われるのは、少ない注文で長居をされるということだが、店舗側はさほど気にはしていないようだ。席が空いているのであれば使ってもらってかまわないし、静かに勉強する分には周りに迷惑をかけることもないので、まったく問題は感じない。 唯一の問題は、混雑時に満席になっているのに居座られて、なおかつ、他の客からクレームが出るという問題だ。学生みずから、混雑時には利用しない、満席になったら帰るということをしてくれるのがいちばんだが、

            「客席で勉強」問題の対策に乗り出したマクドナルド。解決策は自習コーナーの設置 - 中華IT最新事情
          • ファーウェイの消しゴムマジック機能。すごすぎて、やりすぎマジックになってしまう - 中華IT最新事情

            ファーウェイの新機種スマートフォン「Pura 70」には、写真の不要なものを指でなぞって消せる消しゴム機能が搭載された。しかし、女性の服まで消せるということから一部の男性の間で話題になり、ファーウェイは即日、アルゴリズムを修正するという騒ぎがあったと愛看劇場が報じた。 ファーウェイの新しいスマホは撮影性能が向上 2024年4月に発売となったファーウェイの新しいスマートフォン「Pura70」が好調に売れている。これまでファーウェイはスマホに「P」シリーズの型番を使っていたが、今後「Pura」になるようだ。ファーウェイのカムバック以来、すべての機種が好調に売れているが、Pura70は、これまでやや評価の低かった撮影まわりがかなり強化されている。特に動画撮影が改善をされ、iPhone Proなどと比べられるレベルに達していると評価されている。 女性の服まで消えてしまう消しゴム機能 Pura70で

              ファーウェイの消しゴムマジック機能。すごすぎて、やりすぎマジックになってしまう - 中華IT最新事情
            • 対話型AIでお買い物。淘宝問問の波紋。ECでは広告が不要になるかもしれない - 中華IT最新事情

              アリババのEC「淘宝網」(タオバオ)が新機能「淘宝問問」(ウェンウェン)のテスト公開を始めた。ChatGPTに代表されるLLM(大規模言語モデル)を応用したもので、対話型で買い物のアドバイスをしてくれるというものだと周口広電融媒が報じた。 対話型AIを使ってお買い物「淘宝問問」 「淘宝問問」(ウェンウェン)は、ECのショッピング体験を大きく変えることになるかもしれない。現状では、まだ精度などは低く、利用者から称賛の声は聞こえてきてはいない。しかし、そう感じる理由は、すでに多くの人がChatGPTなどの対話型AIに触れているため、新鮮な驚きとまではいかないからだ。一方、逆に言えば、利用方法はすでに理解をされているため、多くの人が淘宝問問を戸惑うことなく利用している。 例えば、「休日を過ごす男性にはどのようなファッションが適切ですか」という質問をすると、問問は「スポーツファッション」「シンプル

                対話型AIでお買い物。淘宝問問の波紋。ECでは広告が不要になるかもしれない - 中華IT最新事情
              • インターン実習生はバイトダンスの何に惹かれたのか。善意を循環させるプロセスがあった - 中華IT最新事情

                バイトダンスの創業時、初めてのインターンとしてやってきたのが大学生のリリーだった。彼女は創業間もないバイトダンスに惹かれ、現在でも社員をして働いている。その理由は善意を循環させるプロセスがあったからだと字節范児が報じた。 バイトダンスの最初のインターン、リリー TikTokや「抖音」(ドウイン)などで知られる字節跳動(バイトダンス)は、2012年3月、北京市の知春路にあるマンション「錦秋家園」の一室で創業された。その年、大学4年生の麗麗(リリー、仮名)は、初のインターン実習生としてバイトダンスにやってきた。当時は、創業したばかりで従業員数は10数人。リリーの仕事は単純で、アプリに投稿される画像の中で、笑える画像にマークをつけていくというものだった。 その簡単な仕事から11年、運営、審査、編集、業務企画といった仕事を行ってきた。リリーがその頃のバイトダンスを振り返った。 ▲バイトダンスの創業

                  インターン実習生はバイトダンスの何に惹かれたのか。善意を循環させるプロセスがあった - 中華IT最新事情
                • テレビは死んでしまうのか。起動時広告とマトリョーシカ会員制度により、避けられ始めたスマートテレビ - 中華IT最新事情

                  有名な俳優がテレビに対する不満をSNSで表明し、多くの人が賛同をしている。スマートテレビは過剰な広告と会員制度により避けられ始めている。多くの視聴者が3つの不満を感じていると新湖南が報じた。 マトリョーシカ会員制度がテレビをダメにしている テレビに対する不満が高まっている。テレビ番組ではなく、テレビ装置の方だ。有名な中堅俳優・李嘉明は、SNSでテレビに対する怒りを表明し、それが多くのネット民の共感を呼んだ。 李嘉明氏は、SNSの中でこう訴えている。「以前のテレビはスイッチを入れたらすぐに見れた。買って持って帰ったらすぐに見れた。今は、すべてのことに課金が必要になっている。サブスクだとかVIP会員だとか、みんなは嫌じゃないのか。何千元も出してテレビを買う。それなのに見れない。非常に腹が立つ。普通の人がお金を稼ぐのがどれほど大変かわかっているのか。もう3年もテレビをつけていない」。 さらに、人

                    テレビは死んでしまうのか。起動時広告とマトリョーシカ会員制度により、避けられ始めたスマートテレビ - 中華IT最新事情
                  • 同じ投稿のコメント表示順は人によって違っている。ネット民が気がついた「情報の繭」 - 中華IT最新事情

                    あるカップルが、同じショートムービーに対するコメントを比べてみると、人によって表示順が違っていることに気がついた。自分と属性の似た人が投稿したコメントが上位にきているのではないか。ネット民は知らないうちに情報の繭の中に閉じ込められているのではないかと話題になっていると差評が報じた。 ネット民が気づいた「情報の繭」 SNS「微博」(ウェイボー)で、「情報の繭」(インフォメーション・コクーン)という言葉が突如として検索ランキングの上位に来るという現象が起きた。情報の繭とは、SNSなどで自分に都合のいい情報だけに触れるようになり、次第に偏った価値観を持つようになる現象のことだ。本人は温かい繭の中で気持ちよくなっているが、ひとたび、別の繭にいる人と論争が起きると、攻撃的になるだけで相手の意見に寄り添うことはなく、ただただ自分の意見を声高に主張し、相手の意見の揚げ足取りをしようとする。 ▲ショートム

                      同じ投稿のコメント表示順は人によって違っている。ネット民が気がついた「情報の繭」 - 中華IT最新事情
                    • 金品の要求もしてこない不思議なネット水軍。公安が調査して判明した意外な事実 - 中華IT最新事情

                      ECなどに大量の悪評を書き込み、削除の代わりに金品を要求するネット水軍行為は以前から存在する。しかし、金品も要求してこない不思議なネット水軍行為が発生し、公安が捜査してみると、発信元はライバル企業だったと法治日報が報じた。 企業の炎上案件の背後にいるネット水軍 中国には「ネット水軍」と呼ばれる人たちがいる。特定の偏った情報を集中的に発信する人たちのことで、組織化されてお金をもらって発信をすることもあれば、単に自分の楽しみのためだけに発信をすることもある。近年増えているのは、外資系企業が消費者に不誠実なことをした時に、それが些細なことであっても過剰な攻撃をし炎上させるというパターンだ。国内企業と海外企業が同類の問題を起こしても、海外企業の方が炎上しやすいのは、このようなネット水軍たちが標的にするからだと言われている。問題意識から発信をしている人もいれば、資金を出す人がいてわずかなお金をもらっ

                        金品の要求もしてこない不思議なネット水軍。公安が調査して判明した意外な事実 - 中華IT最新事情
                      • ChatGPTが働く仮想のゲーム開発企業「ChatDev」。ハルシネーション(幻覚)問題をクリアした仕組み - 中華IT最新事情

                        清華大学の研究チームは、対話型AI「ChatGPT」を使って、ゲームを自動生成する仕組みを開発した。それは、複数のChatGPTに社長やエンジニアを演じさせ、バーチャルなゲーム開発会社を設立し、そこに発注をするという手法だったと量子位が報じた。 約7分でゲームを開発、コストは45円 このChatGPTによる仮想のゲーム開発会社「ChatDev」を開発したのは、清華大学、北京郵電大学、大連理工大学、米ブラウン大学などの研究者による共同チーム。「Communicative Agents for Software Development」(Chen Qian他、https://arxiv.org/abs/2307.07924)として発表されている。 このChatGPTが働く仮想のゲーム会社「ChatDev」にゲームを発注すると、約7分でゲームを開発し、さらにマニュアルなどもつくってくれる。使われ

                          ChatGPTが働く仮想のゲーム開発企業「ChatDev」。ハルシネーション(幻覚)問題をクリアした仕組み - 中華IT最新事情
                        • 2世代遅れのファーウェイ「麒麟」。それでもスマホ性能がiPhoneと肩を並べる秘密 - 中華IT最新事情

                          ファーウェイの自主開発SoC「麒麟」は7nm相当であり、iPhone用のA17と比べると2世代遅れている。しかし、それでいながら、性能はiPhoneにかなり近いところまできている。それはハイパースレッドという技術が採用されているからだと小伊評科技が報じた。 米国を驚かせた自主開発のSoC「麒麟」 ファーウェイが米国の技術を使わずに、独自技術だけで開発をしたスマートフォンの心臓部SoC(システムオンチップ)「麒麟9000S」とその後継モデル「麒麟9010」。これにより、ファーウェイは中国のスマホ市場で見事な復活を遂げた。米国が、ファーウェイに対してチップ制裁を行なってわずか3年、SoCの自主開発に成功したことは世界を驚かせた。 ▲麒麟9000Sの実物。製造技術は2世代遅れだが、性能は最先端SoCとほぼ肩を並べている。 技術は2世代遅れでも、スマホ性能が高い秘密 しかし、麒麟9000Sは「7n

                            2世代遅れのファーウェイ「麒麟」。それでもスマホ性能がiPhoneと肩を並べる秘密 - 中華IT最新事情
                          • 亡くなった人を生成AIで復活させます。お代は200円から。中には9000万円以上稼いだ人も - 中華IT最新事情

                            故人を生成AIで復活させるビジネスが始まっている。その多くは写真に動きをつけるという単純なものだが、音声や会話内容、動画から精巧な復活を可能にするものもある。故人を復活させることには賛否両論があると新浪財経が報じた。 亡くなった人がAIで復活する 生成AIにより、亡くなった肉親を復活させるというビジネスが始まっている。生成AIを使って故人を復活させ、もう一度会いたい、語り合いたいという人は少なくない。 著名なAI開発企業「商湯科技」(SenseTime、https://www.sensetime.com/cn)では、2024年の総会で、故人を登壇させた。2023年12月、創業者の湯暁鴎氏が病いで亡くなった。2024年の総会に出席が予定されていたが、それが不可能となった。そこで商湯科技は、生成AIを使って、スピーチをする湯暁鴎氏を再現し、その映像を会場に流した。その出来は素晴らしく、リアルな

                              亡くなった人を生成AIで復活させます。お代は200円から。中には9000万円以上稼いだ人も - 中華IT最新事情
                            • Temuはなぜ常識を超えて安いのか。創業者の「資本主義の逆回転」と安さの本質 - 中華IT最新事情

                              「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 234が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、拼多多やTemuの安さの理由についてご紹介します。 みなさんはTemu(ティームー)というECをお使いになっているでしょうか。あらゆるものが驚きの低価格で「あまりに安すぎてなんか怖い」と思っている方も多いかと思います。Temuの業績は公表されていませんが、母体となっている拼多多(ピンドードー)の財務報告書を見ると、Temuが大きな利益を生んでいることがわかります。 ▲拼多多の有価証券報告書によると、Temuのサービスが始まって以降、手数料収入が激増していることがわかる。 Temuが米国でサービスインしたのは2022年9月で、日本では2023年7月

                                Temuはなぜ常識を超えて安いのか。創業者の「資本主義の逆回転」と安さの本質 - 中華IT最新事情
                              • 香港、台湾、マカオに残る繁体字と看板文化。使われている書体はそれぞれに異なっている - 中華IT最新事情

                                中国大陸では薄れてしまった看板文化と繁体字。香港、台湾、マカオでは看板文化と繁体字が健在だ。しかし、よく使われるフォントは、それぞれに違いがある。フォントデザイナーであれば書体を見ただけでどこだかわかるほど違いがあると東方文化雑誌が報じた。 識字率20%という中で生まれた簡体字 中国の本土は、画数を簡便にした簡体字を使い、香港やマカオ、台湾といった地域では繁体字を使う。この違いは、歴史的な理由による。1949年に新中国が成立をしたが、当時の識字率は20%以下という低水準なものだった。ほとんどの人が、漢字を書くことも読むこともままならなかったのだ。新中国政府の大きな仕事が、この識字率をあげる教育を行うことだった。 しかし、歴史的な繁体字は書くのが非常に難しい。そこで、専門家が工夫をして、1956年「漢字簡化方案」を発表し、字画を簡略化した簡体字の使用が始まった。 一方で、香港は英国により租借

                                  香港、台湾、マカオに残る繁体字と看板文化。使われている書体はそれぞれに異なっている - 中華IT最新事情
                                • 店長も失敗経験者なら従業員も失敗経験者。中年失敗者連盟が起業したタニシ麺のお店が人気店に - 中華IT最新事情

                                  深圳市で4店舗を展開するタニシ麺「二胖二両」は、店長も従業員も中年の失敗経験者ばかり。そのことを正直に店舗紹介文に掲載したところ、それがバズって、応援する人が増え、人気店になっていると深圳微時光が報じた。 中年失敗者連盟が開いた人気店 深圳市で4店舗を展開する「二胖二両」。タニシ麺の専門店だ。タニシ麺は、広西チワン自治区柳州市の郷土料理で、タニシのダシをとったビーフン。独特のクセのある臭いと辛さに、初めての人は食べるのを躊躇してしまうが、食べてみると美味しいことから、全国的に名前を知られるようになり、インスタント麺も販売されるほどの人気になっている。 このタニシ麺を出す二胖二両を創業した老于(ラオ・ユー)さんは、これまで何度も飲食店を起業して失敗してきた。そこで、デリバリープラットフォームの店舗紹介欄に、そのことを正直に書いた。しかも、4人の従業員も過去に起業に失敗した経験がある。それも紹

                                    店長も失敗経験者なら従業員も失敗経験者。中年失敗者連盟が起業したタニシ麺のお店が人気店に - 中華IT最新事情
                                  • ビリビリ配信者が続々と配信を停止。原因は収益性の低下。ビリビリ文化は消えてしまうのか - 中華IT最新事情

                                    ビリビリの人気配信者が続々と配信停止を宣言する事態が起きている。理由は収益性の低下だ。特に、知識系動画など、企業タイアップ案件が取りづらい分野の配信者の配信停止が目立っている。ビリビリ文化が消えてしまうかもしれない事態になっていると国是直通車が報じた。 配信者の活動停止が続くビリビリ 中国の動画共有サイト「ビリビリ」が揺れている。人気の配信主が次々と配信を一時的に停止すると発表しているのだ。理由は収益低下だ。ビリビリは、視聴者が弾幕をつけられる動画共有サイトで、日本のニコニコ動画の影響を受け、中国のオタク層の聖地にもなっている。「Bサイト」という略称でも呼ばれ、続く配信主の配信休止にSNS「微博」(ウェイボー)では、「B站停更潮」(ビリビリ更新停止トレンド)という言葉が検索ランキングの上位に入っている。 ▲ゲーム関連の動画配信をして人気だった靠瞼喫飯的大王。突然「動画の更新を停止します。縁

                                      ビリビリ配信者が続々と配信を停止。原因は収益性の低下。ビリビリ文化は消えてしまうのか - 中華IT最新事情
                                    • 自動運転中の自動車が追突事故。浮かび上がってきた「AIと人間の協調」という新たな課題 - 中華IT最新事情

                                      ファーウェイの自動運転システムを搭載した自動車が、高速道路で、割り込んできたトラックの後尾に追突するという事故を起こした。しかし、この事故を検証してみると、「AIと人間の協調」という新たな課題が浮かびあがってきたと三叔科技説が報じた。 すでに始まっている自動運転の時代 ファーウェイの自動運転システム「ADS2.0」を搭載したAITO「問界M7」が高速道路で追突事故を起こし、大きな関心を集めている。 ADS2.0は、都市部の整備された状況であれば、90%以上の操作は車任せにできるレベルにまでなっている。ファーウェイの余承東常務は、今年2024年の春節に深圳から実家のある安徽省に帰省をしたが、400kmほどの行程を一度もハンドル操作をしなかったとSNSに投稿して話題になった。もはや、中国では人が運転をしなくていい、自動運転の時代が始まっている。 ▲ファーウェイ、余承東常務のウェイボーへの投稿。

                                        自動運転中の自動車が追突事故。浮かび上がってきた「AIと人間の協調」という新たな課題 - 中華IT最新事情
                                      • 国際デジタル競争力ランキングで、日本は32位。ライバルはマレーシアとタイ - 中華IT最新事情

                                        「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 207が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、国際デジタル競争力ランキングについてご紹介します。 IMDの国際デジタル競争力ランキングの2023年版が公表になりました。国際経営研究所(International Institute for Management Development)は、スイスのローザンヌを拠点とするビジネススクールで、かつてMBA(経営学修士号)プログラムがフィナンシャルタイムズやフォーブズ、エコノミストなどの評価で1位になったこともある、世界最高峰のMBAプログラムのひとつとされています。 このIMDが毎年、世界64カ国のデジタル競争力ランキングを公表しています。日本の

                                          国際デジタル競争力ランキングで、日本は32位。ライバルはマレーシアとタイ - 中華IT最新事情
                                        • ソフトディスカウントからハードディスカウントの時代へ。異例のデフレ時代に突入する中国 - 中華IT最新事情

                                          スナック菓子のディスカウント店が急成長をしている。スーパーの3割引、4割引程度の価格で販売をするため、スーパー、コンビニから人が流れている。中国は原材料費が高騰する中で、「安くしないと売れない」状況となり、さまざまな分野で値下げが続く異例のデフレ時代に突入していると銷售与市場雑誌社が報じた。 ディスカウント店が急成長、対応に追われるスーパー 個人消費が低迷する中で、スナック食品を中心にしたディスカウント店が急速な勢いで店舗展開をしている。趙一鳴(ジャオイーミン、http://www.zymls.com)は2900店舗、零食很忙(リンシーヘンマン、https://www.hnlshm.com)は4000店舗を突破した。 既存のスーパーは、この対応に追われている。大手スーパーチェーンの永輝(ヨンホイ、https://www.yonghui.com.cn/)は、スーパー内部にディスカウントコーナ

                                            ソフトディスカウントからハードディスカウントの時代へ。異例のデフレ時代に突入する中国 - 中華IT最新事情
                                          • 最大の脆弱性は「人間」。デビットカードを電話手続きで再発行させた詐欺集団の手口とは - 中華IT最新事情

                                            広州市公安は、デビットカードを悪用して約2.4億円を騙し取った詐欺集団を摘発した。その手口は、電話手続きの脆弱性を利用して、デビットカードを再発行させてしまうものだったと新華社が報じた。 決済手段のセキュリティは成熟をしている キャッシュレス時代になり、決済手段もクレジットカード、デビットカード、スマホ決済などが使われ、いずれもセキュリティには万全の対策が施されている。物理カードの場合、ICチップが搭載され、これをコピーすることはほぼ不可能。研究室内での複製には成功をしているが、その複製には莫大な費用と技術が必要になるため、犯罪に応用してもまったく割に合わない。スマホ決済も、トークン化をするなどのセキュリティ対策が施され、このトークンは、それ単体では利用することができず、コピーをされても悪用のしようがない。セキュリティ技術は、ほぼ完璧に悪意のある不正利用をシャットアウトできるようになってい

                                              最大の脆弱性は「人間」。デビットカードを電話手続きで再発行させた詐欺集団の手口とは - 中華IT最新事情
                                            • 電源不要で光る繊維。服に応用することで、ジェスチャーでさまざまな機器を制御できるようになる - 中華IT最新事情

                                              東華大学の研究チームが、電源不要で光る繊維を発明した。発光するには人体が触れていることが必要で、光ではなく信号を発生させることで、人体の姿勢を信号化することができ、さまざまなジェスチャー制御に応用できると中国科学報が報じた。 電源不要で発光する繊維 発光する繊維というのはこれまでもあった。光ファイバーの側面に細かい傷を入れたり、捻ったりすると、中を通っている光が外に漏れ出し側面発光するようになる。これを利用したイルミネーションなどはすでにさまざまなところで目にするようになっている。 しかし、難点は電源が必要になるということだ。大規模なイルミネーションなどでは電源を設置することは可能だが、例えばこの発光繊維をカーテンや衣類に応用しようとなると、電源の問題が生じてくる。特に人が着る衣類への応用では、電源の存在が着心地にどうしても影響してくることになる。 上海市の東華大学は、米国の科学雑誌「サイ

                                                電源不要で光る繊維。服に応用することで、ジェスチャーでさまざまな機器を制御できるようになる - 中華IT最新事情
                                              • 給料はデジタル人民元で転送。公務員のデジタル給与支払いが始まる - 中華IT最新事情

                                                デジタル人民元の試用地域は現在17省市26地区となり現在でも増え続けている。さらに、公務員の給与のデジタル人民元による支払いも始まったと端庄優雅大件事が報じた。 公務員の給与を全額デジタル支払い デジタル人民元の試用地域は現在17省市26地区。昨年5月時点の統計で、すでに2.64億回、830億元が決済された。デジタル人民元に対応をしている商店数も456.7万軒となった。 さらに、公務員を中心にデジタル人民元による給与支払いが始まっている。江蘇省常熟市の金融監督管理局と財政局では、2023年5月から公務員の給与支払いを全額、デジタル人民元払いに切り替えた。また、江蘇省徐州市政府は「徐州市デジタル人民元試用実施方案」を公開し、財政予算及び国営企業では日常の企業間決済をデジタル人民元で行うことを推進し、公務員の給与支払いの一部または全部をデジタル人民元で支払うことを決定した。 このような試みは、

                                                  給料はデジタル人民元で転送。公務員のデジタル給与支払いが始まる - 中華IT最新事情
                                                • 中国でサイゼリアが受ける理由。価格はファストフード並みで、体験はレストラン並み - 中華IT最新事情

                                                  中国のサイゼリヤが好調だ。2024年にはコロナ前の営業収入を上回ると見込まれている。その理由は、価格がファストフード並みでありながら、体験はレストランであることにあると界面新聞が報じた。 中国で好調なサイゼリヤ 飲食チェーンのサイゼリヤが中国で好調だ。2023年度の財務報告書によると、営業収入は前年から27%増加をし、営業利益は約17倍になった。2024年度の営業収入は15%増の2110億円、営業利益は81%増の131億円を見込み、これが達成できると、コロナ禍前の2019年度を上回ることになり、サイゼリヤのコロナ禍は終わる。 一方で、日本国内の業績は赤字が続き、増収増益の原動力となったのはアジア事業だ。中国では現在約450店舗を展開し、フランチャイズではなく、すべて直営店となっている。 ▲中国のサイゼリヤが好調だ。価格が安いのに、座ってゆっくりと食事を楽しめることが受けている。 価格はファ

                                                    中国でサイゼリアが受ける理由。価格はファストフード並みで、体験はレストラン並み - 中華IT最新事情
                                                  • 起業熱が再び高まる。火をつけた90年代生まれの3人の天才少年 - 中華IT最新事情

                                                    中国で起業熱が再び高まっている。それに火をつけたのは、3人の天才少年と呼ばれる30代の若者の成功があると市界Proが報じた。 第5世代の起業家、3人の天才少年 中国の起業家を世代別に分類する方法はいくつかあるが、馬雲(ジャック・マー、アリババ)と馬化騰(ポニー・マー、テンセント)を第1世代(60年代生まれ)、李彦宏(ロビン・リー、百度)を第2世代(1968年生まれだが、70年代生まれに分類)、程維(チャン・ウェイ、滴滴)と黄峥(ホワン・ジャン、拼多多)を第3世代(80年代生まれ)、遅れて起業した張一鳴(ジャン・イーミン、バイトダンス)を第4世代(80年代生まれ)とするのが一般的だ。 これらの起業家の興した企業がいずれも大企業に成長した今、第5世代と言われる90年代生まれの若い起業家の活躍が目立つようになっている。その中でも注目をされているのが、「3人の天才少年」と呼ばれる楊植麟(ヤン・ジー

                                                      起業熱が再び高まる。火をつけた90年代生まれの3人の天才少年 - 中華IT最新事情
                                                    • 地図アプリが集客ツールになる。決め手は、地図アプリ内でのクーポン販売 - 中華IT最新事情

                                                      アリババ傘下の地図アプリ「高徳地図」が集客ツールとして注目され始めている。原動力となっているのは、地図アプリ内でのクーポン販売だ。地図で店舗を検索し、口コミを読み、クーポンを購入することができる。多くの店舗が利用し始めていると億邦動力が報じた。 地図アプリが集客ツールとなる アリババ傘下の地図アプリ「高徳地図」(ガオダー)が、実体店舗にとって流量を獲得する大きな力になり始めている。北京市通州雲景南大街にある陽澄湖上海蟹の主人は、億邦動力の取材に応えた。「高徳地図は、地球をこじ開けるテコのようなものです。小さな出費で集客ができます。高徳地図に店舗情報を出すようにしてから、旬の季節には毎日数十件の電話での問い合わせが入るようになりました。そのうち、9割ぐらいのお客さんが来店してくれます」。 この店は高級食材である上海蟹の専門店であるため、客単価は1000元近くにもなる。それが高徳地図から毎日1

                                                        地図アプリが集客ツールになる。決め手は、地図アプリ内でのクーポン販売 - 中華IT最新事情
                                                      • 朝定食がわずか60円。中華ファストフード「南城香」は、60円定食でどうやって利益をあげているのか。 - 中華IT最新事情

                                                        地域密着系中華ファストフード「南城香」が3元の朝定食を始めて、大きな話題となっている。誰もが不思議に思うのが、3元でどうやって利益を出しているのかということだ。南城香では、朝食により流量を獲得し、他の部分で利益を出すことを考えていると職業餐飲網が報じた。 おかわり自由で60円の朝定食登場 北京市に3元(約60円)の朝定食が登場して話題になっている。この定食を提供しているのは、1998年創業で北京市に150店舗を展開する中華ファストフード「南城香」(ナンチャンシャン、http://nan.499n.com/)。3元を払うことで、八宝粥、ピータン粥、牛乳のみなど7種類の朝食メニューを選ぶことができる。注文はセルフ方式で、好きなものを取り、レジで精算する。いわゆる学食や社員食堂方式だ。しかも、おかわり無料だ。 現在、8店舗でテスト中だが、朝食メニューを提供する店舗が増えていて、最終的に全店舗で提

                                                          朝定食がわずか60円。中華ファストフード「南城香」は、60円定食でどうやって利益をあげているのか。 - 中華IT最新事情
                                                        • 新エネルギー車の新車販売割合が50%を超える。課題になるバッテリーのリサイクル問題 - 中華IT最新事情

                                                          2024年4月、新車販売に占める新エネルギー車(NEV)の販売台数割合が50%を超えるという局面を迎えた。自動車の主流が燃料車からNEVに移ったということだ。しかし、それは大量のバッテリーを保有するということであり、今後、リサイクル能力が大きな課題になると知識TNTが報じた。 新車販売に占めるNEV販売台数が50%超え 乗用車市場情報聯席会(乗聯会、CPCA)が発表した4月1日から14日までの自動車市場データによると、乗用車全体に占める新エネルギー車(NEV)の販売台数の割合が50.39%となり、50%を超えた。 この50%突破は、乗用車の主流がNEVになったということで大きな意味を持つ。中国政府は2014年からNEV促進政策をスタートさせたが、目標は「2025年に新車販売のNEV率が20%超」というものだった。しかし、2020年以降の急速なNEVの普及により、中間目標よりも1年早く、なお

                                                            新エネルギー車の新車販売割合が50%を超える。課題になるバッテリーのリサイクル問題 - 中華IT最新事情
                                                          • 店舗数は日系コンビニの6倍、売上は3倍。地方展開しながら最先端サービスを提供する国内系コンビニ「美宜佳」 - 中華IT最新事情

                                                            コンビニ店舗数2位の美宜佳は2.6万店を中国に展開し、地方都市にまで浸透している。しかし、やみくもに店舗を広げているわけではなく、デリバリーなどの先進的なサービスに素早く対応をすることで顧客を惹きつけていると瀚海観察が報じた。 日経コンビニとは規模感が桁違いの中国系コンビニ 日本人が中国に行くと、街中にローソンやファミリーマート、セブンイレブンといった日系コンビニをよく見かける。なじみのある看板を見かけて、安心をして買い物をしている人も多いはずだ。 しかし、日系コンビニは中国ではマイナーな存在だ。店舗数ベースでのトップコンビニは、「易捷」(イージエ)で2.8万店舗。中国石化が運営をし、ガソリンスタンドを中心に出店をしている。易捷はガソリンスタンドの売店としての役割が大きい。その次は美宜佳(メイイージャー)で2.6万店舗。これは日系コンビニトップのローソン(4466店)の6倍近くなる。 店舗

                                                              店舗数は日系コンビニの6倍、売上は3倍。地方展開しながら最先端サービスを提供する国内系コンビニ「美宜佳」 - 中華IT最新事情
                                                            • 低俗と言われてもやめなかった椰樹集団のライブコマース。今では大人気に - 中華IT最新事情

                                                              ココナッツジュースの老舗「椰樹集団」がライブコマースを行ったところ、多くの人から女性の性を商品化している、低俗だという批判を受けることになった。しかし、椰樹集団はそのテイストを変えず、続けたところ、今では多くの人に受け入れられるようになったと首席商業知慧が報じた。 レトロなパッケージのココナッツジュース「椰樹椰汁」 中国で有名な飲料「椰樹椰汁」(イエシュー)。中身はさっぱり味のココナッツジュースで、子どもから大人まで飲まれている。1998年創業で、もはや定着をしているジュースのひとつだ。椰樹では昔から広告に女性を起用してきた。身体の線が見えるぴったりとしたアオザイを着た女性が体をくねらせて椰樹の缶を持っているというもので、なんとも言えないレトロ感がある。 サイトのデザインもレトロ感がある。製品のパッケージにもレトロ感がある。 ▲椰樹集団の元々の広告は、南国をイメージする女性が謎のポーズを取

                                                                低俗と言われてもやめなかった椰樹集団のライブコマース。今では大人気に - 中華IT最新事情
                                                              • 中国人がインドを侮っていない3つの理由。ジェネリック医薬品、映画、IT産業 - 中華IT最新事情

                                                                インドの人口が中国を抜き世界一となった。今後、経済的にも成長することが予測され、中国にとっても大きなライバルとなることは確実だ。中国人は、インドの3つの強みを警戒している。それは、ジェネリック医薬品、映画、IT産業だと林軽吟が報じた。 インドが人口で中国を抜く 2023年4月、インドの人口が中国を上回り、インドは世界で最も人口の多い国となった。すでに人口ボーナス期に入り、経済も成長していくことが明らかで、中国でもインド経済に注目をする人が多くなっている。中国はすでに安定成長に入っているため、経済で中国がインドに抜かされることもあるのではないかと見られるようになっているからだ。 PwCが2050年の経済規模を予測したレポート「The World in 2050」(https://www.pwc.com/gx/en/research-insights/economy/the-world-in-

                                                                  中国人がインドを侮っていない3つの理由。ジェネリック医薬品、映画、IT産業 - 中華IT最新事情
                                                                • EVの普及シナリオはどのようになるのか。中国のEVシフトを振り返る - 中華IT最新事情

                                                                  「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 228が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、中国のEVシフトの過程を振り返ります。 こういう仕事をしているため、中国のメディアは毎日読みます。一方、日本人ですから日本のニュースも毎日読んでいます。すると、中国の報道と日本の報道がまったく違いすぎて、まるでパラレルワールドの間に落ち込んだような気分になることがあります。 日本のメディアでは「世界的なEVの失速」が毎日のように報道されています。しかし、中国ではどこ吹く風で、4月上旬には新車販売に占める新エネルギー車(NEV)販売台数が50%を初めて超え、重要なティッピングポイントを超えたと報道されています。中国は2035年までに新車販売に占める

                                                                    EVの普及シナリオはどのようになるのか。中国のEVシフトを振り返る - 中華IT最新事情
                                                                  • 乱立が進む東南アジアのスマホ決済。決済統合サービスが今後の動向の鍵となる - 中華IT最新事情

                                                                    コロナ禍が落ち着きを見せて以降、東南アジアの経済成長が加速をしている。その大きな原動力になっているのが、3つのデジタルだ。「EC」「SNS」「スマホ決済」だ。多くの企業がこの3つの分野に進出をし、過当競争になりつつある。特にスマホ決済は、乱立の様相を呈し始めていると霞光社が報じた。 銀行口座が普及していない東南アジア 東南アジア各国では、すでにスマホ決済が乱立をしている状態になっている。スマホ決済が乱立する理由は、東南アジアでは銀行口座の保有率がいまだに低いということにある。都市部の一定以上の収入がある人しか銀行口座を持っていない。世界銀行のデータによると、タイ、マレーシアでは成人の90%前後が銀行口座を持つようになっているが、その他の国では50%に届いていない。 ▲東アジア各国の銀行口座保有率。インドネシアとタイでは普及をしているものの、その他の国では50%に届いていない。それゆえ、スマ

                                                                      乱立が進む東南アジアのスマホ決済。決済統合サービスが今後の動向の鍵となる - 中華IT最新事情
                                                                    • Soraを超えたビデオ生成AI「Kling」(クリング)。その6つの優れた特長 - 中華IT最新事情

                                                                      「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 237が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、OpenAIのSoraを超えたのではないかと言われるビデオ生成AI「クリング」についてご紹介します。 すごいものが登場してきました。ビデオ系生成AIの「可霊」(カーリン、Kling)です。読み方は一定していませんが、英語圏では「クリン」「クリング」などと呼ばれることが多いようです。 このクリングは、OpenAI社が発表して大きな話題となった「Sora」(ソラ)に対抗するもので、テキストプロンプトを入力するとビデオを生成してくれるというものです。 何で大きな話題になっているかと言うと、Soraよりも生成される映像の出来栄えがいいからなのです。例えば

                                                                        Soraを超えたビデオ生成AI「Kling」(クリング)。その6つの優れた特長 - 中華IT最新事情
                                                                      • なぜEVのバッテリーは長寿命なのか。EVバッテリーが自転車やスマホと異なる3つのポイント - 中華IT最新事情

                                                                        近年のEVメーカーはバッテリーに8年または15万kmの保証をつけている。それまでに劣化をした場合は無償で交換がしてもらえる。なぜ、EVのバッテリーは長寿命なのか、それには3つの理由があると烏鴉君的急救職場が報じた。 なぜEVのバッテリーは長寿命なのか 現在販売されている電気自動車(BEV)のバッテリーは寿命が大きく伸びている。多くの新エネルギー車(NEV)メーカーが、バッテリーには8年または15万kmまでの保証をつけている。蔚来(NIO)やBYDでは終身保証までつけているケースがある。自動車は、10万km走行すると、さまざまな消耗品部品の交換時期に入るため、バッテリーはNEVの中で最も長持ちする消耗品だと言ってもいいかもしれない。 しかし、このメーカー側のバッテリー寿命に関する話を頑なに信じない人たちがいる。なぜなら、身近なところで、バッテリー寿命を感じることが多くなっているからだ。例えば

                                                                          なぜEVのバッテリーは長寿命なのか。EVバッテリーが自転車やスマホと異なる3つのポイント - 中華IT最新事情
                                                                        • 劣悪品を排除し、低価格を実現する仕組み。Temuの革新的なビジネスモデルとは - 中華IT最新事情

                                                                          「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 211が発行になります。 登録はこちらから。 https://www.mag2.com/m/0001690218.html 今回は、越境EC「Temu」についてご紹介します。 日本でもサービスが開始されているTemu(ティームー)。ご存知のようにソーシャルEC「拼多多」(ピンドードー)の越境ECです。2022年9月に米国でサービスが提供されて以来、47カ国でサービスが開始され、2023年5月にはわずか10ヶ月で1億人のユーザーを獲得しました。これに刺激されてアリババのAliExpressも米国でのサービスに正式に対応をし、TikTokもショッピング機能を米国でスタートさせました。以前から格安アパレルで人気となっていたSHEIN(シーイン)と合わせて、米国では4つもの中国系越境

                                                                            劣悪品を排除し、低価格を実現する仕組み。Temuの革新的なビジネスモデルとは - 中華IT最新事情
                                                                          • 地図なしで自動運転を目指す中国メーカー。LiDARなしで自動運転を目指すテスラ - 中華IT最新事情

                                                                            L2+自動運転が広がり始めている。テスラ、ファーウェイなどはすでに自動運転システムの市販を始め、個人が自動運転を楽しむ時代が始まっている。その中で、中国メーカーは高精細地図を採用しない自動運転を開発している。高精細地図のコストがあまりに高すぎるからだと青山隠士が報じた。 400km以上をハンドルに触ることなく帰郷 この春節期間、華為(ファーウェイ)の余承東常務のSNSの発言が話題になっている。ファーウェイが自動運転ソフトウェア「ADS2.0」を提供している、賽力斯(セレス)の問界M9で、余常務は深圳市から故郷の安徽省に帰郷をした。1314kmの行程の400kmを過ぎたところで、SNSにある投稿をした。それは、すべての行程を自動運転に任せることができ非常に快適だというものだ。ただし、3分間、ハンドルから手を離すと警告音が鳴り、それでもハンドルに手を戻さないと自動運転が解除される仕様になってい

                                                                              地図なしで自動運転を目指す中国メーカー。LiDARなしで自動運転を目指すテスラ - 中華IT最新事情
                                                                            • 砂漠の緑化技術のブレイクスルー。砂と土の違いは結合関係という発見が鍵に - 中華IT最新事情

                                                                              重慶交通大学の易志堅教授の研究チームが、砂漠緑化に貢献する大きな発見をした。砂と土の違いは粒子の大きさだけでなく、結合関係の違いが重要だというものだ。これにより、セルロース接着剤を砂漠に混合するだけで緑化ができる可能性が生まれていると新華社が報じた。 簡単ではない砂漠の緑地化技術 新疆ウイグル自治区の和田県郊外に、重慶交通大学の「砂漠土壌化」基地がある。ここでは砂漠を緑化する研究が行われているが、砂漠の緑化は世界でも難しい挑戦のひとつだ。 最大の問題は、粒子の粗い砂のままだと、いくら水を注ぎ込んでも、土壌の下に流れてしまい、植物を育てるのにじゅうぶんな水分を保持してくれない。一方、豊かな土壌は粒子の細かい土であり、さらに粒子同士が結合をするため、水分を保持し、さらには植物の生長に必要な養分まで保持してくれる。 砂を土に変える。これが砂漠の緑化、土壌化にとって通ることが避けられない技術になる

                                                                                砂漠の緑化技術のブレイクスルー。砂と土の違いは結合関係という発見が鍵に - 中華IT最新事情
                                                                              • 流行するマイクロドラマ。大手参入、メディアミックスで、早くも2.0時代に突入 - 中華IT最新事情

                                                                                2023年にブームとなったマイクロドラマの産業化が急速に進んでいる。それまでは「低コストでつくって、当たれば大きい」というコンテンツだったが、大手制作会社が参入をしてきて、急速に質があがり、メディアミックス戦略も進められている。マイクロドラマは早くも2.0時代に突入したと南方日報が報じた。 娯楽として定着をしたマイクロドラマ 微短劇(ウェイドワンジュー)=「マイクロドラマ」または「ショートドラマ」が、スマートフォンで気軽に見られるエンターテイメントコンテンツとして定着をし始めている。マイクロドラマは1話1分から数分という短いもので、全体で50話から100話程度あるというのが一般的。多くは「最初の10話は無料」であり、続きを見るのには課金が必要になる。全体のボリュームは映画1本分程度であり、トータルの課金額は映画よりも安くなるため、手軽な娯楽として楽しまれるようになっている。 2023年のマ

                                                                                  流行するマイクロドラマ。大手参入、メディアミックスで、早くも2.0時代に突入 - 中華IT最新事情
                                                                                • 進む中国の太陽光発電。化石燃料は50%以下に。太陽光発電と同時に砂漠を緑化し、羊を放牧する - 中華IT最新事情

                                                                                  中国の化石エネルギーの発電割合が50%を切った。太陽光発電が大きく伸びているからだ。太陽光発電所の多くは砂漠にあり、同時に緑化と羊や牛などの放牧も進められている。発電、羊、漢方薬と複数の収入チャンネルを確保しようとしていると科普啓示録が報じた。 化石エネルギー発電割合が50%を切った中国 国家エネルギー局の2023年1月から11月までの発電設備容量の統計によると、初めて、化石エネルギー発電の割合が50%を切った。大きく伸びたのは太陽光発電で、中国には広大な砂漠地帯があり、太陽光発電所が急速に増えている。 その多くの太陽光発電所では、砂漠に太陽光発電パネルを並べただけでは経営がなりたないため、合わせ技で収益をあげる工夫が進んでいる。その中でも注目されているのが、寧夏回族自治区の新エネルギー総合モデル地区で、トングリ砂漠に太陽光発電パネルが設置されている。ここでは、発電とともに砂漠の緑地化を同

                                                                                    進む中国の太陽光発電。化石燃料は50%以下に。太陽光発電と同時に砂漠を緑化し、羊を放牧する - 中華IT最新事情