男の30代、40代は、まさに働き盛りの男盛り。が、老化は確実にしのびよってきている。一般に本格的な老化が始まるのは40歳頃からと言われているが、それでも年のわりに見た目が若々しい人、逆に老けて見える人と差がつくのはなぜだろう? どうせならいつまで若く見られたい! というわけで、京都府立医科大学学長・吉川敏一氏にこの疑問をぶつけてみた。 「まず、からだの中が老化すると、見た目を左右する皮膚も同じく老化します。加齢により全身の『抗酸化作用』が低下してくると、からだの中の抗酸化能力が低下してくるため、紫外線、タバコの煙、ストレスなどにより、体内のさまざまな場所で『活性酸素』が発生し細胞を傷つけてしまうのです。そのため、いろいろな臓器の活動も弱まり、皮膚の老化はもちろんのこと、がん、動脈硬化、糖尿病などの病気も引き起こしてしまいます。また、『活性酸素』による防御能力がなくなってくるときに紫外線にあ