マンション、特に首都圏のマンション価格上昇が止まりません。不動産経済研究所によると図表1にあるように、2008年のリーマンショック後、首都圏のマンション価格は下落して、その後しばらくは横ばいが続きました。それが、12年の4540万円を底に上昇に転じ、3年間で1000万円近く上がって、15年には5518万円に達しました。大都市圏では地価も上昇が続いており、建築費は高止まりしています。マンション価格が下がる要因はありません。当面は上がり続けることになりそうです。 発売戸数は減少傾向を強める こんなに高くなっては、ごく一部の富裕層を除いて購入できなくなってしまいます。郊外型のマンションならまだなんとか手が届きそうだったのが、それもジワジワとした上昇でついていけなくなっているといっていいでしょう。 このため、マンション分譲会社も様子見傾向を強め、発売戸数を抑制しているのです。15年の発売戸数は前年
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