6/29にFISCの安全対策基準「第8版追補改訂」が発表されました。今回の主な変更点は「クラウド利用」と「サイバー攻撃対応」です。どのような指針になっているのでしょうか。 2015 年 6 月 29 日に、金融情報システムセンター(FISC)が『金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準・解説書』の改訂版(第 8 版追補改訂)を発表しました。この改訂は、安全対策基準の第 8 版追補が発表された 2013 年 3 月以来、約 2 年ぶりの改訂となります。 FISC の安全対策基準は、金融業界における情報システムの利用に関する指針となっています。金融庁による金融機関の検査の手引書として位置付けられている『金融 検査マニュアル』でも、「検査官は、システムリスク管理態勢に問題点が見られ、さらに深く業務の具体的検証をすることが必要と認められる場合には、『金融 機関等コンピュータシステムの安全対策基