中国全人代で行われた記者会見で、質問に険しい表情でこたえる楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相=12日午前、北京の人民大会 財務省が26日発表した2月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易黒字額は9700億円と、前年同月比0・9%増えた。黒字は2カ月ぶり。このうち、中国からの食料品の輸入額は前年同期から約3割減少した。中国製冷凍ギョーザの中毒事件が影響で中国製食品を敬遠する動きが広がったためとみられる。 中国からの輸入額全体は1兆135億円で前年同月比15・1%減ったが、このうち、食料品は28・0%減の553億円と縮小が際立った。なかでも、冷凍ギョーザなどを含む穀物類は39・4%減となっており、1月末に明らかになったギョーザ中毒事件の影響の大きさをうかがわせた。 一方、貿易統計全体をみると、輸出額は8・7%増の6兆9772億円、輸入額は10・1%増の6兆7