今回は RHEL におけるソフトウェアの管理の話です。 この連載のタイトルは「ヤマノススメ」に倣っているので、企画段階では今回は rpm パッケージを管理するための yum コマンドの使い方を紹介する「 yum ノススメ」となる予定でした。 しかし、今年も大型脆弱性が続々と発見されているのに、相変わらず「アップデートしないで済む根拠」を確認するための問合せが目立っており、どうも「アップデートすることを必要以上に恐れすぎているのではないか」と思えるのです。「リグレッションに遭遇して動かなくなるのが怖い」のか「個々のプログラムや設定がどこでどのように影響しあっているかを知らないから怖い」のかは判りません。前者なら変更履歴とソースコードとの照合を行うとか、後者なら自分が管理しているシステムについて理解しようと努力するとか、塩漬けにする以外に何かできることはあると思います。オープンソースを使ったシ
![第9回「アップデートノススメ」が掲載されました。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1c809eba3c2cd24cf92976a583c2d40a2c205995/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fblog.sakura.ne.jp%2Fimg%2Fogp_logo.png)