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  • 森田電鉄 2010年02月

    教円という若い僧侶の夢に天人が出てきた。そいつが言うことには、 「最近、私の寺にも比丘(びく 男の僧侶のこと。反対語が比丘尼)が住持するようになって嬉しい。しかしまだ比丘尼のほうはいない。だからお前が比丘尼が入寺までその替わりをせよ」 夢から覚めてみると教円は自分が女になっていたのを知った。髪も伸びているし、やけに胸もふくらんでいる。あわてて実家に戻り姉のところに行き、 「お姉ちゃん、大変だよ~」 「何、あなた。お姉ちゃんて人違いじゃないの。うちは弟しかいないわよ」 「その弟なんだよ!」 教円は訳を話し、姉に出家して寺に入ってくれと頼んだ。 「ふ~ん、なるほど。世の中って不思議なこともあるもんね」 「だから、うちのお寺に――」 「嫌よ。なんで私が出家しないといけないのよ。…それに、あなたけっこうかわいいじゃん。このまま女の子やったら?」 「そんな~(涙)」 結局、紆余曲折があって姉が出家し

    qnighy
    qnighy 2012/12/24
    「中世の説話がぶっ飛んでいることについて」
  • 森田電鉄 おすすめ百合漫画2点紹介

    どもども、森田です。 更新間隔があいてしまっていますね。もう少し更新したいのですが……。 さて、今日は百合姫で小説も掲載したので、その流れで百合テイストの好きな漫画を2つほど紹介したいと思います。 まず、ひとつめ。 拓さんの『めくりめくる』です。 このお話は倉敷を舞台にした連作短編集で、普通に男女恋愛っぽいものも描かれますが、ちょっと百合っぽい雰囲気(つまり女子しか出てこない)のものもあるので、まあ、百合作品と言ってもいいかと。 ただ、一番印象深いのが4話の、友達いないメガネ女子校生の話。 この友達いない系の子の「結局またいつもと一緒だ……」とか「でも……いつもあと一歩が 踏み出せない……」といった言葉は、正直なところ、自分の高校生の時にモロに感じていた感情で、かなりチクチク刺さるものがあります……。 あと、これ、作中で友達ほしいって神社でお祈りしてるけど、自分も似たようなことをしていた

    qnighy
    qnighy 2010/12/01
  • 森田電鉄 最近読んだ『アクアリウム』がすごく面白かったので感想を書きます

    こんにちは、森田、森田でございます。 今日は脈絡なく、一冊のを紹介したいと思います。 博氏著『アクアリウム』1巻(芳文社 きららコミックス) http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0-1-%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%8C%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0KR%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%8D%9A-%E3%81%B2%E3%82%8D/dp/4832279475 一言で言うと、高校生の青春を扱った漫画です。まあ、そんなこと言ったら高校生を扱ってる作品群は、ほとんど青春扱ってると言えてしまうやないかと思われるかもしれませんが、このアクアリウムは一味違います。 一言で

    qnighy
    qnighy 2010/10/17
    アクアリウム人気だなー
  • 森田電鉄 中世の説話がぶっ飛んでいることについて

    教円という若い僧侶の夢に天人が出てきた。そいつが言うことには、 「最近、私の寺にも比丘(びく 男の僧侶のこと。反対語が比丘尼)が住持するようになって嬉しい。しかしまだ比丘尼のほうはいない。だからお前が比丘尼が入寺までその替わりをせよ」 夢から覚めてみると教円は自分が女になっていたのを知った。髪も伸びているし、やけに胸もふくらんでいる。あわてて実家に戻り姉のところに行き、 「お姉ちゃん、大変だよ~」 「何、あなた。お姉ちゃんて人違いじゃないの。うちは弟しかいないわよ」 「その弟なんだよ!」 教円は訳を話し、姉に出家して寺に入ってくれと頼んだ。 「ふ~ん、なるほど。世の中って不思議なこともあるもんね」 「だから、うちのお寺に――」 「嫌よ。なんで私が出家しないといけないのよ。…それに、あなたけっこうかわいいじゃん。このまま女の子やったら?」 「そんな~(涙)」 結局、紆余曲折があって姉が出家し

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    qnighy 2010/02/20
    ほえー
  • 森田電鉄 言葉辞典 むくりなう

    むくりなう むくりなう とは滋賀県北部を中心に伝承されている妖怪の名前である。電子妖怪とも呼ばれる。 「むくりなう」がよく現れるのはツイッター上である。むくりなう という意味不明の書き込みを行っている人がツイッター上に多数いるが、これは「むくりなう」がとり憑いて、無意識のうちに書き込みをさせてしまっているのである。この妖怪の奇妙なところは、完全に寝ている人間にはとり憑くことができず、起きたばかりの寝ぼけた人間に憑くことである。そのため、寝ぼけてぼそぼそとしゃべっている人間を、滋賀県北部では「むくりなうがつぶやいている」と表現していた。なお、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』では、と犬と鼠を足したような生き物がついたての後ろで、「むくり、むくりなう」とつぶやいている絵として描かれている。絵に投げやりな感じのするのは私だけであろうか。

  • 森田電鉄 バレンタインデーとか大嫌いだっ!

    もうすぐバレンタインデーですね。ちょっとイラっときたので、小説家らしく、短編小説で批判することにしました。仕事たまってるのに、衝動的に一時間30分くらいで書いてしまいました。何、やってるんだ、自分……。 ちょこきる 「このチョコの片方には毒が入ってるの(にこっ)」 にこっ、とそれはそれは幼い子供みたいな裏のない、いい笑顔で血香(ちか)ちゃんは言った。うん、君の笑顔は素敵だし、つやつやの髪だって素敵だし、君の身体も素敵だし、あと君が吸血鬼だってありきたりの設定もなんとか受け入れてあげられるくらいの度量の広さを僕は持ってる。 でもさ、その、やたらと一緒に死にたがるっていうのはどうなのさと思う。 だって、まあ、その、なんだ、心中しましょうっていうのならわかる。いや、わかりたくはないけど、太宰治みたいでそこにはロマンがある――――のかなあ? 厳寒の青森の景色を想像して、死と重なった雪景色がイメージ

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    qnighy 2010/02/08
  • 森田電鉄 短編小説をアップしました。

    短編小説をこの下の記事にアップいたしました。「ウタカイ」という小説です。 もしかすると、お聞きになった方もいらっしゃるかもしれませんが、これは08年の冬コミで出したMFの作家さんの合同同人誌『みみっく!』に収めていたものです。 http://hirasakayomi.nobody.jp/doujin.htm ↑ これが『みみっく!』 ただ、発表場所が同人誌ということもありますし、そろそろもう少し公開範囲を広げたほうがいいかと思い、(あと、ちょっと前作から次のまでスパンが長いから、中継ぎ的な意味でも)ウェブで公開することにいたしました。文は99%は初出の『みみっく!』と同じです。 小説の前のサムネイルはねこいたさんが描いていただいた短編の表紙イラストですが、今回許可を得て掲載させていただきました。リンクにもねこいたさんのページがあります。とてもかっこよくて艶のある絵を描かれる方です。絵が

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    qnighy 2010/01/27
  • 森田電鉄

    ここからコミュニティバスで円空上人の生まれたという場所に来ました。今は中観音堂という建物が建っていて、仏像を拝観できます。

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    qnighy 2009/12/31
    MF文庫Jでラノベ書いてる森田季節さんのブログ
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