情報セキュリティー対策を推進するはずの独立行政法人の男性職員のPCがウイルスに感染し、ファイル交換ソフト経由でデータ流出を引き起こした問題で、この職員に対して「停職3か月」という処分が発表された。処分理由には「当機構の信用を傷つけ、名誉を汚した」などとあるが、この男性のPCからは、果たして、どんな「名誉を汚す」ものが流出したのだろうか。 「ATOK」や、児童ポルノ画像もダウンロード 独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA)は2009年1月19日、私物PCからデータを流出させた職員に対して、同日付で停職3か月の処分を行った、と発表した。IPAでは、処分の理由を「当機構の信用を傷つけ、名誉を汚したこと等」とした上で、 「当機構は、セキュリティ対策を推進しており、ファイル交換ソフトの利用の危険性についてもかねてから注意喚起を行ってきたところであり、今般このような事態が発生したことは誠に遺憾です