タジキスタンの首都デュシャンベ(Dushanbe)で会談するロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領(左)と中国の胡錦涛(Hu Jintao)国家主席(右、2008年8月27日撮影)。(c)AFP/NATALIA KOLESNIKOVA 【8月27日 AFP】(写真追加)グルジアからの分離独立を求めるアブハジア(Abkhazia)自治共和国と南オセチア(South Ossetia)自治州の独立をロシアが承認したことに対して、中国政府は27日、コメントを発表しなかった。 グルジア情勢の質問に対して、中国外務省報道官は、発表内容があるときに連絡すると述べた。 26日の会見では、外務省の秦剛(Qin Gang)報道官が、両地域の独立承認を大統領に求める請願をロシア議会が可決したことについて質問され、「最新情勢については知っている。関係者には、対話を通じて正しい結
ロシア軍の撤退合意が成立したので、18日時点での見方をまとめておく。 河東哲夫 1.帝国崩壊は100年にわたって問題を残す 平和な日本にいると、どうしてこういう戦争が起きるのかわからないが、世界は赤裸々な欲、憎しみ、嫉み、嘘で動いている。多数の民族、人種が共存し、問題が押さえ込まれている帝国が崩壊すると、紛争がいつまでも続きがちだ。 端的な例はトルコで、オスマン帝国が崩壊してかれこれ100年もたつのに、ここが抑えていたバルカン、中近東は今でも紛争が相次ぐ。 ソ連も同じことだ。ソ連の中にグルジア民族がおり、グルジアの中にオセット、アプハスという少数民族がいて、それぞれ独立したがったということだ。まるで、民族問題のマトリョーシカ(大きな人形の中に小さな人形がはいっており、またその中に小さな人形が入っているという、ロシアの土産物)のように。 今回の場合も人間の欲望が大きな役割を果たしている。グル
OpinionLeadersLetters to the editorBy InvitationCurrent topicsUS elections 2024War in UkraineIsrael and HamasThe World Ahead 2024Climate changeCoronavirusThe world economyThe Economist explainsArtificial intelligenceCurrent topicsUS elections 2024War in UkraineIsrael and HamasThe World Ahead 2024Climate changeCoronavirusThe world economyThe Economist explainsArtificial intelligenceWorldThe world t
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2008年08月18日 (月)時論公論 「ロシアグルジア危機」 石川一洋解説委員 こんばんは。ロシアが南オセチア自治州をめぐる問題でグルジアに軍事介入しアメリカとの対立が深まっています。ロシアは18日グルジア領内から撤退を始めるとしていますが情勢は不透明です。 カスピ海と黒海・地中海をつなぐコーカサス地方にグルジアはあります。 北のロシアとの国境地帯にあるのが南オセチア自治州です。 この小さな地域をめぐる争いが米ロ関係をも揺れ動かそうとしています。 今回の事態の経緯です。南オセチアは連邦崩壊後グルジアからの分離を求め、事実上ロシアの保護下にありました。 オリンピックが始まろうとしていた8月7日グルジアが「国家の統一と憲法的秩序の回復をする」として南オセチアへの侵攻を始めました。 一時はグルジア側の思惑が成功するかとも見えま
↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部は曇り時々晴れ、気温は日中半袖でもよいくらいの過ごしやすい一日でした。 時間がないのですが、グルジア紛争の根本的な話を一つ。 あたりまえですが、今回の紛争は地政学的に見れば、その基本中の基本である ★ランドパワー vs シーパワー という構造になってます。当たり前ですな(笑 これを批判覚悟で「オッカムの剃刀」的に大胆に分類すると、 ●ランドパワー勢力: ロシア、アブハジア、南オセチア、「古いヨーロッパ」、(ガスプロム)、 ●シーパワー勢力: グルジア、米、英、「新しいヨーロッパ」、イスラエル(BP) という構成になりますね。ランドパワー側にドイツが引き込まれそうになっているのもミソ(パンイーデンの復活?!)。 これを仲介するのがリムランドにあるフランスというのも奇妙な縁というか。 この二つの勢力の対立点として重要な
OpinionLeadersLetters to the editorBy InvitationCurrent topicsUS elections 2024War in UkraineIsrael and HamasThe World Ahead 2024Climate changeCoronavirusThe world economyThe Economist explainsArtificial intelligenceCurrent topicsUS elections 2024War in UkraineIsrael and HamasThe World Ahead 2024Climate changeCoronavirusThe world economyThe Economist explainsArtificial intelligenceWorldThe world t
8月16日未明、北方領土・貝殻島周辺海域で北海道根室市のカニかご漁船「第31吉進丸(きっしんまる)」(4.9トン、4人組み)がロシアの国境警備艇に銃撃され、乗員1名が死亡した。北方四島周辺海域でロシア側の銃撃により日本人が死亡したのは1956年10月19日に日ソ共同宣言が署名され、同年12月12日に日ソ間の戦争状態が終結し、外交関係が回復してから初めてのできごとだ。 歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島の北方四島がわが国固有の領土であるというのは、日本の原理原則、すなわち国家神話、国民の物語である。国家神話は人知を超えた領域の話であるので、状況はよくわからないが、北方領土は絶対に日本のものなのである。 現在のロシアでは、北方四島を巡る神話は確立していない。それだから北方領土を日本に奪還できる可能性があるのだ。ちなみに1970年代後半、ブレジネフ書記長の権力が絶頂期にあった頃は、ソ連にも北方
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く