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産油国ロシアで金づまり? 2008年11月3日 河東哲夫 世界中から搾りたてたオイルマネーがあふれているはずのロシアで、深刻な問題が起きている。 一言で言えば、こういうことだ。 つまり、これまでロシアはオイルマネーの大半を税金で取り立て(一部は予算に使い、残りは積み立てて外貨準備とする)、国内の企業活動はM&Aであれ、建設投資であれ、消費者ローンであれ、欧州の資本市場から短期資本を安く借りて賄っていたのだ。 ロシア人の貯蓄率が低く銀行に資金が集まらないことも、欧州の資本市場への依存性を高めた。 欧州で借りた金は返さなければならないが、期限が来ると同額をまた借りては、それで前の借金を返済する方式でうまくやっていたのだ。ところがサブプライム問題で猜疑心を募らせた欧州の銀行達は、ロシアにも殆ど貸さなくなった。 8月のグルジア戦争も外国投資家のマインドをすっかり冷やし、ロシアの株式市場から短期の外
ロシア経済は2003年以降、石油・天然ガス価格の高騰を背景に好況を謳歌してきた。しかし、その一方で、非政府部門の対外的な資金繰りや、インフレ圧力の高まりなどの問題が顕在化している。 ■石油・天然ガス価格の高騰を背景に高成長が持続 ロシア経済は2003年以降、石油・天然ガス価格の高騰を背景に、好況を持続してきた。2007年の実質GDP成長率は7.8%に達し、連邦政府の財政収支は名目GDP比5.5%と大幅な黒字を記録した。対外バランスは、経常収支黒字が同5.8%を計上するなどきわめて安定しており、外貨準備は中国と日本に次ぐ世界第3位の4,810億ドル(2月8日時点)に達した。また、政府は去る2月1日に、石油の採掘税と輸出税を原資とする石油安定化基金(Oil Stabilization Fund)に国民福祉基金(National Welfare Funds)の機能を加えるとともに、対外証券投資
前回の号では、チャイナマネーの行方を追って香港、深セン、広州、マカオ、上海を巡った話を書いたが、今度はロシア。今朝(11月25日)のモスクワは零下6度で1週間前からの雪が市内を白く覆っている。 昼間でも薄暗い空が気分を滅入らせるが、ロシアマネーの勢いを耳にしている先入観のせいか、街には活気が感じられる。 今年はスターバックスがロシアで本格展開することが新聞をにぎわしたが、どっこい、ロシアには似たコーヒーショップがあり、値段はその店の方が高い。ケーキ類が1個650~700円する。 1年前にモスクワに来た際にも経済や産業の発展がすさまじいと感じたが、日本と変わらないケーキの価格を目の当たりにして、その勢いは衰えていないことを認識した。 純利益は80%、60%成長の見込みだが、低いPER 今回のモスクワ訪問の目的は、ロシア上場企業の取材で、その中にロシアトップの銀行であるスベルバンク(ロシア貯蓄
ドイツのロシア向け輸出が近年大幅な伸びを示している。 EUとロシアの関係はここ数年、ロシアによる安定的なエネルギー供給、ロシアによるポーランドやバルト諸国に対する圧力問題、米国による東欧へのミサイル防衛(MD)システム配備問題、ロシアの人権問題などでぎくしゃくした関係が続いている。エネルギー安定供給と貿易拡大などを盛り込んだEUとロシアの間の新しい協力協定の年内締結をめざして今年5月に開催されたEU・ロシア首脳会議でも交渉開始に向けた糸口はつかめなかった。首脳会議ではEUの議長国であるドイツのメルケル首相とプーチンロシア大統領との間で激しい応酬も行われたとされるが、二国間、特にドイツのロシア向け輸出を見る限り、輸出の増大は極めて顕著で、いわば“政冷経熱”の観を呈している。 確かに先の首脳会議では、両国の首脳の間で激しいやりとりが行われたが、ロシアでは、メルケル首相の発言はあくまでEUの代表
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