厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は2006年12月、「将来推計人口」を公表した。それによると、現在約1億2800万人ある日本の人口は、50年後の2055年には3割減って9000万人を切る。100年後の2105年には最良のケースで約6300万人まで、最悪のケースでは約3400万人まで激減するという参考推計値も示した。推計作業の責任者である人口動向研究部長の金子隆一氏に、その数字が意味するところを聞いた。(聞き手は、日経ビジネスオンライン副編集長=水野 博泰) NBO 今回の推計はかなり厳しい内容になっています。その結果については盛んに報じられていますが、実際に推計を担当された方の実感を伺いたい。 金子 推計が描く社会というのは大変厳しいものであることを、各報道は正しくとらえていると思います。ただ、まずは将来推計というものはどういう性質のものなのか、一番根本のところからお話をさせてくだ
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