経営工学者・川瀬武志氏の数少ない、しかし圧倒的な内容の著書。 「マネージャと一般社員を分けて、前者が後者を管理する体制」を徹底的に攻撃している。 この本で明かされている経営の秘密の一つを書いておくと... 工員に業績に連動したボーナスを払うことは、会社の金の使い方としては効率が悪くもったいないことだ。 いちばんいいのは ラインの仕事を減らして、例えば4時で仕事が終わるようにする。4−6時は業務改善に使わせる。 改善によって、4時で終わる仕事が3時半−3時 ... とだんだん早く終わるようになってくる。ここで、仕事を増やして余裕を取り上げてはならない。 午前中で仕事が終わるようになったら、ラインの工員に臨時ボーナスを払う。そして、また4時までかかるように仕事を増やす。 1に戻る。 この金持ちサイクルに工場を乗せることだ。 このサイクルでは、永続的な改善効果に対して、報償を1回だけ払っている。
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