「エウレカセブンは何故、観るものを悩ませるのか?」 序文 エウレカセブンを一年間目に通した人たちは最終回が終わって、たいてい思うわけです。 「え? これで終わりなの?」 ゲッコーステーツのメンツはどーなったのよ? セカンド・サマー・オブ・ラブって結局、何のことだったんだ? 結局、デューイは何やりたかったの? とか。 考えれば考えるほど悩むことになります。 だから、「まあ、一年間かかって終わったわけでなんだか一段落してほっとしたけど、色々と首を傾げるよなあ」というのがだいたいの感想だと思います。 ロボットアニメとしての、文法 ロボットアニメ(つーか、一般的なアニメーション作品)の舞台は、当然ですが、我々のいる世界とはまったく違う世界なわけです。どれだけ我々のいる世界と地続きだろうが、まったくの別世界です。 その「別世界」がファンタジーだろーがSFだろーがんなこたどーでもいいですが、「別の世界